僅かなフレーバーテキストに、その存在を醸し出す人物がいれば。
背景世界の重要なピースとして、長大なストーリーを用意された人物も存在する。
悪役――物語の悪役は、重要な要素だ。
主人公と相対する魅力的な悪役がいてこそ物語が引き立つのだ。
そして、MTGにおける悪役といえば!
元ミラーリのメムナーク?
フェイジといい仲になった陰謀団の総帥?
ミラージュのラスボスであるケアヴァク?
ドミナリアの魔力の根源たるカローナや、神河騒乱の大本である今田、神のごとき力を誇るレシュラクやテシュザトも魅力的な悪役だろう。
とまぁ、各々の考える悪役が存在するだろうが、個人的にMTGの悪役といえば!
言わずと知れたニコル・ボーラス!
イアイア! エムラクール!
そして――人工次元であるファイレクシアの支配者、ヨーグモスだろう。
ここに並べたカードは、悪役の最後、まあ、その、そういうことである。
それがヨーグモスである。
アポカリプス終盤、破滅の雲として登場したかの人物は、エラダムリーやリン・シヴィー、ナインタイタンズの一員であるガフ提督やボウ・リヴァーを滅ぼしている。
その油の設定――文明を汚染・侵略していく機械生命体――恐らくは、アメリカの傑作SFドラマである新スタートレックにおける最凶種族の一角、ボーグが念頭にあっただろう。
ガイアを筆頭としたドミナリア勢力――長年に渡りウルザと戦争を繰り広げた狂気の神。
そんなヨーグモスが、ついにカード化される。
スラン時代の人間だったころのヨーグモスのカード化である。
さすがに人間を辞めてしまっては、MTGのルールを越えた強さということだろうか。
その能力は、《ファイレクシアの疫病王》のアッパーverといったところ。
マナコストなしに、クリーチャーを生贄にすることが可能だ。
しかも、ドロー付き。
-1/-1カウンターに増殖と、ファイレクシアらしいフレーバーに溢れている。
MTGの初代主人公、ウルザ帰還
多元宇宙を舞台とした、MTGの主人公。 それはもちろん、プレイヤーなのだが、そこには背景世界が確かに存在し、物語が紡がれている。 ウェザーライト・サーガの主人公、ジェラード。 オタリア大陸の主人公である、カマール。 マダラ帝国を打ち倒した、ウメザワ・テツオ。 ...
ウルザにヨーグモスのカード化。
モンスやセラもカード化される。
このセットこそMTGにおけるアイコニックだったのではないだろうか?
— Ultra PRO (@UltraProIntl) 2019年5月29日
Yawgmoth seems like a fun way to go infinite with a couple of undying creatures. pic.twitter.com/UjbMw5EdRP— Saffron Olive (@SaffronOlive) 2019年5月27日
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