2019年1月15日火曜日

【次期スタン】ラヴニカの献身対応、青緑マーフォーク!【シミック連合】

マーフォーク。



イクサランブロックにて4大部族の一角としてピックアップされ、《銀エラの達人》の再録等々、スタンダード環境での活躍を期待されましたが、結局カラディシュは本当にすごいんだなということで、最初期はトップ神話レアだった《オラーズカの暴君、クメーナ》の店頭価値同様、目立たない存在に落ち着いてしまいました。

青単ゴミビートの方が活躍する始末。むしろ、ゲーム開始時に配られる構築済みデッキの出来の良さから、アリーナでお世話になっている人の方が多いのではないでしょうか?

緑の主力クリーチャーとして、《マーフォークの枝渡り》や《翡翠光のレインジャー》が使われていますが、あくまで探検目的であり、肝心の部族デッキが姿を現すことはありませんでした。

イクサランの中途半端な部族押しは、要反省というところです。結局、強いカードがつまみ食いされるだけで、大半のカードが意味がないものとして処理されてしまいましたね。吸血鬼、海賊、恐竜……う、頭が。

「ドミナリア」で《マーフォークのペテン師》を獲得しましたが、話題になるのは同時期に出現した青単ゴミビート。「ラヴニカのギルド」でも目立った強化はなかったのですが、それも当然。

ゼガーナ擁するシミック連合の収録がなかったからです! 

「ラヴニカの献身」にシミック連合が収録されることで、その真の力を発揮する時がやってきたのです!(多分)

《アトランティスの王》に連なるマーフォーク好きよ、ここが新天地だ!(多分)

あと、《神秘の蛇》が好きな人もね!









【ラヴニカの献身版青緑マーフォーク】

クリーチャー:36枚
《水底の生術師》
4《クメーナの語り部》
4《深根の精鋭》
4《マーフォークの枝渡り》
4《銀エラの達人》
4《マーフォークの霧縛り》
《マーフォークのペテン師》
《オラーズカの暴君、クメーナ》
《エリマキ神秘家》
《楽園党の議長、ゼガーナ》

土地:24枚
4《手付かずの領土》
4《繁殖池》
4《内陸の港湾》
8《島》
4《森》

……あれ?

なんか思ってたのと違うぞ?

物凄く脳筋だけど、マーフォークってこんなデッキだっけ?

もっとこう、《霊気の薬瓶》を使用したコンバットトリックや、土地を島にしてのフルアタック、《変わり谷》により引きすぎた土地も無駄にならず、《メロウの騎士》はコンバットを優位に進める。

……まぁ、細かいことは気にしない!



マーフォークの長所といえば、途切れない攻め手でしょう。

《霊気の薬瓶》タップ《銀エラの達人》で血反吐を吐いたMTGプレイヤーは枚挙に暇がないはずです。特にコントロール使いは、どうすりゃいいのかと。打ち消せないわドローするわで、ずるいわーと思ったはずです。


メルヘンチックなローウィン産の凶悪カードである《銀エラの達人》に、《マーフォークの枝渡り》という疑似キャントリップ――かつ、序盤の土地基盤の安定――という、2種類のドロー付きクリーチャーを元々擁していました。

その面子に新たに加わったのが、リクルーター能力を持つ《水底の生術師》と、キャントリップ付きかつ+1/+1カウンターのロードかつ単体でも強力という強いことしか書いていない《楽園党の議長、ゼガーナ》です。

《水底の生術師》は1マナの優秀クリーチャー。1青と軽い順応1も便利ですし、それに付随するリクルーター能力も優秀です。序盤、中盤、終盤何時引いても隙がないカードといえるでしょう。1青青のリクルータークリーチャーとして使用してもいいですし、《深根の精鋭》と組み合わせてリクルーター能力を誘発し続けるのも吉。1ターン目に出して、2ターン目に順応すれば、序盤の動きも確保できます。

アグロデッキにおいて、マナを使い切ることはある種の命題なのです。

《楽園党の議長、ゼガーナ》は、その全ての能力が+1/+1に関与しているという、今回のシミック連合――のみならず、イクサランのマーフォークを後押しするカードです。

このクリーチャーの登場で、マーフォークのロード・カードは4種類になりました。今回紹介するデッキには14枚のロードを採用しています。

+1/+1カウンターがテキストに書かれているカードは17枚あります。《オラーズカの暴君、クメーナ》で全員に+1/+1カウンターを乗せれば、盤面を制圧できるでしょう。

2青緑4/4というスタッツも優秀で、かつ4青緑で8/8に成長可能と、面展開が主攻になるマーフォークに、一点突破の戦略をもたらした点も見逃せないです。

また、ドロー能力も重要。ドロー呪文は何枚あっても嬉しいです。探検も含めると、ドロー付きクリーチャーは18枚採用しています。《ケイヤの怒り》を食らってもすぐに盤面を復帰できるはずです。


そして、みんな大好き《神秘の蛇》ことエリマキ神秘家……こいつ、マーフォークやないやんけ!

エルフや、エルフやぞ!

裏切り者じゃー! かぁ、《首席議長ヴァニファール》の回し者やないか-い!(ドスの効いた声)


呼んだ?

とはいうものの、打ち消し付きクリーチャーは重要です。このデッキは、クリーチャーしか入っていないですしね!

これで全体除去を打ち消せれば概ね勝ちでしょう!

この際、マーフォークじゃない点には目をつむりましょう!

《手付かずの領土》の指定をウィザードにするのを忘れずに。

【終わりに】

というわけで、脳筋マーフォークのデッキ案でした。

初期はクロックパーミッションな感じの頭のいいデッキを作ろうと思ったのですが、最終的には力こそパワーな仕上がりに。

どうしてこうなった?

ウィザードが多いので、《魔術師の反駁》を入れるのもありだと思います。オマケつき《本質の散乱》である《本質の把握》も一顧に値するでしょう。《エリマキ神秘家》を絡めてどや顔MTGに勤しめるかもしれません。

もちろん、《翡翠光のレインジャー》も強いカードです。キャントリップ付何枚入っているんだという形に出来ます。

マーフォーク・トークンを生み出すカードも、採用の価値はあります。

イクサランブロックの4大部族の中では一番可能性があると思われるマーフォーク。死屍累々な同輩(海賊、吸血鬼、恐竜)の宿願を果たすことが今回こそ出来るのでしょうか?



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