制定されたばかりのパイオニア。
開始当初は有効色フェッチランドのみでしたが、毎週月曜に環境の推移をみて適宜禁止改定をだしていくという宣言がされていました。
その禁止改定が、ついに!
今か今かと待っていましたが、その時は訪れず。
通常の禁止改定であれば11/4~5の日付変更時間ですが、今回は11/5の8:00と遅めの時間でした。
その内容は――。
禁止:《守護フェリダー》【お知らせ】 2019年11月4日発表の、認定イベントの「パイオニア」フォーマットにおける禁止告知、ならびに変更に関する判断と見解について、翻訳をお届けいたします。次回告知日は11月11日で、当面は毎週月曜日(米国時間)に告知を発表する予定です。 https://t.co/Q132jFdwNe #mtgjp— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) 2019年11月5日
禁止:《豊穣の力線》
禁止:《ニッサの誓い》
4Cサヒーリと緑信心のキーパーツが禁止カードに制定されました。
サヒーリコンボを直ぐ潰すパイオニア、一生サヒーリコンボ擦ってるフロンティアとは違ったな。— Yuuki Ichikawa (@serra2020) 2019年11月4日
【デイリー・デッキ】 先日発表され、次々にデッキが考案されている新フォーマット「パイオニア」のデッキをご紹介! スタンダードで有力だったデッキも? そのひとつ、「コピーキャット」が本日のお題。2枚コンボはいつでも強く、最新カードでさらに補強されました。 https://t.co/eLqrDWjK8c #mtgjp— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) 2019年11月4日
……記念すべき公式紹介パイオニアデッキが禁止になってにっこり^^
これはいわゆるインサイダー、カードショップへの忖度かな?
とはいえ、開始当初のパイオニア環境を圧巻したのは御存じサヒーリコンボと緑信心だったので、禁止も妥当であれば紹介デッキもまた妥当といえるでしょう。
初週の三大トップメタのうち2つが死んだので残ったイゼフェニと新興のネクサスが強そう→さよならディグ&クルーズになる予感 pic.twitter.com/bQuHH1eetK— Atsushi Ito (@matsugan) 2019年11月5日
《守護フェリダー》
安定3KILLかつ、サーチも妨害手段も兼ね添えたサヒーリコンボは、某フロンティア環境を支配し続けた経緯があります。
緊急禁止改定カードは、伊達じゃない。
2枚で即死かつ、《守護フェリダー》というカード自体がまた優秀。場に着地した瞬間に仕事はほぼ完了しており、PWの使いまわしや《ニッサの誓い》によるアドバンテージ、土地を起こしたり、そのうえでコンボパーツとは、もうよろしくない。
恐らく、パイオニア環境において、まず第一に禁止になるカードといえば、多くのプレイヤーが想定したカードではないでしょうか。
《豊穣の力線》
このカードに関しては、意外な印象でした。緑信心――《二クスの祭殿、二クソス》と組み合わさり、爆発的なマナブーストを行うデッキのキーパーツです。
具体的には、2ターン目《世界を揺るがす者、ニッサ》が着地して、3ターン目には《絶え間ない飢餓、ウラモグ》となります。
《ラノワールのエルフ》と《エルフの神秘家》が存在し、《ニクスの祭殿、二クソス》が許される環境では、ダメなカードでした。
これがモダンになると、禁止カード筆頭である《ウルザの塔》の存在によりここまでの活躍はないんですがねー。
0マナ、爆発的マナ、自身でフィニッシャーも兼ねる、《世界を揺るがす者、ニッサ》や《ニクスの祭殿、二クソス》といった強力な相方の存在。
確かに、言われてみれば……?
むしろ、《ニクスの祭殿、二クソス》を禁止読みで売却しちゃったんだよねー。
まぁ、年内にはいくでしょ^^
ニッサの誓い50枚ほど買っていました。複数のデッキで4枚使うし、強過ぎないから大丈夫だろうと高を括っていた。— Yuta Takahashi (@Vendilion) 2019年11月4日
-10000.
