2019年4月19日金曜日

ギデオンの死とスペルブックの登場

長く主人公格の一人を務めていたギデオンが、ついにMTG世界から姿を消す。


『灯争大戦』は、ゲートウォッチとニコル・ボーラスの最終決戦を描いたカードセットだ。

呪われたリリアナ、復活するミゼット、神たるボーラス――そして、ギデオンの最後だ。













《黒き再誕の剣》という、かのエルダードラゴンである《クロニウム》を滅ぼし《ベルゼンロック》を打ち倒したMTG屈指の剣を装備したギデオン。

あのラクドス様の助力を借り、ニコルボーラスに迫りますが力及ばず。

しかし、彼の真価は、白のPWの根源は――1枚のカードとしてこの世に生まれたとき、彼の運命は決まっていたのかもしれません。













エルズペス、ヴェンセール――そして白のPWがまた一人逝く――ギデオン。


Magic: The Gathering kills off a major character, creates a new Signature Spellbook

Magic: The Gathering , the original collectible card game, is gearing up for an epic showdown. A massive narrative arc will soon come to a close with the publication of a new novel. Its release will coincide with the launch of War of the Spark, the game's 81st set of cards.




テーロス出身のギデオン。当時キテオンという名前だった彼は友人達と自警団を結成していましたが、自身の手で戦友を失いPWの力に目覚めます。

ラヴニカではオレリアと、イニストラードやドミナリアでは悪態をつきながらリリアナと、カラディシュではチャンドラと、ゼンディガーではニッサと――まるで、贖罪のように戦場を奔るギデオン、その最後の地は――。

それは、幻想なのかもしれません。

ラヴニカでの最終決戦が描かれた『灯争大戦』。

そこにそぐわぬ――そして、彼がもっとも望んだであろう、テーロスでの安らぎの場面。

償い続けてきた《キテオンの不正規軍》の友の大人びた姿とともに描かれる光景こそが、ギデオンの脳裏によぎった最後の想いなのかもしれません。













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