禁止改定告知日が、刻一刻と近づいています。
いつものルーチンではありますが、今回の発表如何によっては、多大な影響を受けることになります――3月のGP京都、4月のGP横浜と、大規模イベントの前に用意された、最後の禁止改定だからです。
逝くのか、ネクサス!?
メイン《外科的摘出》はあかんのちゃうな《信仰無き物あさり》!?
【クラーク族の鉄工所】アイアンワークス最後の1日【禁止改定】
ついに、禁止! 《クラーク族の鉄工所》が禁止と相成りました! 【お知らせ】 2019年1月21日発表の、認定イベントにおける禁止・制限カードの告知をお伝えいたします。モダンに変更があります。決定についての説明と次回告知日をあわせてお知らせいたします。 ht...
ですが、環境を歪めているといえるカードは、スタンにもモダンでも、まだ存在しているといえるのではないでしょうか。
まずはモダンから私見を述べていきます。
モダン
モダン神決定戦がまさかのドレッジVS青黒ライブラリーアウトという、もうなんだその世界な環境ではありますが。
【#神決定戦】『第12期 モダン神決定戦』はまさかの「ドレッジ」vs 「青黒ライブラリーアウト」!予想外すぎるこの対戦の行方やいかに!?放送のご視聴はこちらから→https://t.co/taSjtFaAgo pic.twitter.com/dkYpQ9KIw7— 晴れる屋 (@hareruya_mtg) 2019年3月9日
前回の禁止改定で、《クラーク族の鉄工所》の次に注視しているカードは《古きものの活性》と《オパール・モックス》という宣言がなされています。
しかし、現状の墓地利用デッキの活躍(ディスカード利用も含めて)は、メインに墓地対策――《外科的摘出》を投じることを是としています。
その歪みの大本は、《信仰無き物あさり》という、単純かつ強力なドロースペルに責任があるでしょう。
青に存在する下位互換となってしまった《入念な研究》でも十分に強いカードです。それにFBをつけると――壊れます。
ホロウヴァインに始まった、MTG2物語。《狐光のフェニックス》という凶悪カードをフューチャーしたイゼットフェニックスと、《這い寄る恐怖》によりバーン以上に安定したバーンという摩訶不思議な概念に至ったドレッジという2種類のデッキの隆盛は、無視できないレベルに至っていると思います。
モダンのメインデッキがイゼットフェニックス。《プテラマンダー》の加入により一段階デッキパワーが上がり、楽しく回せるフェアデッキなので、何とか禁止改定は免れてほしいところです。
とはいえ、《思案》・《定業》が1マナドロースペルとして強すぎると禁止され、《信仰無き物あさり》・《古きものの活性》という強力な1マナドロースペルが禁止されない謂れはないでしょう。
整合性をとるためであれば、BANが丸そうです。
スタンダード
さて、スタンダードです。
これでしょう。【アリーナ】《運命のきずな》禁止発行!【BO1のみ】
アリーナ日本語版実装のアップデートにあわせて、まさかの禁止発行! MTGアリーナ日本語化決定! 個人的にはやるやる詐欺だと考えていたMTGアリーナの日本語化だが、2/15のアップデート時に実装されることがついに決定した! 《運命のきずな》がMTGアリーナで禁...
これの一言に尽きるでしょう。
《ハイドロイド混成体》?
御冗談を。
高くて便利な、《真面目な身代わり》枠です。
《ドミナリアの英雄、テフェリー》……カードパワーでいえば下環境でも通用する駄目なやつですが、既存のデッキの強さは問題ない範囲におさまっているので大丈夫のはずです。
そう、《運命のきずな》と《荒野の再生》――特に、《運命のきずな》は禁止されるべきです。
禁止してほしい理由は何度も当ブログで述べています。
Foilしかない、遅延、当たると辛い、回されると不快……お、《反射魔道士》かな?
前回のアリーナ限定禁止改定ではサイドがあれば力不足とされていましたが、MCでは堂々の使用パーセンテージ2位であり、ベスト8に1名送りこんでいます。
そして、今回のPTでも、悲しく侘しいトーナメント環境がありました。
ちなみにMCでは「通常時はプロキシを使ってくれ。ただしフィーチャーマッチではプロキシを映したくないので本物を使ってね。ただし最後のシャッフルはジャッジがやるから、ネクサス打ったら呼んでくれ。あ、フィーチャー呼ばれたら本物と入れ替えるの忘れないように」という目ん玉飛び出る指示受けた— Kenta Harane (@jsp_magic) 2019年3月1日
フィーチャー呼ばれた時、会場の隅でカード入れ替えてるの惨めで仕方なかった。フィーチャー向かってる対戦相手と遭遇したらデッキバレるから。— Kenta Harane (@jsp_magic) 2019年3月1日
foilで1人回ししてたらほぼ確実にループ成立して、本番想定で山に入れ替えて見たら全然引かなくなって、foilマジでアカンなってなった。適当にカットすると、引きやすいとかじゃなくて一番上に乗る。マジで問題。— Kenta Harane (@jsp_magic) 2019年3月1日
今日スーツケースからデッキ出て来たからネクサス一人回ししてたんだけど、Foilのネクサスめっちゃシャッフル後にトップに来るな。上に乗せようとしてないけどワンカット後かなりの確率で上に乗る。ネクサスだけFoilだと絶対ヤバいわ。改めて思った。— Yuuki Ichikawa (@serra2020) 2019年3月1日
もしネクサスにノーマル版が存在したら使う選択肢もあった。— ヤソ (@yaya3_) 2019年3月1日
調整の時から「本番でダサイプロキシ使うの嫌だから使いたくない」と言っていた https://t.co/PrqEXBmg1e— Kenta Harane (@jsp_magic) 2019年3月1日
ネクサスが消えると、現在使用中のスゥルタイやグリクシスの抱えている構造上の歪みが、かなり解消されます。PTで使ったネクサスとGPで使ったネクサス。一説によると沼サスの方が山サスよりカードパワーが高いと言われている。山サスはティムールカラーの形を試したことがあるとドローした時に一瞬頭がバグるが沼サスは絶対デッキに入っていない為脳へのストレスが低い為。 pic.twitter.com/D7kF0eV5Ah— Yuuki Ichikawa (@serra2020) 2019年2月25日
メイン戦はほぼ勝てないし、サイドも不利、とはいえ使用者が見込まれるし当たった際にただ気持ちよくなられるのは不快、でもデッキ制作時点でもう無理――辛い。
単色三銃士(赤単、青単、白単)と呼ばれる一線級のアグロデッキ。
スゥルタイミッドレンジに代表されるミッドレンジデッキ。
エスパーコントロールに代表されるコントロールデッキ。
そして、土地を置けば勝てるネクサスという、ビックマナ+コンボというかってのトロンのような立ち位置のデッキがあることで、環境の解明をより困難にしています。
だから――いっちゃおう!
オマケ
これは……凄い。さまらんさんのこのリスト、武蔵ネクサスを完コピしようとするも島と森の枚数を間違えて青20緑14の驚愕マナベースでプロツアーに参戦した事が今発覚した。(プロツアー終了後の出来事である https://t.co/Yrl6gImNeX— Yuuki Ichikawa (@serra2020) 2019年2月24日
さすが、合宿中に渡辺プロのピックをスルーした男は違う!?(ドラフト2-1で強し)
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