2019年9月30日月曜日

【エルドレインの王権対応】《貪るトロールの王》デッキ【墓地利用デッキ①】

『エルドレインの王権』環境――多種多様なデッキが存在するが、墓地デッキの増加は注目に値する。

イゼットフェニックスに4Cケシスに4C戦慄衆と、スタン環境を制した墓地利用デッキは近年に限っても枚挙に暇がない。

ホガーク/イゼフェニ/ドレッジが暴れ回ったモダンに目を向けてもいいだろう。

墓地というリソースは危険なのだ。

MTGは数学のゲーム。60枚のデッキが、墓地を介することでそのリソース数が膨大なものになる。

そんな墓地利用デッキをいくつか紹介する。


第一弾は、《貪るトロールの王》を使ったデッキだ。









【スゥルタイドレッジ】

クリーチャー:35枚
4《マーフォークの秘守り》
4《金のガチョウ》
4《大釜の使い魔》
4《ジンジャーブルート》
3《真夜中の騎士団》
4《光胞子のシャーマン》
4《湖に潜む者、エミリー》
4《貪るトロールの王》
4《腐れ巨人》

呪文:4枚
4《魔女のかまど》

土地:21枚
3《寓話の小道》
2《森》
1《島》
1《沼》
2《ギャレンブリグ城》
4《草むした墓》
4《湿った墓》
4《繁殖池》






【シミック食物トロールエレメンタル】

クリーチャー:28枚
4《金のガチョウ》
4《枝葉族のドルイド》
4《発現する浅瀬》
4《意地悪な狼》
4《灯の分身》
4《茨の騎兵》
4《貪るトロールの王》

呪文:8枚
4《むかしむかし》
4《王冠泥棒、オーコ》

土地:24枚
4《寓話の小道》
4《繁殖池》
6《森》
4《島》
4《ギャレンブリグ城》
2《ヴァントレス城》

ドレッジの名手、タキニキと市川プロがトロールデッキを作成。

環境のバグな動きを見せる《貪るトロールの王》。

手札から1体出せれば、墓地から1体おまけでついてくる。

7/6警戒トランプルはそう簡単に出されても困るサイズであり、墓地と戦場を行き来できるため、除去に強い。

環境に《ヴラスカの侮辱》のような追放除去がないのも追い風だ。

酷評した《ギャレンブリグ城》だが、《貪るトロールの王》にとっては最良のパートナーとなる。

これが見る目の有無というものである。

【エルドレインの王権】のレア土地サイクル公開――次期環境のマナベース考察

今回は宣言されていたように多色土地は収録されず、タップイン制限のある能力持ちランドのサイクルが登場した。 エルドレインの5つの王国の城サイクルであり、伝説ではないのは各王国に城は無数にあるからだろう。 白はトークン生成、赤は全体+1/+0修正、黒はライフルーズ付きドローで青は占術2と、強力な能力の持ち主だ。 アンタップインの条件も緩めであり、単色デッキであれば問答無用で4枚投入できるだろう。


タキニキのデッキはドレッジ型。《湖に潜む者、エムリー》等々、墓地を増やす手段を多数そろえている。

このマーフォークが結構やばい。

親和要素に墓地要素――墓地は自分で削り、自分で墓地から唱えられると、禁止カードの能力をこれでもかと詰め込んでいる。

モダンのウルザソプターで暴れているし、スタンに親和デッキが蘇ろうとしていたりする、壊れカードの一つである。

シミック型であれば、《金のガチョウ》、《王冠泥棒、オーコ》、《意地悪な狼》というアグロを否定せんとする強力な食物ラインを使用可能だ。

その頂点が――《貪るトロールの王》となる。

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