三十六人のPW

PW36人勢揃い！

ステンドグラスに描かれたPW達、次々と消えていく蝋燭の火。

まるで、MTGの多元宇宙における重大要素、PWの灯の消失を暗示させる動画が公開され、いやがおうにも盛り上がっていくしかない【灯争大戦】。

次に公開されたのは、36枚のステンドグラスのイラストでした。

そして、36人全てのPWのカード化、さらに1パックに1枚、PWカードが確定で封入されているという驚きの情報が同時に発表されました。

【お知らせ】 間もなく迫る『灯争大戦』、ティザー映像で登場する36人のプレインズウォーカーの「ステンドグラス画」を一挙掲載します。そして『灯争大戦』のブースターパックには少なくとも１枚のプレインズウォーカー・カードが封入されます！ https://t.co/1xRkcLaQs7 #mtgjp #MTGWAR pic.twitter.com/EVvuVXCZqi

— マジック：ザ・ギャザリング (@mtgjp) 2019年3月11日

36人のPW。その中には、【ラヴニカのギルド】や【ラヴニカの献身】では未登場かつ、ストーリー上、ゲートウォッチにもボーラスにも関りの薄そうな人物まで含まれています。

背景世界の権威、若月氏の記事が公開されれば詳細な部分がわかるのですが、とりあえずは現時点でのストーリー上の立ち位置をば、まとめていこうと思います。

「サムト」

【破滅の刻】でPWとなった、アモンケットの勇者。ニコル・ボーラスとは、もちろん敵対関係。

ゲートウォッチ派。

「ニコル・ボーラス」

MTG界最凶最悪の大ボスにして、意外とおちゃめな人。相変わらず下半身のボリュームが足りないのは、お国柄？

日本だと、ゴジラが下半身ボリューミーだけど、USA版ゴジラ（マグロね）は下半身はスリム。

背景には不滅の太陽と思しき物体が。そして、吸い込まれるPWの灯。

どこでもドアな次元橋と、再生怪人軍団な永遠衆を手に入れた、かの龍の野望の行きつく先は？

「アショック」

テーロス出身、悪夢を操るPW。

なんで出てくるんや？　

ボーラスの角が後ろに描かれているそうな。

ボーラス派かな？

「不明１」

エルズペスと一瞬思ったけど、違うそうな。誰だろう？

絵柄はゲートウォッチ派っぽい。

「ドムリ」

グルールの新ギルドマスター。ニコルの助言で「福音鳴らし」を打ち倒したので、多分ボーラス派？

ヒャッハーしてるだけかもしれない。

「Teyo Verada」

小説版の表紙の人。ゲートウォッチ派？

「ラル」

いちおう、ボーラス派になるはずなのだけど（【ラヴニカのギルド】・【ラヴニカの献身】に登場したPWはボーラスと関係が深い、はず）、どうみてもイゼット愛ある、ミゼット派。

ラヴニカ次元にこれだけのPWが勢揃いしたのも、彼主催の電光虫計画によるものみたいだけど？

「タミヨウ」

エムラクールに立ち向かった、みんな大好き神河次元出身のPW。アジャニと仲良しさんです。

こいつが来るということは、ニコル・ボーラスVSエムラクール（銀の月に封じたけど、エムラならタミヨウを触媒にして現れても不思議じゃなくない！？）がもしかして見られるかもと思ったりしなかったり。

ゲートウォッチ派だよね。

「カーン」

ゲートウォッチに協力中の人工物PW。ウルザとジェラードの魂を宿した最強ロボであり、ミラーリ（カーンが作成した監視装置、後々メムナークに）でオタリア大陸を引っ掻き回し、ミラディンにファイレクシアの油をもたらしたりと、本当にPWはろくでもないという歴史を引き継いでいる。

