2020年1月29日水曜日

MF名古屋が最悪の開催時期に――コロナウィルスの暴威

大型新人が爆誕した嵐のGP香港も凄かったが、MF名古屋2020も最悪の開催時期となってしまった。

今回の大会会場は、去年に引き続きAICHI SKY EXPO 展示ホールC。全く名古屋ではないことを除けば(愛知県常滑市だ)、広くて快適に過ごせる場所であり、好印象な大会環境だった。

そう、中国で猛威を奮うコロナウィルスがなければだ。

開催会場は、中部国際空港最寄り。

BMより、お知らせが届いた。



そりゃあ、この時期にアジア圏PTと同時開催となると……。

現状、デッキは概ね決まったが、足を運ぶかどうか迷い中。



何処にいても感染のリスクがあるといえばあるが、まさかラグーンシティとかち合うとは。

行くなら対策は徹底したいところと言いたいのだが、結局マスクにうがい手洗い、怪しい人物には近づかないというぐらいしかない。



ジャッジは、その点対策してくれるのだろうか。

正直、対戦相手が咳込んでいたら、ドロップまであるヤバイ大会になってしまった。


GP名古屋2020に向けたパイオニア覚書き



今週末向えるGP名古屋2020。

中国発のパンデミックにより、中部国際空港周辺ということで非常に危険を伴うラグーンシティと化してしまったが、中止のアナウンスがなかったのでやるしかないようである。

併催されるPT名古屋、日本人しかいないんじゃないのー?

マスク手洗いうがいの三種の神器ぐらいしか対応策がないため、要注意である。




さて、そんなGP常滑もとい名古屋のフォーマットはあのパイオニア。

環境初期は楽しかったが、マナベースの格差社会に嫌気がさしてきているものの、今のスタンよりはまだ楽しめる環境なため、結構回している。

猫かまどが面倒なだけで、結構楽しいけどね。

グリクシスミッドレンジはいいデッキだよ?

とまぁ、余談は置いておいて、大事なのは環境把握である。

メインデッキの細部を詰めつつ、様々なデッキに触れている。

そんな環境把握に役立ちそうな記事の話である。

2020年1月28日火曜日

井川プロがライバルズリーグ入りしたので気分はヨシヒコ

井川良彦プロ。

MC決勝戦で激戦の末に涙を呑んだ結果、優勝賞金・世界選手権出場権・MPLメンバー入りと多くのものを失ってしまったカードラッシュ所属の日本人プロプレイヤーである。

ミシックチャンピオンシップ・クリープランド2019における井川プロの軌跡!

ゴールドレベルを渇望し、そして届かず、プロ契約の解除――晴れる屋を退いた井川プロが準優勝を果たしました

最近また配信を始めてなんか物騒な放送やいなと楽しく見ているし、きちんとプロだよなぁと尊敬するプレイヤーの一人だが、ウィザーズの無慈悲なテーブルトップ軽視によりプラチナレベルだった彼もまた一般ピーポーなるかと思われた……。






これぞ急転直下、他メンバーの辞退により井川良彦プロがライバルズメンバー入り!

2020年1月23日木曜日

禁止カード一番乗り? 《死の国からの脱出》の危うさと2位の話

発売直前の《テーロス還魂記》。

現代MTGらしいオーバーパワー気味なカード群の中において、これはヤバイのではという
カードがある。



ウィザーズが推移を見守るとどや顔でのたまったのが《太陽冠のヘリオッド》だ。

ロードとしてもファッティとしても、単純にカードパワーが高く、そのうえコンボも可能という《守護フェリダー》のような便利さがある。

とはいえ、未だ確たるデッキがないのが現状といえるだろう。

まだまだ試行錯誤の段階だ。

そんなヘリカスよりも、もっと問題のあるカードが存在する。

現代に蘇った《ヨーグモスの意志》――。



《死の国からの脱出》だ。


2020年1月20日月曜日

『テーロス還魂記』で思っていたよりも強かったカード達:《夢さらい》と《深海住まいのタッサ》の力

プレリが行われ、一足早くアリーナやMOに導入された『テーロス還魂記』。

昨年より続く毀れセットシリーズである『エルドレインの王権』と比べればまだマイルドなのかと思っていたのだが、そんなことはなかった感。

前環境を塗り替えるぶっ壊れ環境――非常に大味なMTGがそこかしこでみられている。



このブログではウーロを注目カードとして挙げていたのだが、使用感としてはそこまで強いカードではない印象だ。

それよりも――いつものようにBIGs注目カードに逆張りが板ではないが――遥かに強いと感じたのは。


このカードだ。

2020年1月17日金曜日

Secret Lair第2弾は【ねずみ年】! 《群れネズミ》に《鬼の下僕、墨目》


猫三昧だったり本当にドリップした幻視だったりだったMTGの課金セット第二弾はねずみ年!