《ニッサの誓い》
……いや、わかるよ?
《隠された手、ケシス》で使いまわして《思案》・《定業》の上位互換やーとか、墓地に落ちやすいエンチャントカードとして昂揚と、場においておけば壊れにくい信心稼ぎと、相性のいいキーワードが多数あるし、PWを使用したデッキではマナベースがガバガバになるし。
あかんことしか書いてないね。
マナベースガバガバ問題は根が深く、そもそもその点を咎めるために有効色フェッチランドを禁止したので、不快なPW達を簡単に唱えられるようになるカードが許されないのは当然といえば当然でしょう。
1枚買い足しちゃったので、どうにかならないだろうか。
緑絡みのデッキであれば、概ね採用。
《むかしむかし》、《ウルヴェンワルド横断》、《召喚の調べ》と、緑のサーチカードは豊富にあり、少しは咎めた方がいいかもしれません。
お陰で4Cケシスエムリーに大打撃やん。
まとめ
今回の禁止カードに関して言えば、《守護フェリダー》は当然。
《豊穣の力線》と《ニッサの誓い》は意外な印象です。
《豊穣の力線》は《ニクスの祭殿、二クソス》の禁止を優先すべきだろうし、《ニッサの誓い》に関して言えば、《時を越えた探索》and《宝物の巡航》の方がドローソースとしては強力だと思います。
パイオニア唯一のMOXシリーズである《モックス・アンバー》や、モダンで暴れ狂う《湖に潜む者、エムリー》、2マナ最強PWである《ヴリンの神童ジェイス》、3マナPWの狂った連中――《時を解す者、テフェリー》に《王冠泥棒、オーコ》、Foilしかないし面倒だから嫌いな《運命のきずな》、バントカンパニーの中核である《集合した中隊》等々。
禁止に近いカードは枚挙に暇がありません。
逆にいえば――もはや、何でも禁止になりうる環境といえます。
《ニッサの誓い》の禁止は、禁止の敷居が低いことをさしているのではないでしょうか。年内のパイオニア環境は大荒れ、そして、来年のMF名古屋は……?
来年のことを喋れば鬼が笑う。
来週禁止になりそうなカードは、イゼフェニとネクサスが使用する強力ドローカード……《時を越えた探索》と《宝物の巡航》だと思います。
【#神決定戦】『パイオニア神決定戦』開催決定!— 晴れる屋 (@hareruya_mtg) 2019年11月5日
11/23(土)に『パイオニア神挑戦者決定戦』が開催され、優勝者は挑戦者として、現フロンティア神・三科 良太選手(特別シード)と『パイオニア神決定戦』を戦うことになります!
詳細はこちらから→https://t.co/Yw0JLjXZUW pic.twitter.com/dYwtWm1jxH
もう少しケシスコンボで遊べるのかな。
サヒーリコンボが逝けば、他のコンボデッキの研究だって進むかもしれません。
そしてまた禁止が……禁止カードが出るデッキを作成することは、デッキデザイナーの誉ってまつがんさんが言ってた!
9-1 with this list so far. If you like turn 4 kills give it a try! Sideboard guide coming out this evening on our discord! Join now at https://t.co/wl4LoZUgph! @PioneerDLs pic.twitter.com/ylnGnayqHB— Evan Whitehouse (@Ev_Whitehouse) 2019年10月29日
MOリーグで結果を残した各種《思考囲い》デッキ。Here is a collection of Thoughtseize Pioneer decks that I have had the most fun and success with. With a bunch of 4-1s, I am aiming hard to get that beautiful 5-0. @PioneerDLs pic.twitter.com/209mlJJrHf— Paul (@SecureThePizza) 2019年11月5日
特に青黒が好み。
こういうのもいいね。
《スカラベの神》を使いたいんじゃー。
やめて、鹿にはしないで。
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