次元爆弾を手に入れている物騒な人。

ゲートウォッチ派だけど、隣にいてほしくないなぁ。

「ヤヤ」

ドミナリア出身の伝説のPW。チャンドラの師匠だったし今もそうなナイスなお婆ちゃん。

ゲートウォッチ派。

「ティボルト」

2マナ域最強（笑）のイニストラード出身のPW。

ボーラス派かなぁ？

ラクドス派にみえる（笑）。

「不明2」

さまようもののPW（嘘）。

「キオーラ」

ゼンディガーで、ゲートウォッチと共闘し、コジレックandウラモグを倒した海洋生物大好きな人。

タッサの二又槍を奪ったり、テーロスでは水先案内人になったりと、トリックスター的な立ち位置の、なんだかんだいい人である。

シミック派のゲートウォッチ派？

「ソリン」

お前、石になってるんちゃうんか！？

ナヒリに悪いことした吸血鬼。

本当に悪いことをしたと思うけど、昔は娘のように大事にしてたんだって。浮気、よくない。

こいつは……ウギンとは盟友だけど？

ボーラスに操られてそうやな。

「テフェリー」

アカデミーの悪童にして、ウルザandジェラードandカマール亡き後のドミナリアにおける真の英雄。

こいつ一人で何とかなる……と思わせて、大修復華やかりしタイムスパイラル・ブロックではボーラスに敗れています。

ゲートウォッチのご意見番？

「アングラス」

もう来ねえよ！　でお馴染み、イクサラン次元に閉じ込められていた、家族思いのミノタウロスのPW。

こいつはわかんないなぁ。フ

ァートリとは迷コンビだったけど？

「ドビン」

ボーラス派の現アゾリウスギルドマスター。

理論派のカッコいい人なんだけどね。

正義も悪も超越した、法の番人。

ギルドパクトをやるのは、この人……だと、融通がきかなくてヒャッハー派がやばそう。

「アジャニ」

ボーラスを倒したことのある稀有な人。

SWのヨーダor第7作以降のルークポジションな、尊敬される人物。

ゲートウォッチ派であり、エルズペスやタミヨウ、ジョイラとも親交がある辺り、にゃんにゃんは女性に好かれるということだろうか？

「アーリン」

イニストラードにおける、滅びゆく人狼の守護者（多くはウルフィーとなった）。両面PWの先駆けの登場は読めなかったなぁ。

ボーラス派っぽい？

アヴァシンを生み出したソリンの敵？

「ニクシリス」

ゼンディガーの中ボス。

ボーラス派やろな。

ナヒリとは敵対関係。

「Jiang Yanggu」

中国限定のPW。記憶を失っている……ゲートウォッチに、そういうの得意なPWおるな？

ボーラスに騙されている可能性ありそう。

独断でボーラス派。

「ファートリ」

サヒーリとアングラスの友達な新しめのPW。

さすがにゲートウォッチ派。

もう灯を失ってしまうん？

もしかして、死ぬん？

「サルカン」

旧ボーラス配下の彼も登場。

タルキールブロックでは、素晴らしい働きを成し、本当に主人公でした。

エルドラージ解放の立役者にして、アジャニの師匠であり、ナーセットの友人（恋人？）。

ウギンの死を防いだ人物。

ゲートウォッチ派。

「サヒーリ」

猫と友達（マテ）。

ファートリの友人、ゲートウォッチ派やろな。

「ナーセット」

タルキールブロックを締めくくった、ジェスカイ出身のPW。

サルカンと彼女との再会は、涙なしには語れぬものです。

ゲートウォッチ派であってほしい。

「ナヒリ」

ウギンの盟友にして、現在のソリンの宿敵。

どっちに転ぶかなぁ。

ステンドグラスでは荒ぶっているので、ボーラス派？

エムラクール派の可能性も捨てきれない。

というか、一介のPWが、エムラクールの存在に耐えられるのだろうか？

やはり、ボーラスVSエムラクールという、ゴジラVSキングギドラみたいな胸熱な展開があるのでは？

「ウギン」

ボーラスの双子の兄。

当然ゲートウォッチ派である。

彼の存在で、ナヒリ・ソリン・サルカン・ナーセットがゲートウォッチ派になる可能性も？

ウギンVSボーラスの最終決戦もいいね！