新セット、『Secret Lair』が登場――ウィザーズは猫派である――

【特報】コレクタブルな新製品『Secret Lair』が登場! 今年12月2日~9日(PST)に発売するシリーズは日替わりで全7種、すべてセットの「Full Bundle」も初日にリリース! 記事は後日翻訳版を公開予定です。 https://t.co/FHrezu0FHT...


日本風だったり中国風だったりなイラストが素晴らしい!

水墨画な墨目がよく見るとでっぷりして何か嫌だけど、全般的に美しいイラストに仕上がっている。

前回のもふりっぷりもよかったが、今回のミッ〇ーっぷりもなかなかのもの。

《群れネズミ》、美しい。

この《群れネズミ》ならプレイマットとしてほしいぐらいである。



『テーロス還魂記』で復活黒単信心! または令和のピットサイクル

『テーロス還魂記』のプレリ目前でありアリーナのアップロード前な今日この頃。

発売前のお馴染みイベントである、アリーナ先行配信が行われた。



ぱっと見た感じ、大味なMTGがそこかしこで行われ、サイズもマナもアドバンテージもさらに規格外になっていた印象がある。

マナ3倍にしたり、大量ドローしたり、大量の+1/+1カウンターを乗せたりと、次環境のテーブルトップも面倒なゲームがそこかしこで散見されるのかもしれない。



《ニクスの睡蓮》はキオーラと組み合わせると大量のマナが出て凄い。



逆張りで定評のあるBIGsが挙げていないのも注目ポイント。



この2枚も凄そうだけど、挙がっていなかったので多分凄いはずだ。

《死の国からの脱出》は赤の《ヨーグモスの意志》だし、《牧歌的な教示者》は既存のデッキとしてジェスカイ創案が存在する現状、使われない理由はなさそうである。

安定して4ターン目に《創案の火》が置けるジェスカイ創案は危険な匂いがする。

そして、もう1枚。


《アスフォデルの灰色商人》を再び擁した黒単信心は、令和のピットサイクルといっても過言ではなかった。



2020年1月14日火曜日

1/13禁止改定:オーコの禁止は止まらず! モダンフォーマットに調整の手が

1/13に発表された禁止制限告知。



そのターゲットはかっての人気フォーマット――もはや過去形となってしまった――モダンである。

モダンホライゾンという輝かしいセットの導入とパイオニアの制定により、ゲーム性は破壊され存在意義をも失ったかに思われたフォーマットだが、一応公式は存続させる道を選んだようだ。

そうだね、GPの動員人数が減少の一途をたどってるからね、アリーナじゃ賄えきれない現象なのかもね。






モダン

禁止:《オパールのモックス》
禁止:《王冠泥棒、オーコ》
禁止:《マイコシンスの格子》




スタン、パイオニア、ブロール、ヒストリック(一応制限だが)に続き、《王冠泥棒、オーコ》が圧巻の五冠を達成!

やはり最強のPW!

刷られるべきじゃなかったエラーカード!

灯争大戦以後、ウィザーズはMTGというゲームを順調に破壊していますね!




《オパールのモックス》は、《古きものの活性》とともに以前より禁止の噂が絶えなかったカードだが、今回敢え無くBAN。《最高工匠卿、ウルザ》の犠牲になった感じが否めず、次回禁止改定で結局ウルザが禁止される未来しか見えないのだが、諸兄はどうだろうか。

このカードも悪いカードで(高いし)是非禁止にしてほしかったカードだが、親和というデッキには全くいい思い出がないし、そう思うと妥当なのかもしれない。

《マイコシンスの格子》も同じ印象を受けたのだが、《大いなる創造者、カーン》の方がヤバイカードであるようにしか声明文からは読みとれないのだ。

ウィザーズは、古いカードに罪を擦り付け、新しいカードに対して禁止をださないように振る舞うのだが、その結果ホガークの夏を生み出したのも記憶に新しいだろう。

常に先送りの体質は、疲弊した組織の典型例だ。





《最高工匠卿、ウルザ》と《大いなる創造者、カーン》は、要注意カードだ。

この手のスケープゴートを用意したものは、たいてい禁止されている。

最初っから禁止しとけって、《蘇る死滅都市、ホガーク》や《王冠泥棒、オーコ》で散々語られていたが、残念ながら最高企業であるウィザーズにその程度の記憶の保持は難しいようだ。


そんな公式からの煽りである。

禁止カードを出すことを恥だと思ってないんだろうか?

