2019年10月15日火曜日

環境に忍び寄る《探索する獣》の影

黒アグロ→オーコ→ゴロスときたスタンダード環境。

現在、環境を賑わせているのが《探索する獣》である。


6つのメリット能力を持つ神話クリーチャー。

速攻・パワー2以下のクリーチャーにブロックされない・PWにダメージを与える点が環境にあっている。

環境最強デッキと言われるバントゴロスがゾンビトークンを沸かすころには、このカードが殴り倒しているという寸法だ。

バントゴロスが3マナ域のPWとして《時を解すテフェリー》を採用しているのも追い風である。

このカードであれば、対戦相手のライフを削りつつ、テフェリーを処理できるからだ。

ガチョウ・狼・獣・亭主と、エルドレインの緑のクリーチャーは本当に優秀である。









MPLサファイアリーグ優勝はゴルガリアドベンチャーのPiotr'kanister'Głogowskiプロ!

佐藤レイプロを含むMPLサファイアリーグプレイオフは、タケコプターの人でお馴染み、ゴルガリアドベンチャーをかるPiotr'kanister'Głogowskiプロが制しました。

MPLリーグを制したミッドレンジ風味のゴルガリアドベンチャー。

《探索する獣》と《悪ふざけの名人、ランクル》の速攻コンビが対戦相手のライフとリソースを迅速に削ってくれる。




【ゴルガリアドベンチャー】

クリーチャー:26枚
4《エッジウォールの亭主》
4《穢れ沼の騎士》
2《真夜中の騎士団》
4《恋煩いの野獣》
4《残忍な騎士》
4《探索する獣》
3《悪ふざけの名人、ランクル》
1《虐殺少女》

呪文:11枚
2《採取+最終》
2《軍団の最期》
4《むかしむかし》
3《暗殺者の戦利品》

土地:23枚
4《草むした墓》
4《疾病の神殿》
5《森》
8《沼》
2《寓話の小道》

サイドボード
3《強迫》
2《見栄え損ない》
2《夏の帳》
4《害悪な掌握》
2《夢を引き裂く者、アショク》
1《はぐれ影魔道士、ダブリエル》
1《虐殺少女》

速攻クリーチャー戦略といえば、赤の長所。

ラヴニカの献身環境におけるグルールミッドレンジの隆盛は記憶に新しい。

GP京都2019優勝はグルールミッドレンジ!

参加者2054名の参加者を集めたGP京都2019、優勝はグルールアグロを駆るBae Daekyeung選手


《探索する獣》に続く5マナの赤の速攻クリーチャーといえば――環境には2種類の選択肢がある。

《主無き者、サルカン》と《スカルガンのヘルカイト》だ。




そのどちらをとるかで、デッキ戦略は大いに変わる。


【グルールミッドレンジ】

クリーチャー:28枚
4《生皮収集家》
4《楽園のドルイド》
3《僻境生まれの保護者》
3《義賊》
2《砕骨の巨人》
4《グルールの呪文砕き》
4《探索する獣》
4《スカルガンのヘルカイト》

呪文:9枚
3《ショック》
2《ドムリの待ち伏せ》
2《ボーラスの壊乱者、ドムリ》
2《エンバレスの宝剣》

土地:23枚
10《森》
9《山》
4《踏み鳴らされる地》

サイドボード
4《夏の帳》
1《ショック》
1《ドムリの待ち伏せ》
2《打ち壊すブロントドン》
3《変容するケラトプス》
1《世界を目覚めさせる者、ニッサ》

マーティン・ジュザのグルールアグロ。

《探索する獣》→《 スカルガンのヘルカイト》の動きは人が死ぬ。

バントゴロスはデッキの構造上、2/2ブロッカーの群れとテフェリーで自分の身を守りながら盤面を制圧するデッキだ。

ピン除去は積んでおらず、大振りなラスゴに頼っている。

そのため、速攻持ちクリーチャーと飛行クリーチャーに弱くなる――つまり、グルールミッドレンジの戦略が苦手なのだ。

【ティムールフレンズ】

クリーチャー:16枚
4《金のガチョウ》
4《樹上の草食獣》
4《探索する獣》
4《意地悪な狼》

呪文:19枚
4《むかしむかし》
4《王家の跡継ぎ》
4《王冠泥棒、オーコ》
2《ボーラスの壊乱者、ドムリ》
3《主無き者、サルカン》
2《世界を揺るがす者、ニッサ》

土地:25枚
4《蒸気孔》
4《踏み鳴らされた地》
4《繁殖池》
2《天啓の神殿》
2《寓話の小道》
5《森》
2《島》
2《山》

サイドボード
3《夏の帳》
4《軽蔑的な一撃》
4《溶岩コイル》
3《炎の一掃》
1《変容するケラトプス》

《王家の跡継ぎ》+《探索する獣》はコンボ。




警戒・速攻・接死・先制攻撃・トランプル・ダメージ軽減不可・パワー2以下にブロック不可・PWに戦闘ダメージな6/4。

オリカかな?

《主無き者、サルカン》は疑似速攻飛行でバントゴロスに強く、食物ラインまで搭載しているためアグロに強い。

PWを連打すると、気持ちよさがあるのはまちがいないところだ。

《樹上の草食獣》と《むかしむかし》の意味合いに疑問点があるがどうなんだろう。

《楽園のドルイド》と《成長のらせん》にした方がいいんじゃないんだろうか。

というわけで、各種《探索する獣》デッキの紹介である。

赤絡みの速攻戦略は、再度注目されているため、検討してもいいだろう。

そんな強い《探索する獣》であるが、弱点はわかりやすい。

ピン除去――特に、一方的に打ち取れる《意地悪な狼》だ。

今週末はアリーナMC。

週明けには禁止改定が待ち受けている。

台風という甚大被災なこの現状で、MTGを楽しめる現状に感謝を。

2 件のコメント: