2019年11月12日火曜日

MCリッチモンド優勝はオンドレイ・ストラスキー選手のシミックフード!

誰が一番オーコを使えるんだ選手権は、近年大躍進を遂げているチェコ勢の一員であるOndřej Stráský選手が頂点にたちました。



決勝トーナメントは12時間を超える長丁場、MTG史上屈指の難しい環境となりました。

やってることはオーコを擦るだけなのですが、選択肢が無数にあるため、非常に困難な選択の連続。

将棋や囲碁に近い状況ですね。

上手い人が、勝つ。

じゃあ、公開情報ゲームでええやんって話ですが。








【シミックフード】

クリーチャー:17枚
4 《金のガチョウ》
4 《楽園のドルイド》
4 《ハイドロイド混成体》
2 《厚かましい借り手》
3 《意地悪な狼》

呪文:17枚
4 《霊気の疾風》
4 《むかしむかし》
4 《王冠泥棒、オーコ》
3 《世界を揺るがす者、ニッサ》
2 《集団強制》

土地:26枚
4 《繁殖池》
2 《ヴァントレス城》
2 《神秘の神殿》
1 《寓話の小道》
10《森》
7 《島》

サイドボード
4 《夏の帳》
2 《否認》
2 《神秘の論争》
2 《大食のハイドラ》
2 《探索する獣》
1 《老いたる者、ガドウィック》
1 《意地悪な狼》
1 《世界を揺るがす者、ニッサ》


フードに在らずば、スタンデッキにあらず。

ベスト8はスゥルタイフード3名、シミックフード3名、セレズニアアドベンチャー1名、ゴルガリアドベンチャー1名という結果に。

Ondřej Stráský選手のシミックフードは、異色の構成。

4枚必須だと考えていた《意地悪な狼》と《世界を揺るがす者、ニッサ》をサイドに1枚ずつ下げ、メインに《集団強制》という同型メイン最強呪文を加えています。

《霊気の疾風》と《害悪の掌握》のフード界隈2大妨害手段に引っかからない《集団強制》は、《夏の帳》に引っかかる可能性の少ないメイン戦であれば最高の仕事をしてくれます。

スゥルタイ最強の呪文である《戦争の犠牲》との大きな差異はそこですね。通れば、勝てる。

その分、土地は26枚と1枚多めにとっており、《ヴァントレス城》2枚と長期戦を見据えています。

徐々にテンポデッキの道を歩んでいたシミックフードに、厚みを取り入れた構成は見事といえるでしょう。






一旦はリタイアを考えていたチェコ勢が躍進を遂げ、ケシスコンボに始まりMTG界に旋風を巻き起こす。

これもまた、MTGといえます。



チェコの家から|イベントカバレージ|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

2019年10月19日  マジックの歴史には、切っても切れない名前やチームメイトなど、印象的な二人組がたくさんある。例えばジョン・フィンケル/Jon Finkelとカイ・ブッディ/Kai Budde。例えばルイス・スコット=ヴァーガス/Luis Scott-Vargasとポール・チェオン/Paul Cheon。例えば《 欠片の双子》と《 詐欺師の総督 》。  そしてここに、近年凄まじい速度で名を上げている二人組を加えることができるだろう――オンドレイ・ストラスキー/Ondřej Stráskýとスタニスラフ・ツィフカ/Stanislav Cifkaだ。

MFリッチモンドではスゥルタイサクリファイスという名の、《パンくずの道標》を投入したフードデッキが躍進。

結局、この環境は《王冠泥棒、オーコ》の天下は変わらず。

11/18までオーコを擦りませう。










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