2019年6月17日月曜日

市川プロ、今シーズンMCQ突破の軌跡

チーム武蔵所属の市川ユウキプロ。

2連続PTサンデーという輝かしい成績を挙げ、ラインジグスターと呼ばれた日本有数のトッププロである。その言動も振る舞いも成績も、トッププロに相応しいだろう。

あの黒単信心t白に入れ込んでいたあの頃、氏の使用したジャンドPWに痺れ、即《世界を目覚めさせる者、ニッサ》を4枚買ったのもいい思い出である。

市川ユウキのプロツアー『マジック2015』レポート デッキ調整録編|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

世界中で2千万人を超えるプレイヤーとファンを持つ世界最高の戦略トレーディングカードゲーム、マジック:ザ・ギャザリングの日本公式ウェブサイト。

市川ユウキのプロツアー『マジック2015』レポート 大会レポート編|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

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今年度よりMTGにオールインを宣言していたが(トーナメントシーンではない。プロポイント制度が崩壊しているのに無理無理)、あの件により5年間継続していたMC参加権利を失い、競技シーンの第一線からの撤退も視野に入ってしまっていた




市川プロのいないMCなんて……。

ニコ動時代から応援してるんだよなぁ。

とはいえ、そこで諦める氏ではなく。

MCに出られないなら、プロとは呼べない。

ならば、出られるようになるしかない。







始まりは群馬MCQ。

個人的にはこの環境でもっとも革命的だった青白PWで1没。

この地から市川プロの戦いが始まる。

すんなり権利獲得できると思ってたけど……。









MCQ巡りを行っていく市川プロ。

毎週末MCQとMOCQに出ているが、勝者総取りの勝者になれない。その姿はかってのPTQ常連と同じだ(名古屋は回避したけど)。

GP台北にも姿を見せる市川プロ。

アジア最強の氏の実力を!?


あ……。








あ……(2回目)。

残り、1大会――最終戦、MCQ大阪。

あと少し、あと少しというところで敗北を重ね、後のないところまで来てしまった。

この大会が終われば、チャンスはない。

その成績は立派だ。そして、ここまで全国各地を飛び回れるプレイヤーもそうはいないだろう。

MTGにオールインしているとはいえ、そこはゲームである。旅費だって馬鹿にならないし、体調だって辛い。

さらに、現スタン環境という、どのデッキも勝つ可能性があり、どのデッキも負ける可能性があるという、モダンのような環境。

こんなん、手に汗握らん方がおかしいやろ。

自分のことではないけれど、気になってしょうがないやん。








そして、なんの脈絡もなく殴られる原根プロ。

怖い。








最終決戦。

今シーズン最後のMCQ、最終戦。

その相手は。




市川プロが使用していたのはスゥルタイ戦慄衆。

前環境の覇者であるスゥルタイミッドレンジの後継機は、シミックネクサスに無茶苦茶相性が悪いままきている。

この2週間、同デッキを使用して、非常に相性が悪いと感じる。

除去は無駄牌で、《野茂み歩き》のライフゲインも意味をなさず、相手の方が現環境最強PWであるニッサを先にプレイする確率が高いのだ。

だが――。



PT2015ベスト8入賞。

公式サイトでの市川プロの長期連載――『市川ユウキのプロツアー』最初の記事――それは、先に述べたように《世界を目覚めさせる者、ニッサ》を使用したPWジャンドである。


スゥルタイ戦慄衆の中心カードは、《世界を揺るがせる者、ニッサ》

この、符号。揺るがせる者は、目覚めさせる者よりもカードとして強い。

そして、結果は――。




こんなん、目から汗が出るやん。

原根プロが、一時PT権利がなくて、どうしてもどうやってもポイントが足りなくて、どんどん焦燥して放送見てる方も辛いほどだったけど、それでも諦めなくて、ラスベガスで権利を得て、そして一皮むけたかのように好成績を納め日本王者になった時――自分ことのように感動したけど、それ以来だと思う。


3年計画の終わり -GPラスベガス2017レポート- | 記事

ここまでの経緯 3年でレベルプロになる。 マジックを始めた頃に打ち立てた「3年計画」もいよいよ大詰めとなった今シーズン。グランプリ・京都2016のトップ4入賞を契機にコツコツとポイントを積み上げていき、プロツアー『アモンケット』地域予選を突破したことで、その達成は現実的なものとなりつつありました。 開催日 大会名 成績 獲得PP 累計PP (2016) ...


今週末は、総合格闘技の堀口選手がMGAで勝って、トレイルランの上田選手がスカイシリーズを制して、市川プロがMCQを抜けて――。

ファイナルズ予選/MCQと今シーズン目標にしていた大会に出れなくて、それは多分に自業自得とはいえ不完全燃焼で、なんやかんや腐ってしまったけど、こうして応援してる人が勝つってのは、立て続けに活躍しているのは――嬉しいです。

それは、自分のことではないけれど、自分のことのように嬉しいことなのです。














市川プロ自身のMCQ参戦記が到着!




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