2019年7月28日日曜日

MCバルセロナはホガークの夏へ

ホガークの猛威は終わっていなかった!?

バルセロナにホガークの夏到来!




モダンホライゾンがもたらしたもの――ホガークヴァインの梅雨――

モダンは多種多様なデッキが存在する環境だ。広大なカードプールにより、強力なデッキが多数あり、環境は新陳代謝が程よく行われる、飽きのこないフォーマットである。GP横浜2019がモダンフォーマットだったのも記憶に新しい。 ...


ロンドンマリガンデッキリスト公開メイン《虚空の力線》が板ぁ!?









いきなり熱帯低気圧の発生からの台風コンボにより週末の予定が全て狂ってしまった今日この頃、如何お過ごしであろうか?

無事に関東に辿り着いたとはいえ、散々予定をたてて東海へ向かった結果、


こうなったのは大変切ない。

そんな梅雨の季節を粉砕し猛暑の幕開けを謳う台風のように、MCバルセロナで暴れ回ったのが《蘇る死滅都市、ホガーク》だ。




Day1時点で使用者98名/全体の割合21.4%、Day2では使用者70名/全体の割合24.2%と、素晴らしい占有度をたたき出した。

勝率でみても56.2%と最大人数でありながら、2位の数値である。

ちなみに、1位はホガークドレッジであり、結局ホガークからは逃れられないのである。


とはいえ、ベスト8入りはわずか1名と、物足りない数字が存在する。

勝率が最高値でデッキ使用者も最高値――であるならば、あのエルドラージの夏のように圧倒的勝者となってもいいはずだ。


それを押しとどめたのがメイン《虚空の力線》戦略である。


本来、《虚空の力線》のメイン採用は歪で狂った戦略だ。

墓地利用以外のデッキに対しては、《虚空の力線》はゴミカードだ。トロン相手にこんなカードを初手に抱えていたらカーン→格子でジエンドだろう。

しかし、である。

今大会においてはメイン《虚空の力線》が肯定されていた。

それが、デッキ公開システムである。

巨大チームの人間と弱小チーム(または個人)のプレイヤーとの情報格差を問題視していたウィザーズは、対戦前のデッキリスト公開という、英語圏内の人間にとっては大変有利という言語格差を生み出すが情報格差は少なくとも是正しそうな処置を行った。

その結果、必要/不必要にかかわらず、マリガン――ロンドンマリガンの恩恵を受けるという戦略が可能になった。

徹底的にホガークデッキを配信に映さないというウィザーズの素晴らしい施策も相まって、ホガーク1強感は出ていないのではないだろうか?

もしでていないと思うなら、現時点ではMTGのセンスはないので勉強しなおした方がいい。

すでに結果は出ている。

ホガークは壊れている。

《狐光のフェニックス》しかり、《死滅都市、ホガーク》しかり、0マナのカードは本当にろくなことをしないの。

そして、である。

デッキ公開ルールはMCにしか存在しない。

通常大会では――MCQであろうと、《虚空の力線》メイン戦略はとれないのだ。

もし、明日モダンの大会があるなら?

ホガーク以外の選択肢はただのファンデッキだということを肝に銘じよう。







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