総勢247名のプレインズウォーカーが高田馬場に集結!
第11期神スタンダード神挑戦者決定戦に参加してきました!
みんな早いねー |
9時の時点で、参加者の列は晴れる屋トーナメントセンターから溢れ、隣店のshibaにまで達している大盛況。
いやはや、皆さん早いですねー(ロマンスカーを使用して、高田馬場にちょうど9時着、行列が動き始める直前でした)
むしろ、定員に達しなかったことに驚きが・・・。
今回使用したデッキは青黒ミッドレンジです。
前環境の覇者として猛威を振るった青黒ミッドレンジですが、ドミナリア発売後はめっきりその姿を消しました。
しかし、徐々にですが環境に姿を現し始めています。
というのも一因ですが、単純に《スカラベの神》を使用したかったのです。
ティムールt黒(《放浪する森林》+《スカラベの神》)にグリクシスエネルギー、青黒ミッドレンジetcetc。常に《スカラベの神》はデッキに鎮座していました。
これほど使ったクリーチャーは、在りし日の《墓所のタイタン》や《スラーグ牙》、《オリヴィア・ヴォルダーレン》以来でしょうか。
やあ、また会ったね。 |
現在、赤黒機体や赤単t黒、緑系統(t黒やガルダ)が隆盛しています。
コントロールの猛威は去り、環境にはクリーチャーが溢れているのです。
そして、クリーチャー戦において無類の強さを発揮するのが《スカラベの神》です。その制圧力は昔も今も変わっていません。
青白コントロールと対峙した時だけは、ただの5/5バニラに成り下がります。しかし、その他のデッキには最強のフィニッシャーです。
①鬼才、八十岡選手がMOCSで使用した
青黒コントロール
②《ドミナリアの英雄、テフェリー》をタッチした
青黒t白ミッドレンジ
③《秘宝探究者、ヴラスカ》を使用した
黒緑t青ミッドレンジ
様々な《スカラベの神》デッキが選択肢になりましたが、最終的には青黒ミッドレンジに落ち着きました。
色を足したところで、やれることは大きく変わりません。
除去って除去って《スカラベの神》で蓋をするだけです。
であれば、マナベースが安定し、かつ《廃墟の地》を採用しやすい2色がいいと考えました。
恐らくは、8回戦以上の長丁場、なるべく事故は防ぎたいです。
八十岡謹製コントロールは、たいていロクなことにならないので却下(笑)
FNMにて肩慣らしを実施。成績は2-1でまあまあ。感触は良好だったため、少し手直しして神決に出ることに。
4マナ域のクリーチャーは、初期は《貪欲なチュパカブラ》だけだったのですが、せっかく《死の権威リリアナ》を採用しているため、釣る対象を増やした方がいいだろうと《豪華の王、ゴンティ》を採用。
また、《機知の勇者》を3枚→4枚に増量しました。
《光袖会の収集者》+《機知の勇者》の8枚体制は、環境に多数存在する《ゴブリンの鎖回し》に対して甘え過ぎるだろうと考え、FNM時は3枚に。
しかし……そもそも、《ゴブリンの鎖回し》が怖くて、こんなデッキを使ってられるかと(笑)
一応、脆さをカバーするため、メインに《大災厄》を採用しました。赤黒機体が、数で押すのではなく、クリーチャーの質で押すデッキであり、3マナの除去でも充分に間に合います。また、《屑鉄のたかり屋》と《再燃するフェニックス》をあと腐れなく除去可能であり、コントロールに対してもハンデスモードが最低限の働きをするため、裏目の少ないカードです。
【青黒ミッドレンジ】
メインボード
クリーチャー:18枚
4:《光袖会の収集者》
4:《機知の勇者》
3:《才気ある霊気体》
2:《貪欲なチュパカブラ》
2:《豪華の王、ゴンティ》
3:《スカラベの神》
呪文:16枚
4:《致命的な一押し》
2:《喪心》
2:《大災厄》
4:《ヴラスカの侮辱》
2:《ウルザの後継、カーン》
2:《死の権威リリアナ》
土地:26枚
4:《霊気拠点》
4:《水没した地下墓地》
4:《異臭の池》
3:《廃墟の地》
1:《水没した骨塚》
9:《沼》
1:《島》
サイドボード
3:否認
2:強迫
2:喪心
2:アルゲールの断血
2:人質取り
1:大災厄
1:才気ある霊気体
1:豪華の王、ゴンティ
1:最古再誕
《大災厄》の枠ですが、《不帰+回帰》と最後まで悩みました。
《ドミナリアの英雄、テフェリー》を筆頭に、PWを処理する手段は限られています。《ヴラスカの侮辱》だけでは不足しているような?
