本来であれば構築面でのカードデザインに目を向ける段階なのだが、今回はまず背景世界に注目しよう。
そう、このセットはあのテーロスブロックの続き――エルズペス再生の物語なのだ。
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 10, 2020
トレイラー公開時から今回気になっていたのは、エルズペスの行く末である。
MTGの背景世界において、ここまで惨い歴史を刻んできた人物も珍しいだろう。バントを救い、ミラディン世界で奮闘し、テーロスでゼナゴスを倒し……彼女にもたらされたのは、死である。
ヘリカス許すまじだ。
てっきり喪われた子を助ける話かと思ったが、どうやら予想は違ったようだ。この映像は、アショクのもたらした悪夢――登場した子供は、幼少期のエルズペスだった。
多元宇宙に広がる恐怖……ファイレクシアによって支配された故郷の姿。死の国でエルズペスに悪夢を見せ続けているのは、どうやら同じプレインズウォーカーであるアショクのようです。 #mtgjp #MTGTheros pic.twitter.com/IiRupFqJeV— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 10, 2020
アショクはファイレクシアに興味を示した。では、エルズペスは、ダクソスは、ヘリカスはどうなったのだろうか。
報仇雪恨――悪役には、相応の報いを。
吾らがボーラス様は、瞑想領土においてお兄さんの介護を受けながらほのぼのおじいちゃん暮らしをしているが……?
うん、めでたい!
発売前の『テーロス還魂記』だが、既に結末が顕になっている。
テーロス還魂記 物語概要 https://t.co/PlJ3oUk5KU 日本語デスヨー— M.Wakatsuki/aisha (@aishawakatsuki) January 10, 2020
今までは連載小説という形で公開されていたが、今回は短くまとめたストーリー記事が公開済み。
併せて、公式ツイッター上でカードと一緒に物語が徐々に明らかになる仕掛けが施されていた。
エルズペスには、かつてサテュロスの身でありながら神への昇華を目論んだプレインズウォーカー・ゼナゴスの謀略によって、愛する人……ダクソスを手に掛けてしまった過去があります。 #mtgjp #MTGTheros pic.twitter.com/1wBd6jezw5— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 10, 2020
多元宇宙に広がる恐怖……ファイレクシアによって支配された故郷の姿。死の国でエルズペスに悪夢を見せ続けているのは、どうやら同じプレインズウォーカーであるアショクのようです。 #mtgjp #MTGTheros pic.twitter.com/IiRupFqJeV— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 10, 2020
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 10, 2020
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 10, 2020
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 11, 2020
死の国から脱出する過程でエルズペスは幾度となくケイリクスと激突します。彼はエルズペスとの戦いの中で成長し、しかし熟練の戦士である彼女はそのすべてにおいて勝利を収めました。 #mtgjp #MTGTheros pic.twitter.com/46VsrEcDUC— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 11, 2020
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 11, 2020
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 11, 2020
ちなみに今回の話は、ヘリカスが万神殿の主の地位を永劫のものにするために他の神に喧嘩を売る
→他の神激怒
→その混乱で死の国と定命の国との境目が朧に
→エルズペス奮起、影槍を手に追跡者を退けつつ信心集め
→ヘリカス負けて戒め
……自業自得www。
いやぁ、『テーロス還流魂記』はいいセットですね。
はてなブログに投稿しました #はてなブログ— もち饅頭 (@AnCovered_Mochi) January 11, 2020
僕がテーロス還魂記のカードについてオタク語りをするだけの記事です。9000文字に到達しそうだったのでやむなく分割しました。
テーロス還魂記まとめ その1 - 丸くやわらかい。https://t.co/EsJUbooT8e
はてなブログに投稿しました #はてなブログ— もち饅頭 (@AnCovered_Mochi) January 13, 2020
巨人とかいう厄介種族の解釈でかなりド嵌りしてしまいました。自由研究、題材:テーロス という感じになってきましたが楽しんでいただければ幸いです
テーロス還魂記まとめ その2 - 丸くやわら…https://t.co/lflKbYUIaO
はてなブログに投稿しました #はてなブログ— もち饅頭 (@AnCovered_Mochi) January 19, 2020
もち饅頭のテーロス語り、最終章です。神々の戦い、蘇りし者、死の国、ストーリーについてです。今回もクッソ長くなりました。読んでください。
テーロス還魂記まとめ その3 - 丸くやわらかい。https://t.co/3dqp06Ahxw
背景世界の第一人者、若月女史絶賛。
読んで「すげえ……」と涙が滲むほどに圧倒されました。カード、フレイバーテキスト、物語、設定、元ネタへの深い造詣と愛をもってこれでもかと語られるテーロス還魂記。読みたかったものがここにありました。素晴らしい記事をありがとうございます……! https://t.co/GmnCginsBE— M.Wakatsuki/aisha (@aishawakatsuki) January 19, 2020
内容が濃密。
MTGの歴史と、そのデザインの巧みさよ。
キオーラとタッサのやり取りや、復活するポルクラノス等、前作の先を見せつつ、その先を見据えたよいセットである。
そう、先を見据えた――セットの背景に浮かぶのは、ニコル・ボーラス、エムラクールに並ぶ、MTGの巨悪。
ヘリオッドなど、既存の権益を守ろうとする薄汚い小悪党に過ぎない。
機械生命体群、ファイレクシアだ。
エルズペス――影槍、そしてアショク。
その物語の先には、ニューファイレクシアの存在がある。エルズペスもまた、故郷の次元を滅ぼされ――その象徴が《ファイレクシアの抹消者》といえるだろう。
カーン、テフェリー、アジャニがその対応策を練り、テゼレットもまた、ニューファイレクシアを知っている。
旧ミラディンブロックの主人公であるグリッサは、新ミラディンブロック以降奮闘を続けるコスやメリーラの運命や如何に。
ああああああああ後ろ! 後ろーーーーーーーー!!!!!https://t.co/tv0xmqz4bF pic.twitter.com/cS6Zg3kHG0— M.Wakatsuki/aisha (@aishawakatsuki) January 7, 2020
— 豆猫さん@バーチャルVtuver (@MAME_NYA) January 13, 2020
【ストーリー】 『テーロス還魂記』の物語は、順次公開されていたストーリーカードとも合わせてお楽しみください。こちらにてストーリーカードをすべてまとめて公開しております。https://t.co/IJo0x7SZKg#mtgjp #MTGTheros— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 15, 2020
【翻訳記事】 『テーロス還魂記』のカード個別のデザインを開発者マローが語るコラム。新プレインズウォーカーはもちろん、込められた制作意図やテーマごとに、多数のカードをまとめて語ります。 『Making Magic:死出』 https://t.co/FtaFGCYI0Q #mtgjp #MTGTheros— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 14, 2020
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