スタン環境はバントスケープシフトという怪物デッキに支配されつつありますが、そんなことは気にせず紹介していきませう。
Going live with a GP Denver victory stream (I even updated Scapeshift with a few changes!) https://t.co/yfZsbL82HM pic.twitter.com/CI0q2Y7E9K— Luis Scott-Vargas (@lsv) 2019年7月22日
画像は #RedBullUntapped 出場選手とブラケット情報です— MTGアリーナ日本公式 (@MTGArenaJP) 2019年8月4日
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今回紹介するデッキは、イクサランブロックで突如フューチャーされ、何時の間にやら緑の大型クリーチャーの顔を占めるようになった恐竜デッキ――ジャンドダイナソーです。
あのMPLプレイヤーであるメングッチプロも愛用しており、CFBに記事があがっています!(なお、現在はバントスケシを使っている模様)
There`s a new Season to climb!— Andrea Mengucci (@Mengu09) 2019年8月1日
Let`s do it with Jund Dinos! 💪💪💪https://t.co/0abDtvNolR pic.twitter.com/K77Wd87VFY
A Guide to Jund Dinosaurs in Standard
I was not a fan of Gruul Dinosaurs. I didn't feel the power of the deck, and it was too slow and clunky. But once I tried Dinosaur lists with Otepec Huntmaster alongside Marauding Raptor, I was in love. We all know how good Marauding Raptor is at this point, and how strong the synergy with Ripjaw Raptor is.
クリーチャー:27枚
4《無法の猛竜》
4《オテペクの猟匠》
1《大物群れの操り手》
4《朽ちゆくレギサウルス》
4《変容するケラトプス》
4《切り裂き顎の猛竜》
3《レギサウルスの頭目》
3《原初の飢え、ガルタ》
呪文:9枚
4《恐竜との融和》
2《凶暴な踏みつけ》
1《ボーラスの壊乱者、ドムリ》
2《争闘/壮大》
土地:24枚
4《手付かずの領土》
2《森林の墓地》
4《根縛りの岩山》
1《竜髑髏の山頂》
3《血の墓所》
4《踏み鳴らされる地》
4《草むした墓》
2《森》
サイドボード
3《炎の一掃》
2《害悪な掌握》
3《夏の帳》
1《恐怖の劇場》
3《喪心》
3《打ち壊すブロントドン》
恐竜デッキはイクサランブロック発売後、たまーに環境に存在していました。もちろん、主要デッキの一角ではありませんが、トーナメントデッキに辿り着けなかったそこそこ強いデッキという立ち位置でした。
トーナメント環境に一瞬姿を現したのは、グルールアグロがトップメタを奔っていたMF京都2019です。
グルールミッドレンジともいえるその戦略は、恐竜を多数投与しグルールアグロに対してサイズの優位性を誇ることで、ベスト8入賞を果たしています。
【グルールダイナソー:MF京都2019ベスト4】
クリーチャー:26枚
4 《ラノワールのエルフ》
4 《成長室の守護者》
4 《クロールの銛撃ち》
4 《グルールの呪文砕き》
2 《打ち壊すブロントドン》
1 《貪る死肉あさり》
3 《再燃するフェニックス》
3 《レギサウルスの頭目》
1 《原初の飢え、ガルタ》
呪文:11枚
2 《ショック》4 《稲妻の一撃》
2 《野生の律動》
2 《争闘+壮大》
1 《混沌をもたらす者、ドムリ》
土地:23枚
8 《森》7 《山》
4 《踏み鳴らされる地》
4 《根縛りの岩山》
サイドボード
1 《凶兆艦隊の向こう見ず》1 《貪る死肉あさり》
4 《溶岩コイル》
3 《燃えがら蔦》
2 《焦熱の連続砲撃》
1 《野生の律動》
1 《争闘+壮大》
2 《苦悩火》
とはいえ、デッキの完成度はお世辞にも高くはありません。当時のグルールアグロと比較すると、その完成度には差があります。
この形でいえば、鉄葉ストンピィとグルールアグロの合いの仔のような形ですね。
結局、専用パーツは細々とあれど、どうもぱっとしない感じのデッキでした。
さて、現環境の恐竜は、何時の間にか死滅してしまったグルールアグロの後継機といえるかもしれません。
ジャンドとグルール、ダイナソーにアグロと、どこが後継機かと言われると、巨大なクリーチャーを出して殴るという点が一緒です(暴言)。
《ラノワールのエルフ》→《ゴブリンの戦親分》or《グルールの呪文砕き》の一連の流れは、グルールアグロの強力な動きでした。
ジャンドダイナソーといえば、緑のアグロ~ミッドレンジに必須と思われた《ラノワールのエルフ》を廃し、あくまで恐竜シナジーで固めています。
……ん、ということは、違うな。これ、グルールアグロじゃないな。
グールアグロの3マナ域は、《混沌をもたらす者、ドムリ》も併せ、渋滞に例えられるほどに多数存在しました。であるからこそ、《ラノワールのエルフ》の恩恵を大きく受けていたのです。
しかし、3マナ域が弱い恐竜デッキにとって、1ターン目に《ラノワールのエルフ》は不必要。
ぶん周りに必要なのは2マナ域のあのカード。
つまり、《恐竜との融和》で探すのが、解。
探すのは、《無法の猛竜》1択です。
この動き、モダンのエルドラージ!?
