早速、モダン・レガシーでは《プテラマンダー》が姿を現し、ティムール殻やグルール、ラクドスアグロやエスパーコントロールが姿を見せています。
MOで!
そう、MO――Magic Onlineのリストなんですよね。
いや、そんなゲームのリストを見せられても。
41ですよ?
MOの開始は2002年。PS2華やかりし頃ですね。
そんな時代から延々と動いている、ネット世界の生きた化石のようなデジタルTCGの元祖ですが、その役割をついに果たすのかもしれません。
41という数字。
あのMOのアクティブプレイヤーが41人。
サーバー代とメンテナンス代でもれなく赤字が出るでしょう。営利企業が赤字のサービスを延々と続ける理由はありません。
ウィザーズは公営の法人ではなく、あくまで営利企業なのですから、当然でしょう。
けっこう忘れがちで無茶苦茶なことをいう人がいますが、基本、赤字でやっていて、かつ先の見通しもやっぱり赤字の展望の場合は、資本主義を標榜する米国帝国においては、間違っているということなのです。
それは、デジタルTCGとして、ハートストーンやシャドーバースが謳うeスポーツと何が違うでしょうか。
MTGは、eスポーツの先駆けをやってきたわけですね。
先駆け過ぎて、長年、後続が現れませんでした。
TCGとしてもそうですが、MTGは時代を先取りしすぎた部分がありますね。だからこそ、既存のゲームシステムに影響を与え、その先鋭的な部分が長く受け入れられてきたのだとは思いますが。
しかし、MOの過疎化はすさまじい。アリーナの出来がいいのか、それとも、プラットフォームを牛耳っていたがために殿様商売と化していた感のある(ドラフトリーグの導入と、通常ドラフトの廃止は、最たるものだと思います)MOに愛想をつかしたのでしょうか。
もはや、エターナル環境専門のゲームになり――新規参入者のいない、先細りの世界になってしまいそうです。
MOでは、ゲーム内通貨が存在し、それを扱う業者――BOT存在します。
以前、仮想通貨で有名になった某会社なんかは、MTGの業者だったんですよね。
アリーナではその部分がなくなっています。
かわりに、全ての儲けがウィザーズに行くようになっています。
昔のオンラインゲームは、ゲーム内通貨が存在し、その流通までプレイヤーの手によるものがしていましたが、結局運営会社の懐に入ることがなくなってしまうため、廃れていってしまいましたね。
おや、何かに似ています――二次市場が儲かってしまっている、そんな業界がどこかにありますね。
シングルカードの値上がりは、ウィザーズには影響ありません。あるのは、中古市場です。しかし、中古市場――取扱店舗は、コミュニティの場でもあります。
オンラインゲームは、ネットを通じて世界中のプレイヤーと競うことができますが、現実にはなかなかそうはいきません。
曲がりなりにも、それを力技で成し遂げていたMTGのプロシーンは凄いものがありますね。
チケット1枚を支給するだけでも、手間暇が多数かかりますからね。
さて、MOの有利な点は、何かあるでしょうか。
演出面もプレイ時間も、アリーナの方が遥かに上です。カードの集めやすさもです。
エターナル環境――過去のカードが使えるという部分は、MOに有利さがありますが、大規模賞金やプロリーグの開催と、ここまでリソースを振り分けるということは、MOを終わらせたいというのがウィザーズの本音でしょう。
そして――《アジャニの群れ仲間》が、アリーナでの複雑な挙動削減の一環として、mayのテキストが消失しました。レア分割カードもそうですが、アリーナが現実世界に影響を及ぼし始めたというのは、何だかSF地味ていて興味深いですね。
ポケモンGOもそうですが、情報化の波は現実世界を侵食しています。
そんなアリーナですが、絶賛構築で遊び中。
赤単に焼かれたり、赤黒に焼かれたりしていますが、わいは元気です。
今は、ティムール殻で遊んでいます。
トラディショナルトーナメントでは、まあまあ成績良し。
毎日5-0が出来るぐらいの成績です。
とはいえ、サイドありきのデッキであり、一発勝負であるBO1では理不尽に負けてぐぬぬとなりますが。
《成長室の守護者》がなかったりと、考えているものと若干違うとはいえ、《首席議長ヴァニファール》には可能性を感じます。
現在は、《野茂み歩き》を3枚投入し、赤系アグロへのガードを上げています。
除去枠の採用が、考えどころですね。
《溶岩コイル》は強いんですが、赤系アグロには間に合いません。しかし、これがないと、《ゴブリンの鎖鳴らし》にいかれてしまう場面が発生しています。
短時間で勝負がつき、プレイングも楽な方である赤系アグロの流行は予想通り。これがどこまで続くのかですね。
それでは、また。
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