インスタントタイミングで追加の1ターンを獲得でき、墓地に置かれた際はライブラリーに戻る能力(《奔流の機械巨人》等による悪用を防ぐためだろう)を持つ。
7マナと重いが、EDHはもとより、構築戦でも使われそうなカードである。
このカード。
ドミナリアに引き続いて行われた、BOX購入特典のカードである(発売日間近かつ、日本と米国でキャンペーン内容が微妙に違ったことで、小売店はおろか日本語代理店にも困惑を巻き散らしたのは記憶に新しい)
このカードの是非と、あるツイートを取り上げてみよう。
多人数戦など、カジュアルに使用されることを目的として、前回のキャンペーンカードは用意された。実際、構築では使い物にならないカードだった。裏を返せば、過去の轍を踏まないよう、構築に4枚必要なカードを購入特典にはしないということだったのだが、あっさりとウィザーズは前言を翻してしまった。
この手のキャンペーンは、《魔力の墓所》で大ひんしゅくを買ったため、せいぜいイラスト違い程度であったが、20年以上を経たことと先行先売がそれなりに評判が良かったことで、過去の失敗を忘れ禁断の味に取りつかれてしまったらしい。
単純に考えて、4枚必要とするならば4BOX購入が必須。この時点で4万円の出費である。
ただし、店舗レベル毎に配布枚数は決まっており、コア20枚/アドバンス40枚/アドバンスプラス60枚である。
そのため、先着or抽選を勝ち抜いたり、購入者が少なそうな店を狙ったりといった駆け引きが必要になることも。
現時点で、近隣店舗では約3000円の買取りが行われており、プロモがつくかつかないかで大きく差が出てしまう。
個人的には不公平感が凄いんだけど・・・。
なんだろう、この手のカードが4枚必須になったら、そろそろゲームの寿命感があるよね。
さて、そもそもプロモ強すぎじゃないとか、先行販売キャンペーンって発売日の意味何なのとか、思うところは色々あるけれど。
さらなる爆弾。
晴れる屋でBOX買ったら予約分しかプロモ付かないって言われて流石にキレそう。先行販売でプロモ貰えないキャンペーン流石に意味わからんやろ。しかも購入後まで説明なし。晴れる屋のホスピタリティの無さがやばい。— 行弘 賢/YUKUHIRO KEN (@death_snow) 2018年7月8日
気持ちは分かるけど、ボックス購入者全員にプロモ進呈」とは書いてないし、ちゃんと「数量には限りがありますので、詳しくは店舗までお問い合わせください。」って明記されてる。キャンペーンの内容を確認せず、かつ購入前に質問も確認もせずに購入後に騒ぐのはどうかと思う。https://t.co/HHAnxwmA6M— Yoshihiko Ikawa (@WanderingOnes) 2018年7月8日
プロモが付くとかつかないかは事情によるから仕方なくて、じゃあ説明してくれよとw— 行弘 賢/YUKUHIRO KEN (@death_snow) 2018年7月8日
ラーメンチャーシュー2倍キャンペーン!やってて頼んだら全然2倍じゃなくて、
あ、今チャーシュー少なくて2倍じゃ無いです。
って言われて納得しなくない?w
行弘プロがプレリリース会場で購入したBOXに、プロモカードがつかなかったという件。皆さま色んな意見があると思うので、何が正しくて何が悪いってのもなくて、こうしたら今後良くなると思うのにといった建設的意見があるべきだと思います。— 行弘 賢/YUKUHIRO KEN (@death_snow) 2018年7月8日
なので、企画と接客を批判だけしたさっきのツイートは全然良くなかったと反省しております。
最終的には、プロモがつくかつかないかの情報を提示しないというのが良くなかったと思うし、感情的になって行弘ごめんねという流れになっています。
やっぱり、情報提供は大事だよね。BOXにプロモがつくかつかないかは店ごとに違うし――が、根本の問題は、そこではない。
そう、そこではないのだ。
『基本セット2019』のプロモカード
で明示されているが、
各店舗毎にプレリリースで渡すことが可能なBOXはプロモカード以下のはずなのだ。
だから――プロモカードのついていないBOXを手に入れることは、発売日前には出来ないはずなのだ。
プロモがつかないBOXは存在する。当たり前の話だ。店舗に配布されたプロモカードは最大60枚。61箱以降はプロモカードがない。井川プロのツイートはその点を指摘している。
しかし――先行販売の時点では、そんなことは起こりえない、はずだった。
ほとんどの小売店や会場は、それを守っている(と思いたい)。各店舗で発売可能なのは最大60箱――だからこそ、先着順や抽選といった店ごとのルールが必要になったはずだ。
各店舗とも、買いたいという客が目の前にいるけれど、涙を呑んで販売機会を手放した。小売店にとって、買うとわかっている客を見過ごすほど辛いことはない。パック販売に関しては、薄利多売なのだから尚いっそうである。
このツイートは、相当に危ない話である。
MTG小売業界の盟主が、ルール違反をしているわけで・・・。
当日は、未曽有の豪雨により流通網は麻痺しており、プレリリースキットが届かず午前のイベントが中止になっている。もし、そのためにプロモカードが届かず手渡せなかったとしたら、後日受け渡しということで納得できる話である。
または、プロモカードがないから上限を越えて販売してよいという伝達があったか。ただし、寡聞にしてそのような情報が他の店舗にあったという話は聞いたことがないが。
結局のところ、ルールを順守したお店が販売機会を逃し不利益を被ったという話ではなかろうか。
このまま、闇に消えるのか、何らかの処分があるのか謝罪があるのか――。
晴れる屋は、過去に何度も危ない橋を渡っている。個人的には、ホープス解雇の件は、ウィザーズの判断を仰ぐべきだったと思っている。同時期に、女性への蔑視でサスペンドを受けたプレイヤーが何人もいた。結局、件のプレイヤーは、解雇以外音沙汰なく、元気に活動を行っている。それを言ってしまうと、まともなプレイヤーはほとんどいないのだが。
今回もうやむやになってしまうのか――。
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