エスパーコントロール、ジャンドダイナソー、フラッシュにエレメンタル、ネクサスと、各種デッキは存在するものの、盤石ともいえる2大デッキという印象だった。
そして迎えたMCQアリーナ予選。
初日突破には8-2以上の成績が必要かつ2敗した時点で大会は終了。2日目は128名の中から上位16名という苛烈なトーナメントである。
3-2💩— kenta harane (@jspd_) 2019年8月17日
Arena MCQ with Vampire— Yoshihiko Ikawa (@WanderingOnes) 2019年8月17日
Vampire:LWL
Mono Red:WLW
Grixis Mid:LL
1-2. gg, see you next time :( pic.twitter.com/Y1So72V6xS
アリーナMCQ吸血鬼で3-2でした😱— 覚前輝也/Teruya Kakumae (@fushiginokunin5) 2019年8月17日
その突破者の内訳は!?
白黒吸血鬼:5名
バントスケープシフト:4名
ボロスフェザー:4名
緑単アグロ:1名
4Cケシス:2名
……4Cケシス?
4Cスケシの間違いかな?
Made it to day 2 of #MTGArena pt qualifier with one of the most crazy decks I've ever build, glad I was brave enough to bring it in:) Cross your fingers tomorrow and I will turn on the stream in next days, since the deck super fun to play^^ pic.twitter.com/7SC2UIsmUu— Stanislav Cifka (@StanCifka) 2019年8月17日
THE BEST DECK IN STANDARD + SIDEBOARD GUIDE. FOR 2000 WORD PRIMER SUBSCRIBE TO MY TWITCH CHANNEL (https://t.co/SSf20H8Tmj) AND JOIN MY DISCORD + READ THE SUBS-README CHANNEL THERE (https://t.co/ckaF9pR61l) RTs appreciated #MCQW pic.twitter.com/570mrAC7qK— Ondřej Stráský (@OndrejStrasky) 2019年8月19日
【4Cケシス-MCQアリーナ通過-】
クリーチャー:16枚
4《精励する発掘者》
4《迷い子、フブルスプ》
4《万面相、ラザーヴ》
4《隠された手、ケシス》
呪文:19枚
4《モックス・アンバー》
4《ケイヤの誓い》
3《伝承の収集者、タミヨウ》
2《ウルザの殲滅破》
4《時を解す者、テフェリー》
2《夢を引き裂く者、アショク》
土地:25枚
1《水没した地下墓地》
1《神無き祭殿》
1《神秘の神殿》
2《寺院の庭》
3《氷河の城砦》
3《神聖なる泉》
3《疾病の神殿》
3《静寂の神殿》
4《繁殖池》
4《湿った墓》
サイドボード
1《古呪》
2《紺碧のドレイク》
2《軍団の最期》
1《夢を引き裂く者、アショク》
2《漂流自我》
1《伝承の収集者、タミヨウ》
1:《神秘を操る者、ジェイス》
2:《祖神の使徒、テシャール》
1:《ウルザの殲滅破》
1:《狼の友、トルシミール》
1:《不滅の太陽》
デッキ名からもわかる通り、このカード――スケシではなくケシスが悪いことをするコンボデッキだ。
予選突破者――いや、アリーナMCQ予選初日において、10-0の配信がなされた時点で、一際異彩を放つデッキは世界中のMTGプレイヤーの話題となったのである。
相方はドミナリアの地味カード、《精励する発掘者》。
《精励する発掘者》や《伝承の収集者、タミヨウ》で墓地を肥し、十分な歴史的な呪文が貯まった状態で《隠された手、ケシス》の能力を起動し、コンボスタート。
《精励する発掘者》と土地以外は全て伝説カードなので、大量にあるはずだ。
《モックス・アンバー》を戦場⇔墓地で循環させてマナを増やし、軽くなった伝説パーマネントでさらにライブラリーを掘り進め、十分なチェインが可能になった時点で《精励する発掘者》の能力を対戦相手に使えばライブラリーアウト勝ちとなる。
秀逸なのは、このコンボを阻害することが困難な点だ。
キーパーツである《隠された手、ケシス》をインスタントタイミングで除去できるカードが環境にほとんど存在しないのである。
《屈辱》や《ヴラスカの侮辱》は、バントスケープシフトと白黒吸血鬼相手に弱いため、メインの数を減らしているのである。
このデッキは、多数のPWを採用することでアドバンテージを稼いでいくため、コントロール寄りのミッドレンジの動きをとることができる。《時を解す者、テフェリー》が除去を構えた相手をあざ笑い、《伝承の収集者、タミヨウ》は墓地と手札を肥やしていく。《ウルザの殲滅波》も、ミッドレンジプランを推し進める。
コンボを阻害するテフェリーよりも、コンボを補助するテフェリーの方が強いって、スケシが言ってたから。
4Cケシスでミシックチャンピオンシップ予選をかけぬける!https://t.co/gTxkobIfqb— はまさん@はま屋 (@ziguyan) 2019年8月17日
— ヤソ (@yaya3_) 2019年8月19日
