2018年9月17日月曜日

緑白カウンターカンパニーでPPTQを連戦したけど負けまくったから原因を考察してみるよ

シルバーウィーク序盤、意気揚々とPPTQの連戦に挑むブログ主の姿が!

で、連戦連敗だったわけです。

たす、けて・・・

前回のPPTQは3没!

いける!?

いけるぞ!?

……が、ダメ!

全然FNMダメ!

どのぐらいダメかというと、1ゲームもとれずに0-3して会場を後にするぐらいダメ!!!

FNM:1-2(アブザンカウンターカンパニー)

PPTQ:0-3(緑白カウンターカンパニー)

PPRQ:3-2ドロップ(緑白カウンターカンパニー)

なんなん、もう?



カウンターカンパニーは、《献身のドルイド》+《領治の侍臣》の無限マナコンボを、《集合した中隊》でサポートするデッキです。

最速3キルであり、サーチ手段も豊富。

また、基本のコンボは緑白2色ですが、《貴族の教主》と《極楽鳥》というMTG界屈指のマナクリーチャー(もちろんトップは《死儀礼のシャーマン》でしょう)有するため、多色化も優位です。

過去をたどれば、《メリーラポッド》や《サバイバル・デス》にいたる優秀なデッキで、ここ数年、モダンといえばこのデッキを使用しています。

それこそ、多種多様なカンパニーでっきがあり、アブザン/バント撤退/緑白/《異界の進化》型/ナヤと様々。

今回は、緑白カウンターカンパニーを軸に使用しました。

神決定戦で鮮烈なデビューを飾った、《聖遺の騎士》による土地破壊の要素を組み入れたデッキです。


最近では、MTGライターであるゆうやんさんを10年ぶりにPTの舞台に連れていきました。(その顛末を記した「俺とプロツアー:ゆうやんのアトランタ路地裏ブログより」は、本当によい記事です)

理論上よさげ――だと思っていました。

人間・トロン・青白コンに有利、スケープシフト・ストームに圧敗、その他はまあぼちぼち、というのが自分の考えでした。

が、負ける。思い返せば、このデッキを知り、感嘆し、使い続けてきましたが、あまりいい成績をおさめていない。

さて、どうしてなのだろう。

今回も、回していてしっくりこない。

残るPPTQは1回のみ。それが終われば、うきうきとスタンダードの世界に旅立ってしまうため、モダンに触れることはほとんどないでしょう(環境初陣戦→スタン神挑戦者決定戦→FAINALS予選、の予定)。

ラヴニカのギルド万歳。

だからこそ、このあたりで緑白カウンターカンパニーに対する考察を行っていこうと思います。

・マリガンが多い
まずは、これ。

もしかしたら、これに尽きるかもしれません。

初手キープできることが、本当にまれ。緑マナ土地+マナクリでキープできるはずなんだけど、なかなかそんな手札がこない。
マナクリーチャーは《貴族の教主》4枚+《極楽鳥》3枚+《献身のドルイド》4枚。この枚数は、ほぼ普遍でしょう。

問題は、土地です。《聖遺の騎士》絡みの無色土地が概ね6枚入ってきます。もともと、土地総数は22枚。そこに無色地形6枚と平地1枚が入るとなると、緑マナソースは15枚に。

これ。緑マナ15枚はかなりシビアです。

そして、緑マナがないと、何も出来ない。2ターン目に《領治の侍臣》を出すハンドはキープできない。

もう、マリガンのオンパレード。そこからでも捲れる地力はあるのですが、だったら最初からキープしていきたい。

・青白コンに勝てるわけではない。
《不屈の追跡者》や《薄暮見の徴募兵》、そして《集合する中隊》があれば、青白コンに勝てそう――と思っていましたが、そうでもないみたい。





殴り値が低すぎて、PWを処理できない。

《天界の列柱》はなんとかなるけど、《悪斬の天使》や《黎明をもたらす者、ライラ》には対処が困難なため、結局殴り負ける。

辛い。

・人間相手に、強い?

結構5分5分な印象。

《聖遺の騎士》と《不屈の追跡者》でサイズ勝負! のはずが、《反射魔道士》で崩されたり、ブロッカーの数が足りなかったり。

コンボも多種多様なヘイトベアー達で結構防がれちゃいますしね。

・ホロウワン・ドレッジ・ジャンド・バーン・バントスピリットがきつい
少し除去られると、戦略が瓦解します。

《集団的蛮行》や《燃焼》なんて最悪ですね。

《聖遺の騎士》だけがブロッカーなため、ライフが致死圏になりやすいです。

スピリットの場合は、《流刑への道》があり、飛行クロックが全く止まらず、その上ライフ回復が困難となればねえ。

・トロンに強い?
これは、まあ、その通り。

逆にいうと、緑白カウンターカンパニーにすることで強いのはこれだけだと思います。

・糞ビートプランがない。
《ガヴォニーの居住区》がとれないため、マナクリや2/1が無駄になりやすいです。

凄く、無駄になりやすいです。《豊潤の声、シャライ》がいるとはいえ、なかなか能力が使えない。

ガヴォニー糞ビートはやっぱり便利です。

・コンボとアグロの切り替えが難しい。
緑白は、特にです。

というのも、アグロ戦略が弱いため、対戦中指針がたてづらいんです。

上記の糞ビートプランがあれば、そちらに舵をきりやすいんですよね。

結論
そんなわけで、ぱっとしない成績になるのも無理ないんじゃないかなと。

特に、マナベース関連は、大きな問題だと思います。

緑マナ18枚+平地+土地破壊3枚程度というのは、ありかも? 

GP香港2018で、バントミッドレンジがそういうプランをとっていましたね。まあ、それはまたの機会に使用してみようかなと。

《不屈の追跡者》は楽しいけど、なんか違うねと。

次回、今シーズン最後のモダンPPTQは、アブザンカンパニーで行きたいと思います。

試してみたいのは、かっての無限頑強戦略。それも、アナフェンザ採用型。



アグロプランもとりやすくなって、いいんじゃないかなという、ふんわりした感じに戦おうかと。

あ、FNMで無限ライフのかえしに《精霊龍、ウギン》→無限《精神隷属器》で死亡したのは秘密です。

また、次回!?

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