2019年6月13日木曜日

ミシックチャンピオンシップⅢの参加選手68名が謎の決定

アリーナで開催されるミシックチャンピオンシップⅢ。

賞金総額75000ドルと、次シーズンのMPLに必要とされているミシックポイントをかけて行われる大イベントである。


参加者はMPLプレイヤー32名とあのアリーナミシックチャンピオンシップ予選通過者16名と招待選手20名という、極めて限られた人数しかいないイベントである。

世界選手権に繋ぐ役割もあり、テーブルトップMTGよりも高額な賞金がかけられている。


――招待選手20名


PTチャンピオンはええけど、誰これっていう人混じってない?










ミシックチャンピオンシップⅢ予選の通過者は16名。

全く単純ではなく、長期間かつ複雑な予選方式になっていた。これを単純だといえるウィザーズは相当頭がいいのだろう。

史上初開催! MTGアリーナでのミシックチャンピオンシップの観戦情報と予選情報|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

世界中で2千万人を超えるプレイヤーとファンを持つ世界最高の戦略トレーディングカードゲーム、マジック:ザ・ギャザリングの日本公式ウェブサイト。

・3/4月最終日のミシックランキングで構築/リミテッドで1000位に入る。

・5/25に行われた予選で8-1以上で通過。

・上位128名の中からスイスドロー6回戦にて上位16名が選出。


日本勢では、山本プロが入賞。これについては文句がない。

あるわけがない。

どの辺が単純な選出方式だったのか再度確認したいところだが、十分に説得力のある選出方式だった。

右肩下がりの視聴者数を記録したMPLリーグ上位者は2日目進出が決まっている。

ほぼ化け物(あくまでほぼである)揃いのメンツで上位4人に入ったのだから、それぐらいの恩恵はあるべきだ。




腑に落ちないのが招待選手枠である。

MTGの単純な実力ではなく、人気配信者枠がちらほらと見受けられ――人気あるの?

っていう人もいるけど。



井川プロ、激オコ。

そりゃあフェアじゃないよね。

今まではフェアっぽい選考基準だったのに、今年になってからトーナメントシーンはウィザーズのやりたい放題で、そこにプレイヤーが関与する余地はなく、そのやり方に公正さはない。

プロポイントを廃止してミシックポイントを新しく掲げているけど、それを獲得するにはウィザーズの何らかの恣意的選考基準に基づかないといけないって、もう一般プレイヤーは無理だよね。

感情が――追いつくのだろうか。

ミシックアリーナ予選に参戦して、3か月間頑張って、128名までは入ったけど、4-2で権利を獲得できなかった――悔やんでいると、コミュニティから幅広く集めましたと、いきなり誰やねんな選手が16名選ばれたら?

怒るか、気力が萎えるかのどちらかだろう。それでもまだやるというのは、MTGというゲームの魅力を信じているから、競技シーンに留まれる。

競技と興行の両立は可能なはずだけど、ウィザーズは興行に重点を置きすぎてプロ制度ががらがらと崩壊――そんなものはなかったかもしれないけど、それっぽくこの20年以上存在した競技シーンは信頼から粉々になってるよねっていう。


興行――テニス方式ではなく、サッカーやプロ野球みたいな形にしていきたいのだろうか。

テニスは実力があれば、自然と上位トーナメントに進出していくシステム。

下位トーナメントでポイントを稼ぎ、徐々に成り上がっていく、辛く厳しい実力主義の世界。そこにスポンサーや人気は――介入する余地があるんだけど、そこまで酷くはない。

野球なんかは、人気が必要。もちろん実力もいるけど。ああ、でも、チームごとに育成シーンが整っているか。Jリーグは、その点地域に根差していてすごいもんである。

じゃあ、ウィザーズはどうしたいんだろうというと、よくわからない。ツイッチの人気だけ見てる――というわけでもないし、方針が読めない。

それはもはや天災の類だけど、実際は人災なのだ

インビテーショナルはまだ納得できたけど、プロツアーでそれってどうなの?

世界最高峰のプレイヤーかといわれるとそうではない、いわば客寄せパンダを詰め込んだよね。

ついでに、何の考えなしに女性優位で物事を進めているからたちがわるい。

男性が多いから女性を優遇しましたは、こと競技シーンにはあまりそぐわない。だって、女性の強豪プレイヤーはいるじゃないか。それをいうなら、男性差別だ。

それがまかり通るなら、いわゆる高齢者からも選んでいいだろうし、子供だって選ぶべきだ。様々な人種から幅広く選ぶべきだ。

その選択は、差別でしかない。時代の流れに逆らう女性蔑視――そして、今までのトーナメントプレイヤーへの差別だ。

クラウドファンディングで渡航費を手に入れようとしている予選を勝ち抜いた選手がいるのを尻目に、こうして招待するってなると、馬鹿らしいよね。

以前に将棋の糸谷元竜王がPTベルギーに参加したことがあったけど、それは『タルキール龍紀伝』の龍繋がりってことだし、日本選手権上位の実力だったから納得できる。

理由がないと納得できないし、ウィザーズは理由を述べないからどうにも議論が進まない。

唐突に発表しましたで終わろうとするから、どういう意図なのか外部からは窺い知れない。

トッププロというよりかは、身内の意味合いが強いMPLプレイヤーですらそうなのだから、これは度し難い秘密主義か、どの部署も匙を投げているかの2つに1つだろう。

トーナメントの華やかな部分はよく表に出るが、カード制作の裏話のような運営に関する発話はほとんどない。


だからトンプソンに三行半を突き付けられるのだ。



そうじゃない。

それは関係ない。MPLが盛り上がろうが盛り下がろうが、本質は関係ない。議論がずれている。

実力じゃなく、ウィザーズに気に入られるか気に入られないかという、曖昧な基準で進んでいるのが問題だし、プロ制度がどうなるかのアナウンスもない、ないない尽くしの殿様商売が糞

ゲーム制度は最強だけど、会社はヤバイってずっと言われてるよね。

MPLがどう盛り上がろうと、それは今のMTGにおけるトーナメントプロに関係あるのだろうか?

もし関係あると思うのなら、来年以降の立場があやふやなまま、シーズンに挑んでいるレベルプロに聞くべきだろうし、スポンサードされてるから、何も言えないよねとは思う。

世界各地を巡り貯めていたプロポイントは意味を失い、生業の行く末が見えないまま環境は進むって、その業界で糧を得ている人間にとっては地獄だと思うけど……。



それでも、MTGの競技シーンがあるような雰囲気があるのが凄い。

失敗する組織って、大体こんな感じにダメになるよね。

個々は頑張っているのかもしれないけど、全体を見渡していわば戦略をとることが出来なくなり整合性がなくって、はい、終わり。


ゲーム性が担保する無限の可能性も、運営がアホなら潰れるよというお話。



ここからさらに長いですが、あるツイートと、その翻訳と野球のお話。



元の英文が長め。翻訳は、レベル2ジャッジのすずけん氏。























翻訳。そして、腑に落ちたお話。








自分はまだ、MTGの競技シーンという存在――eスポーツで生業をたてる……将棋や囲碁や、野球やサッカーのように――という夢が忘れられないんだな。


それは、あのアヴァロンを、名古屋の古い劇場で観てからずっと続いている、呪縛のような執妄かもしれないけど、未だにそれはあるんだな。

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