恐竜デッキの《古きものの活性》 |
恐竜デッキの《ウギンの目》 |
つまりエルドラージの冬時代と同戦略だったのか!?
ぶん回りパターンは、4ターン目《原初の飢え、ガルタ》速攻アタックとなります。
とはいえ、2ターン目に《無法の猛竜》が出れば何でもありです。
このカードが強くて、1枚でマナ軽減+強力クロック+激昂誘発+ガルタ軽減と何でもござれな万能カード。
基本セット2020で収録された恐竜がこれまた非常に優秀だったため、ついに太陽帝国の遺産が日の目を見ることになりました。
デメリットこそあれど、3マナ7/6という《甲鱗のワーム》もびっくりなマナ効率に、4/5/4打ち消されない・到達orトランプルor速攻ってなんやねん?
《朽ちゆくレギサウルス》は、それまで赤緑で固定されていた恐竜デッキに黒を足す要因となりました。
デスチェインコンボのために、黒を足すグルール使いは前環境でも一定数いましたが、まさか恐竜デッキに。
先ほど述べたように、不足した3マナ域を埋める優秀な恐竜です。
サイズは、システムなのです。
また、色を足すことでサイドが充実。土地基盤に関しても、《手付かずの領土》という部族専用5色ランドのおかげで、余裕があります。
2ブロックかけてデッキにならんかった恐竜が、まさか基本セットの参入で完成してしまうとは……。
しかも、ジャンドで。
タッチしやすい現環境の強固な土地基盤の賜物でしょう。
環境においては、アグロ寄りのミッドレンジという立ち位置になります。
現環境における高速ウィニーの代表といえばオルゾフ吸血鬼です。それほどの速度はありませんが、そのサイズは驚異の一言。
このデッキより早いデッキには強いです。
サイズが違いすぎるのです。
3マナ7/6をだすだけで、そう簡単に戦線を突破できなくなります。
飛行アグロは軸が違いすぎるため苦手となりそうですが……?
ある程度の速度と、強力なサイズを兼ね添えたジャンドダイナソーですが、もちろん弱点もあります。
アド要素が少なく、自引きのカードだけで勝負しないといけないのは、明確な弱点でしょう。
例えば、エスパーコントロールを相手にすると、丹念に除去されるだけで簡単に敗北できます。
単体で強力なクリーチャーの集まりですが、それはあくまでサイズによる直線的なもの。そのため、除去に非常に弱いのです。
《世界を目覚めさせる者、ニッサ》を失い、徐々に衰退したグルールアグロと同じ弱点ですね。
当ブログ主はニッセンに向けて、スケシ使ってキャッキャうふふして遊んでます。
ティムールエレメンタルスケシ→バントスケシ→ティムールスケシという経歴。
もはや何がなんやら。
そのうち、それも記事にしようと思いますが、いつになることやら……。
【基本セット2020】黒アグロ再び、 オルゾフ吸血鬼【部族デッキ②】
基本セット2020発売後、環境はさらなる変化を遂げた。 初見では基本セットらしい弱さと感じたのだが、新しいデッキの種となりうるカードの宝庫だった。 種というか、痒いところに手が届くというか、そんな便利さを感じる。 特に、部族というテーマを一段階推し進めたセット...
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