最終的には、赤黒機体をトップメタとして《大災厄》に落ち着きました。
《才気ある霊気体》も同じ理由です。青白コントロールを見るのであれば、同じ2マナである《帆凧の掠め取り》の方が強いです。
除去枠は14枚。アドバンテージのとれるカードは17枚。2色なため色事故が少なく、PWが4枚投入されているため、物量差で押し切りやすいです。
《光袖会の収集者》はマナスクリューに強く、2ターン目にプレイし、その後のターンは除去を連打するだけで勝ってしまうことも。《機知の勇者》は、3ターン目に手札を整え、土地が伸びれば墓地から蘇ってさらなるアドバンテージが獲得可能と、弱いことのまるでない強カードです。うん、《ゴブリンの鎖回し》は辞めてさしあげてね。
このデッキの《ウルザの後継、カーン》は、他にアーティファクトがないため、高橋プロが述べたように強くて重い《ファイレクシアの闘技場》です。しかし、それでも十分なのです。土地を継続的に伸ばせるカードが、青黒ミッドレンジでは限られています。《天才の片鱗》よりも《ウルザの後継、カーン》の方がダメージを吸収し、あわよくば《ヴラスカの侮辱》を引き出すことも可能です。
弱点は《ドミナリアの英雄、テフェリー》でしょうか。まともなスタッツを持つクリーチャーは《スカラベの神》のみです。そのため、戦闘で落とすには苦労します。
《戦慄の影》も考えましたが、2色デッキで採用するのはきついだろうと。何より、ただの大型クリーチャーというのがマイナスポイントです。
【大会結果】
参加者247名、予選9回戦+SE3回戦という長丁場。結果は如何に!?
1回戦 緑単:2-0
1R
土地1・ラノワールのエルフ×2でキープに対して、《致命的な一押し》×2、
2R
《人質取り》を《死の権威リリアナ》で使いまわすという、緑系アグロに対する黄金パターンで勝ち。
緑系アグロには強い(フラグ)
2回戦 青黒t白コントロール:0-2
1R
土地が初手2枚から増えずディスカード祭り。《機知の勇者》をプレイするも、土地3枚が限界。結局、《スカラベの神》が着地→4マナ以上のハンドを抱え、何もできないため投了。
2R
5マナ以上のカードしか引かず、複数行動が全くとれない。軽量の妨害手段がなく、負け。
3回戦 青白コントロール:2-1
1R
壮絶な総力戦の末、1枚目の《副陽の接近》を《豪華の王、ゴンティ》で奪った《不許可》で打ち消すが、直後に2枚目をうたれ敗北。
基本、一回目の《副陽の接近》をうたれた時点で投了するのが吉。構成上、《副陽の接近》入りだと、よほどのことがない限り勝てません。
2R
壮絶な総力戦の末勝ち。
3R
残り時間10分も、対戦相手が土地2枚ストップ。《機知の勇者》→《豪華の王、ゴンティ》と動いたところで、相手が投了
4回戦 エスパーコントロール:2-0
1R
《光袖会の収集者》から物量で押し切る。
2R
物量で押し切る。
5回戦 緑黒エネルギー 2-1
1R
《巻きつき蛇》を除去できず、3ターン目にリシュカーコンボが綺麗に決まって負け
2R
《人質取り》+《貪欲なチュパカブラ》+《死の権威リリアナ》で勝ち
3R
マリガン後、4ターン目除去のハンドを渋々キープ。初動《巻きつき蛇》を除去できず展開で先行される。何とかライフ3残しで盤面制圧――も、トップから《歩行バリスタ》で万事休す。
3-2、ベスト8圏外であり、疲労困憊なためここでドロップ。
安土というお店でつけ蕎麦なるものを生まれて初めて食べて帰宅――ん、ようはざる蕎麦と同じやん!?
美味だったのでよし(笑)
【終わりに】
青黒ミッドレンジの感触はやはり良好。もし、明日大会があれば青黒ミッドレンジで出るつもりです。
ミッドレンジは、どうしても引きムラがあります。このデッキは、《機知の勇者》で手札を整えることが可能なため、引きムラの緩和が容易です。アグロもコントロールもどちらも強力な現環境では、両者に対応可能である青黒ミッドレンジは有効な選択肢となります。
今回は《大災厄》を使用しましたが、《不帰+回帰》の方がよかったかなと思います。ハンデスモードは、3マナという重さが若干辛いのです。できれば両方取りたいですが、それには枠が足りません。
クリーチャー除去+PW除去。現環境では、追放+ハンデスよりも、《不帰+回帰》の利点が上回っている印象です。
まあ、手の平クルフィックするカードですが(笑)
メタゲームは生き物ですからね!
今回は《ゴブリンの鎖回し》と遭遇しなかったため、《光袖会の収集者》+《機知の勇者》というタフネス1コンビが活躍しました。
しかし、《ラノワールのエルフ》をはじめ、タフネス1の人権を奪う《ゴブリンの鎖回し》は、今後も環境に生き残れるのでしょうか(笑)
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