今日は21時半から、今ナウでヤングにバカウケの4色ケシスコンボをプレイします!初見プレイなので、みんなで仲良く覚えていこうね(^^)久しぶりの配信なので、皆さんサブスク忘れてると思うので、よろぴくね(^O^)じゃああとで~(^^)ノシhttps://t.co/bcab9vM9mD pic.twitter.com/yCsoZijMFp— Yuuki Ichikawa (@serra2020) 2019年8月19日
Going live with THE MOST BROKEN DECK IN STANDARD: Kethis Combooooooooooooooooo— Mengu ✈️#MTGVegas (@Mengu09) 2019年8月19日
(Credits for list and sb plan goes to MCV Competitor @OndrejStrasky so pls check his twitter out!!!)https://t.co/86Ikczox37 pic.twitter.com/9zP0iAxKHs
ただいまより、MTGArenaにてBo3ランクマッチの配信を開始いたします!今日はケシスを使い倒す!— 行弘 賢/YUKUHIRO KEN (@death_snow) 2019年8月22日
【トッププロのMTGアリーナ】4Cケシス最適化委員会【スタンダード】 https://t.co/H67X8VwDXc#Sponsored#MTGArena#MTGアリーナ pic.twitter.com/HUK9AraZMo
同時多発的に有名プレイヤーが使い始める。
まさに大ケシス時代。
— kenta harane (@jspd_) 2019年8月18日
2日目に進出した4名のうち、2人が予選突破という素晴らしい成績である。
MCQ(ミシックチャンピオンシップ予選)で10-0だった4Cケシスコンボについてまとめてみました。— ばぐ@HIMAZINES (@himazines) 2019年8月17日
この手のデッキが好きな方は
参考にしてみてくださいな~。
まとめ記事https://t.co/eMDiLevqdY#mtg #mtgアリーナ
この記事が一番まとまっている。
かってのサイストームやアイアンワークス、そしてアブザンカンパニーのようにガチャガチャするコンボデッキである。
このデッキの長所は、ケシスによる1枚コンボであり、墓地が豊富であれば、どんな局面からでも捲れる可能性がある点がまずあげられる。
ライフが1点?
ケシスがいれば勝ちだ。
ハンドがない?
ケシスを引けば勝ちだ。
ケシスを引かなかった?
墓地にいればラザーヴで勝ちだ。なければ諦めよう。
環境2大トップに勝てるデッキなのも大きい。
スケシ相手には、戦略上、相手が山札を圧縮するデッキメインなためライブラリーアウトが勝ちに繋がる。
《夢を引き裂く者、アショク》をメインに搭載しているため、サーチを許さない点でスケープシフト相手に強いカードだ。そもそも、サイド枠として見直されたカードがメインにいるのだから、強いのは当たり前だろう。
さらにいえば、コンボ対決はkill速度が勝負の決め手になる。
スケープシフトは、最速5ターンKILL。
ケシスは最速4KILLだ。
吸血鬼相手にも、このデッキは強い。
肉が多数搭載されているのがその理由である。
2マナ圏にはラザーヴ、フブルスプ、発掘者と、微妙に固いクリーチャー陣が揃っている。ケシスの3/3/4という標準以上のスタッツも強い。
スケープシフトと違い、クリーチャー陣で身を守ることに長けているため、吸血鬼の直線的な攻撃では間に合わないのだ。
除去で捌かれると辛いのだが、吸血鬼の持つ除去は《喪心》、《軍勢の最後》、《屈辱》と、微妙に重かったり範囲が限られたりするため、効果的に働かないのだ。
《ウルザの殲滅波》は、このマッチアップにおける最強全体除去だ。4Cケシス側は、4ターンに容易にうつことが可能であり、一度決まると吸血鬼側の立て直しは容易ではない。
そのため、環境2大巨頭に有利がつく凄まじいデッキとなっている。
弱点は、赤単アグロだろう。吸血鬼と同じアグロだが、赤単には《稲妻の一撃》と《魔術師の稲妻》という軽い除去があり、壁が壁として仕事をしない。
2マナ圏の壁は、同時にコンボ要員なため、除去られるとコンボが成立しない。その間に、殴り切られてしまう。
高速アグロand軽量除去は、4Cケシスの弱点だろう。
《ケイヤの誓い》という最強除去があるため、案外になんとかなってしまうという話もある。
プレイがややこしいが、好きな人は好きなデッキだろう。
前環境に少しだけあったティシャール・コンボと同一視されたり強化版と見る向きもあるが、全く違うように感じる。
構築の理論が、あまり似ていないのだ。どちらかというと、ケシス絡みのコンボを突き詰めると、入れてもいいかと気づいたぐらいのものではないだろうか。それは、サイドボードに《祖神の使徒、ティシャール》が落ちていることからも見て取れる。
ケシスデッキとかどうやって考えてるんだろう。考えも及ばん。— Yuuki Ichikawa (@serra2020) 2019年8月18日
本当に、どうやってこの美しいともいえるメインに辿り着いたのだろうか。マナベースは改善の余地がありそうだが、メインボードは綺麗の一言である。
またモックスアンバーを買いなおさないといけないのか……。
※パーツ買いました^^
大会持っていきました。
色々な盤面からコンボが決まって楽しかったです(小並感)。
アブザンラリーやアブザンカンパニーのような使用感。
デッキのほとんどがアドをとり(このデッキのアドは、=手札or墓地だ)、回しやすい。
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