2019年6月21日金曜日

基本セット2020でFNMやショーダウンが消失! プロモパックの詳細情報!

大会賞品用のプロモカード――MTGの販売促進に欠かせない存在となっています。

FNM、ショーダウン、ドラフトウィークエンド、マジックウィークエンド、初心者体験会用等々、新セットごとに多数のプロモカードが準備されていました。

それはもう、集めるのが大変なほどに。

【基本セット2020】でその構造は大きく変化します。


今まで用いられたプロモカード単体は廃止。

今後は4枚1セットのプロモパックが賞品として用意されることになります。

MOにおけるトレジャー方式への一大転換です。

その中身はといえば。

・1枚目
『基本セット2020』収録のレアまたは神話レア・カード(プロモスタンプ付き)

・2枚目
75%の確率で、スタンダードのレアまたは神話レア・カードの中から厳選されたリスト内のカード(プロモスタンプ付き)。
25%の確率で、『灯争大戦』の日本オリジナルアート版プレインズウォーカー・カード。

・3枚目
別イラスト版基本土地・カード(プロモスタンプ付き)。

・4枚目
特別なカード枠の《死体騎士》《否認》《見栄え損ない》《炎の一掃》《打ち壊すブロントドン》いずれか。

また、上記画像にあるように、Foilのみのパックも存在するようです。







2000年3月から続いたFNMプロモが、ついに廃止――時代の流れを感じます。

今からなら比較的容易に集められそう?

数千円級のカードも何枚かありますが、記念に集めてもいいかもしれません。

FNM1号!

日本語版オリジナルPWが世界中に配られるのも面白い試み。日本のみならず世界中で人気があるからこその配賦でしょう。



使用カードの9割は日本語オリジナル(らしい)

さて、プロモパック2枚目に注目。

厳選されたリストという心躍る言葉があります。

カードリストが公開済み、気になるその中身は!?

『イクサラン』
《殺戮の暴君》
《秘宝探究者、ヴラスカ》
《絶滅の星》
《ヴラスカの侮辱》
《残骸の漂着》
《水没した地下墓地》
《陽花弁の木立ち》
《氷河の城砦》
《竜髑髏の山頂》
《根縛りの岩山》
《勝者の戦旗》
《穢れを灰に》
《魔術遠眼鏡》
《トカートリの儀仗兵》
《切り裂き顎の猛竜》
《形成師の聖域》
《貪る死肉あさり》
《太陽鳥の祈祷》
《レギサウルスの頭目》
《聖域探究者》
《川の叱責》
《薄暮の使徒、マーブレン・フェイン》
《キンジャーリの陽光翼》
《富の享楽》
《巧射艦隊の追跡者》
《深根の勇者》
《呪文詐欺》
《波を司る者、コパラ》
《秘滝の軍使》
《剣呑な交渉》
《秘儀での順応》
《風雲船長ラネリー》
《幻惑の旋律》
《深海艦隊の船長》
《遺跡の略奪者》
《翠緑の太陽の化身》


『イクサランの相克』
《再燃するフェニックス》
《不滅の太陽》
《原初の災厄、ザカマ》
《翡翠光のレインジャー》
《原初の飢え、ガルタ》
《むら気な長剣歯》
《原初の嵐、エターリ》
《若葉のドライアド》
《戦凧の匪賊》
《光輝の運命》
《凶兆艦隊の向こう見ず》
《原初の潮流、ネザール》
《発見の道》
《オラーズカの拱門》
《首謀者の収得》
《地表形成師》
《原初の夜明け、ゼタルパ》
《深根の精鋭》
《凶兆艦隊の毒殺者》
《血染めの太陽》
《沈黙の墓石》
《強者鏖殺》
《原初の死、テジマク》
《ヴォーナの飢え》
《海底の神託者》
《提督の命令》
《攻角のケラトプス》
《ティロナーリの召喚士》
《銀まといのフェロキドン》
《蠱惑的な船員》


『ドミナリア』
《ウルザの後継、カーン》
《ベナリア史》
《黎明をもたらす者ライラ》
《硫黄の滝》
《森林の墓地》
《断崖の避難所》
《孤立した礼拝堂》
《内陸の湾港》
《ゴブリンの鎖回し》
《豊潤の声、シャライ》
《多勢の兜》
《ベナリアの軍司令》
《鉄葉のチャンピオン》
《大嵐のジン》
《金粉の水蓮》
《陰謀団の要塞》
《再鍛の黒き剣》
《包囲攻撃の司令官》
《養育者、マーウィン》
《アンティキティー戦争》
《先祖の刃》
《不死身、スクイー》


『基本セット2019』
《ビビアン・リード》
《輝かしい天使》
《苦悩火》
《浄化の輝き》
《茨の副官》
《死の男爵》
《練達飛行機械職人、サイ》
《エルフの部族呼び》
《至高の幻影》
《悔恨する僧侶》
《ギガントサウルス》
《レオニンの戦導者》
《ゴブリンの損壊名手》
《カル・シスマの恐怖、殺し爪》
《厄介なドラゴン》


『ラヴニカのギルド』
《正義の模範、オレリア》
《破滅を囁くもの》
《暗殺者の戦利品》
《危険因子》
《パルン、ニヴ=ミゼット》
《秋の騎士》
《彩色の灯籠》
《遁走する蒸気族》
《実験の狂乱》
《イオン化》


『ラヴニカの献身』
《スカルガンのヘルカイト》
《豪奢+誤認》
《水底の生術師》
《どぶ骨》
《培養ドルイド》


『灯争大戦』
《龍神、ニコル・ボーラス》
《迷い子、フブルスプ》
《総動員地区》


……え?

……え?

これ選んだ奴だれやん?

冒頭から厳選のげの字も感じないリストがだらだらと続いたけど、なんなん?

ええか、2019年10月には、イクサラン~基本セット2019はスタン落ちやぞ?

――在庫一掃セールじゃねえんだからよ、こんなイクサランブロックつうセットのレアカードを大量に印刷して環境破壊からのパックにぶち込んでんじゃねえよ!

厳選って言葉にはよー、もっと格調あるリストがふさわしいんだよー!

マスターズシリーズの微妙に外しているラインナップでわかるんだけどさぁ、ちょっとは厳選しろよ厳選。

リミテ用のゴミカードを配ってんじゃねえよ!

それに、他セットも微妙に高額レア外しやがってからに!

市場に大量放出されるとシングル価格が高騰するかもって、なんでそんなところで店側に媚をうるかなー。



このカード群が選び抜かれたカードっていうのなら、それはもう。


「これって壊れてる」

リストへの愚痴はさておき。

気になるのは、店舗への配布数です。

FNM+ショーダウンパック+ドラフト・ウィークエンド+マジック・ウィークエンド+初心者体験会と多数存在するイベント分のプロモパックが配布されればいいですが……。

MCの交通費削減やプロクラブの消滅等々、紙のMTGのリソースは次々と削られていますが、こんなところにもコストカットの波がきているのでしょうか。

GPT、PPTQ、そしてショーダウン。

ショップに足を運ぶ理由が、どんどんなくなっていきます。ショップはカードを手に入れるとともに、遊ぶ場です。そのためには、人がいないといけません。

アリーナであれば、世界中のプレイヤーが集まります。しかし、お店には、何某かの理由があって足を運ぶのです。

《致命的な一押し》や《流刑への道》で賑わっていた時期が懐かしいです。

テーブルトップ――紙のMTG、そして店舗へのリソースが削減されていく姿勢の一つなのかもしれません。

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