スタンダードとリミテッドしか存在しないアリーナにおいては、スタン落ち=今まで集めた資産が紙束になるため、その対応策の要望が高まっていました。
せっかく課金しても、一定の期間でゴミ屑となっては、顧客も我慢できないというものです。徐々に無課金に優しくない施策をとり、かつワイルドカードへの変更システムをもたないMTGにおいては死活問題といえるでしょう。
デジタルカードゲームにおける旧資産の扱いは、MOのように独自の経済世界があったり、シャドーバースのようにワイルドカードへの変更等がありますが、ウィザーズが選んだのは新フォーマットの作成による対応でした。
【 #MTGアリーナ アップデート情報】— MTGアリーナ日本公式 (@MTGArenaJP) 2019年8月30日
8月の更新情報をお届けします!
・9月27日実装 新セット『エルドレインの王権』 #MTGEldraine
・リニューアル報酬
・スタンダード・ローテーション
・11月実装予定 Historicフォーマット
・次回アップデート予定 9月5日https://t.co/jFrJsBbrH7 pic.twitter.com/kkcM9zHXUT
――無課金には全く優しくないフォーマットですがねー。
There will be other ways to get Historic cards without crafting them like Historic drafts, events, and packs. We'll be talking more about this on #WeeklyMTG at 2pm PT, on https://t.co/xvse2Hy8q9. 🙂— MTG Arena (@MTG_Arena) 2019年8月29日
For those who can't make it, we'll be tweeting out some of the key points.— MTG Arena (@MTG_Arena) 2019年8月29日
The November Historic event will give you a play set of every new card we're adding to Historic (15-20 spicy new additions).
What kind of Historic cards will you see in November? Here are some ideas... Brainstorm, Firebolt, Wurmcoil Engine, and Dark Confidant.— MTG Arena (@MTG_Arena) 2019年8月29日
Historicでは、シーズン毎にそのフォーマット専用の15~20枚のカードを再録する予定となっています。
その中には、《渦巻く知識》や《闇の腹心》、《ワームとぐろエンジン》といった強力なカードが選択肢に挙がっているようです。
イクサラン~エルドレイン+専用再録カードなフォーマット。
問題点は、やたら資産を食うことです。
まず、イベントには参加費が必要。ただではプレイできません。
そして、これが大問題だったのですが、Historicフォーマットのカードは、クラフトにワイルドカードが通常の2倍必要な点です。
そして、イクサランブロックのカードでも同様なのです。
スタン落ちしたカードを集めるには余計な出費が伴う――そんなことをする奇特な人間は稀な気がします。
MTGは、時代が経てば徐々に値上がるカードもありますが、基本的にスタン落ち直後、価値は下落します。
そんな中、ウィザーズの殿様商売は、現実を見据えていないものといえるのではないでしょうか。
ダブリカードのジェム変換が非常に効率の悪いアリーナ。
さすがにこの施策はプレイさせる気がないような。
また、専用カードの存在により、紙で再現するのは若干面倒なフォーマットになりそうです。
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