2020年1月13日月曜日

MPLメンバーとライバルズメンバーの発表と移ろいゆく競技シーン

MTGの最高峰(?)、MPLメンバーとライバルズメンバーが発表された。





日本人プレイヤーはMPLメンバーに3人が残留。




ライバルズリーグ入りの可能性を残していた井川プロの名前は――なかった。



2020年1月12日日曜日

『テーロス還魂記』全カード公開――ヘリオッドの運命や如何に――

『テーロス還魂記』の全カードがついに公開された。

本来であれば構築面でのカードデザインに目を向ける段階なのだが、今回はまず背景世界に注目しよう。

そう、このセットはあのテーロスブロックの続き――エルズペス再生の物語なのだ。





トレイラー公開時から今回気になっていたのは、エルズペスの行く末である。

MTGの背景世界において、ここまで惨い歴史を刻んできた人物も珍しいだろう。バントを救い、ミラディン世界で奮闘し、テーロスでゼナゴスを倒し……彼女にもたらされたのは、死である。

ヘリカス許すまじだ。

てっきり喪われた子を助ける話かと思ったが、どうやら予想は違ったようだ。この映像は、アショクのもたらした悪夢――登場した子供は、幼少期のエルズペスだった。



アショクはファイレクシアに興味を示した。では、エルズペスは、ダクソスは、ヘリカスはどうなったのだろうか。

報仇雪恨――悪役には、相応の報いを。

吾らがボーラス様は、瞑想領土においてお兄さんの介護を受けながらほのぼのおじいちゃん暮らしをしているが……?




うん、めでたい!

2020年1月8日水曜日

テーロス還魂記デッキ構築――神話のタイタンでデッキを作ろう

ギリシャ神話における主神といえばゼウスを始めとするオリンポス12神である。

宙に輝く星座を始めとして数多の説話に彩られたオリンポス12神だが、あくまで主要な神々という位置づけであり、始祖と言える存在ではない。

ギリシャ神話大系において、祖神と言えるのはガイアとウラノスであり、オリンポス12神は孫の世代なのだ――その一世代前に世界を統べたのが、クロノスを筆頭とするティターン12神だ。



日本神話における天照大神率いる天津神と大国主に代表される国津神、仏教に取り入れられた古代インドの神々である天龍八部衆、キリスト教にみられる七つの大罪等々、等々。

時を越え場所を変え、信心が変質することはままあること――神話を内包する神話は、世界中にみられることである。

MTG始まりのタイタンといえば《丘巨人》だが、時代を風靡したのは《原始のタイタン》を筆頭とした6マナタイタンサイクルだろう。

その強さは、《悪斬の天使》一強時代を終焉に導き、6マナ以降のマナ域の選択肢を大幅に狭める結果となった。

6/6/6という優秀なスタッツに、3つの能力――戦場に出た時と戦闘に参加した時に誘発する能力の組み合わせが強力過ぎた。

高マナ域のクリーチャーは、場に出た次の自分のターンまでに除去されてしまうと一切仕事をしないという、至極当たり前かつ難題を抱えていた。その点、タイタンシリーズは、場に出た瞬間に仕事をしており、その分だけアドバンテージを失う場面が少なかった。

《墓所のタイタン》と《業火のタイタン》は特に好きだったカードで、あまりに好きだったのでモダンGPにラクドスミッドレンジ(別名緑が事故ったジャンド)で挑んだほどだ。



旧テーロスブロックでは意図的にあまり取り上げられていなかったタイタン要素だが、《テーロス還魂記》ではトップダウン方式のデザインカードの一環として、神話レアのレジェンドクリーチャーとなった。