「Davriel Cane」

ダースベイダー（違う）。

小説版登場キャラらしいけど、未読なため詳細は不明。

見た目はボーラス派。

「ヴラスカ」

MTG界現最強のヒロイン。

異論はあるだろうが、まぁまってほしい。

姐さんでショタで弱いもの（クロール）の味方で、ジャラドを追いやりイスペリアを石にして、記憶を失っていて、それでも羅針盤を抱えている。

いいコーヒーを飲みながら、読書できるといいなぁ。

残念ながら現時点ではボーラス派。潜在的にはジェイス派である。

本当にいい結末を望むのだけれど、死亡フラグが立てられまくっていて辛い。

第三部ラヴニカの結末が、記憶のあるジェイスと、記憶と灯を失ったヴラスカの、初対面な読書andコーヒーのシーンだったら、もう満足だろうね。

「ケイヤ」

幽霊殺しの暗殺者（エクソシスト？）、オブゼダートを滅殺しましたとさ。

ボーラス派らしいが、テイサと友達で、責務を負ったオルゾフ組の幽霊を解放してあげたり、どうみてもいい人である。

「ジェイス」

ギルドパクト、頼むー！

ヴラスカを助けてくれー！

「ギデオン」

ハムステーキだっけ？（うろ覚え）。

ゼンディガー最凶のPW。当時のPTは、ヤソコン以外、彼が制している。

《沼地の王ソルカナー》やダッコンでお馴染み、《黒き再誕の剣》を装備している。エルダー・ドラゴン（クロニウムにピルー）やベルゼンロックを滅ぼすほどの逸品だが、ボーラスに効くのだろうか？

ゲートウォッチ派。

チャンドラやリリアナとは毎回、仄かな信愛の情景が……。

「リリアナ」

〇ッチ。

ジェイスの元恋人、4大悪魔を抹殺したら、今度はボーラスが契約主になっちゃった。

ニッサとチャンドラと仲良くしていた時は、本当にいいキャラだったのに……。

ボーラス派だけど、どう転ぶかな。

そして、カラスの男とは？

「ニッサ」

一旦はゲートウォッチを抜けた彼女も復帰。

リリアナを助けるカギになる？

あと、君もエムラクールの影があるなぁ。

「チャンドラ」

三姉妹の末っ子ポジション（長女リリアナ、次女ニッサ、三女チャンドラ）は、もちろん登場。

ヤヤを師匠に、当然のゲートウォッチ派である。

「ビビアン」

ボーラスに故郷を滅ぼされた現スタン環境におけるNo.2PW（トップは英雄だね）が再登場。

ゲートウォッチ派だろうけど、真っ先にボーラスの計画の生贄にされそうな匂いが……。

そのために作られた感ない？

「その他」

あれ、テゼレットおらへんけど？

何で？

テゼレット何で？

ガラクは別の話で、エルズペスは死者の国で、コスはニューファイレクシアだそうです。

「考察」

36枚のステンドグラスイラストですが、製品版は別イラストとのこと。

ですが、せっかく作成したイラストをCMだけ使うとは考えにくい。

そう、新規イラストを用いた――マスターピース版の再登場と相成るのでは？

さて、PWの大判振る舞いですが、もはや能力が一定というか、強いPWの条件がある程度固まってきてしまっているのは事実です。

とはいえ、36枚もあれば、そのレアリティに、能力も種々必要でしょう。

界隈では様々な議論が起こっていますが。

・物語上、死亡したり灯を失うPWは－能力のみ。

・忠誠度と常在能力だけ（ダメージで壊せるエンチャントみたいなもの）

・両面カードで灯を失わせる。

なんかが、ありそうですかね。

おそらく、リミテッドはPWを中心とした戦略が組まれるようになるでしょうし、そのためのシステムが存在するはずです。

構築環境は壊れそうだけど、大丈夫かなぁ。

そして何より、大修復やアポカリプスに続く、PWの大虐殺が起こりそうで悲しくなります。

当時は何とも思わなかったのですが、ナイン・タイタンズという、背景世界を彩ってきた豪華オールスターPW達が無造作に殺されていく様は、後々読み返して非常に辛いものでした。

うーん、みんなが幸せになる世界を……ボーラスが破滅するエネルギーで、なんやかんやならへんか？