2019年9月22日日曜日

エルドレインの王権対応、シミックフラッシュ

シミックフラッシュ――M20登場により一時的に隆盛した、青緑のクロックパーミッションである。

《時を解す者、テフェリー》という天敵が環境に存在したため、大きく日の目を見る日はなかったが、好きな人は好きなデッキである。

次期セットである【エルドレインの王権】で瞬速付きクリーチャーがさらに追加されたため、デッキがさらに強固になった。

令和のタルモゴイフこと《僻境生まれの保護者》に、令和のヴェンデリオンこと《厚かましい借り手》、そして、凄い4マナな《探索の獣》。

単純に、殴る力が大きく改善しているのだ。

シャドバ製造所ことテフェリーは環境に存在するが、これだけ強力な攻撃力があれば、突破することは容易ではないだろうか。











【エルドレインの王権対応、シミックフラッシュ】

クリーチャー:29枚
4《幽体の船乗り》
4《塩水生まれの殺し屋》
4《僻境生まれの保護者》
4《厚かましい借り手》
3《惑乱スプライト》
3《エリマキ神秘家》
3《詮索する獣》
4《夜群れの伏兵》

呪文:7枚
2《選択》
2《送還》
3《アーク弓のレインジャー、ビビアン》

土地:24枚
4《繁殖池》
4《神秘の神殿》
4《寓話の小道》
6《森》
4《島》
2《ヴァントレス城》

瞬速持ちクリーチャーは豪華23枚。

瞬速を持たないクリーチャーは《詮索する獣》のみだが、速攻持ちなため足を引っ張ることはないだろう。

《マーフォークのペテン師》という便利なコンバットトリックこそスタン落ちしてしまったが、《送還》は健在。さらに《厚かましい借り手》や《アーク弓のレインジャー、ビビアン》を組み合わせて戦線をこじ開けていこう。

発売当初は評価の低かった《アーク弓のレインジャー、ビビアン》だが、そのクロックアップと格闘除去は唯一無二。特に、PWでありつつ、対戦相手のPWに触れられるカードはそう多くないため、この手のアグロデッキのアクセントとしては最適である。

《塩水生まれの殺し屋》と《僻境生まれの保護者》の2枚体制は、強力な戦線を築くことが可能であり、実質タルモゴイフ8枚体制。

カウンターを構えつつ、クロックを展開という点に目を配れば、《エリマキ神秘家》というスタン随一の決まると気持ちのいいカードと、《惑乱スプライト》が。対戦相手に何もさせないことが可能であり、全てのカウンター呪文がクリーチャー兼用と、隙のない仕上がりになっている。

シミックフラッシュの弱点は、《時を解す者、テフェリー》は元より、飛行クリーチャーに対する受けの弱さが挙げられる。

すれ違いのダメージレースをするには、クロックが細いため間に合わないことが多かった。

その点、《僻境生まれの保護者》が雑に到達を持つため、飛行クリーチャーにも安心。

突如息を吹き返したイゼットフェニックスも、これで問題ないというものである。

土地に関しては、対抗色故の恵まれたマナベースである。

マナフラッド受けとして優秀な《ヴァントレス城》。《繁殖池》+《偶像の小道》+《島》の12枚体制でおおむねアンタップインが可能だろう。


アリーナでは、いわばMOのファントム似たイベント――が行われる。

新スタン環境のカードを全て使用可能な状態でデッキを組めるイベントであり、練習イベントでは12回まで、本選では12勝or2敗まで参加可能だ。

本戦では、参加費無料で賞品もである。12勝で現スタンのカードを全て1枚プレゼントと無料にしては大判振る舞いである。

BO1という運ゲー部分が気になるが、練習にはもってこいだろう。

今回のスタンダード環境、久々のBMOオープンとMF名古屋に参戦予定なため、積極的に触れていきたい。

そんな10/5――【エルドレインの王権】発売日翌日は、丹沢で山モリフェスで水木一郎オークショー聞いてます。







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