《自然の怒りのタイタン、ウーロ》と、《死の飢えのタイタン、クロクサ》という、2体のエルダー・巨人だ。




ネーミングとしては、ウロノスとクロノスが元ネタだろうか。

エルダー……この2体は、PWになる前のボーラスやその兄弟と同格の存在といえるだろう。

テーロス還魂記の新能力である脱出持ちであり、エルズペスともども、死の国に封印されていたフレーバーとよく噛み合っている。

能力は強力の一言。テキストを読み上げるだけでそのやばさがわかるのではないだろうか。

いわば逆想起――本来のマナコストが軽いデザインに、かっての6マナタイタン同様の戦場に出た時と戦闘に参加した時に誘発する能力。脱出による墓地からの復活に、6/6という優秀なスタッツ。

アドバンテージの塊といえ、ただただ強いカードだ。

特に《自然の怒りのタイタン、ウーロ》は凄まじく、スタンダードのシミックがどこまで強くなるのか戦線恐懼となっている。

《むかしむかし》、《夏の帳》、《王冠泥棒、オーコ》がいた環境で、本当にウィザーズはテストプレイしていたのだろうか。

ウィザーズは最高の企業なのでしていたのだろうが、《金のガチョウ》→《王冠泥棒、オーコ》でゲームセットしていた環境に、さらなる強力カードを投入するだなんて、どうかしている。華々しく始まったプレイデザインチームだが、もはや機能しているとは言い難い。

勿論、その前身といえる彼らのFFリーグが役にたっていたかといえば、全くそんなことはないのだが……?


2020年1月6日月曜日

年末年始も終わってしまうので、テーロス還魂記対応の神デッキを作ろう

年末年始の連休が、世間一般的に終わりを迎える。

1月2日から仕事をやっていた社畜としては何を今さらと感慨はないはずなのだが、幾何かの侘しさは感じてしまう。



参拝中に、もう手遅れな中二病患者がうっすい知識でだらだらと述べていて聞くに堪えずこれが同族嫌悪かと自分でもびっくりしたのだが、年始の行事といえば初詣である。

個人的には寺よりも神社の方が好きで、特に伏見稲荷は別格である。毎年元日には熊野本宮大社に詣でるし、この写真のように近在にある神社もよいしょと足を運ぶのである。

それは、八百万の神々という多神教な日本ならではの光景だろう。

伊勢神宮には皇族の方々専用の参拝所があり神様が神様にお参りするのおかしくないのかって中二病患者がのたまっていて、神様が神様にお参りするのおかしくなくなーいって個人的には思うし伊勢神宮はそのうえ祖神たる天照大神だからやっぱりおかしくなくなーい、八百万の神々にも神格あるからなぁということを考えながら蘊蓄を聞いていた。

大事なのは神様というキーワードで、MTGというカードゲームにおいても神様は多数存在する。

エジプト式、日本式、ギリシャ式、旧PW等々だ。

今回はそんな神様を紹介しつつ新デッキを作ろう。

その前に、確認を一つ。

無限って、好き?

2020年1月3日金曜日

大会運営って大変だから誠実にやってるところがいいよね

大会ってのは足を運んでくれる参加者と、場を提供する主催者の両者がいて成り立つわけで、基本的には主催者側が強いんだけど、あんまりな間柄だとバランスが偏るよねって話。



最近は少人数の大会ばかりで一時の勢いがないなぁと思いながらぼちぼちやってますが、そりゃあ三が日にFNMに出る人間ってのはよっぽどの物好きか正月にどなどな帰宅して翌日からお仕事やってる休日大会に出る時間のない社畜なわけですね、本当に辛み。

だからこそ、貴重な大会参加の機会は大切にしたいし、お店が一つなくなって悲しみに暮れるわけですなぁ。








2020年1月2日木曜日

2020年もよろしくお願いします(くじ)

早いもので、2020年が始まってしまった。

仕事始めは1/2、それまでは帰省してゴロゴロとと布団にくるまって過ごしていた。

3日では、さすがにさすがに、まともに過ごせない。

忙しないと考えたときには、もう帰省は終わっているというものである。

今まで行ったことのなかった場所に行ったり、ススキが未だに綺麗だったり、熊野三山の一角にもなんとか行けたが、物足りないことこの上なかった。

むしろ、色々と勉強できたのがよかった点か。




1/1に、町田に帰宅。

正月に帰る侘しさよ。ほんまに、うちの職場はさぁ。

1/1といえば――。

そう、くじである。

オリパ大明神撃滅のためにも、くじを引いて今年の運勢をば!

幸いにも、閉店ギリギリに町田に到着。

一度やりたいと考えると、なかなか止められないのがわいという人間である。

立ち止まるというのは大事なのだが、そう簡単に立ち止まれたら無駄な出費はないわけで、いざ!