2018年7月28日土曜日

忍者、なんで忍者!? あいええ!!!(《虎の影、百合子》)

忍者、である

和風情緒な神河ブロック第二弾、神河謀叛にて収録された懐かしいカード群である。

当時、《鬼の下僕、墨目》を、当時の黒最強クリーチャーである《夜の星、黒瘴》を差し置いてフィニッシャーに据えたものである(構築済みに入っていたゆえ。とはいえ、能力も背景ストーリーも素晴らしかったです)




シーストンピィで活躍した《深き刻の忍者》はもとより、《大牙の衆の忍び》や《喉笛切り》、《静風の日暮》を筆者はよく使ったものだ。

近年、《静刃の鬼》と《逆鳴の学徒》が統率者セットで登場している(2012年が近年なあたりお察し)。

しかし、神河次元は突発的に来訪されるに過ぎないマイナー次元。《夜陰明神》や《梅澤敏郎》など、現代MTG(主にニコル・ボーラスだね)に関与している重要キャラクターがいるにはいるものの、思い出したかのように突如来訪される程度の扱いである。

その次元固有の起動型能力とあっては、新規カードの収録をあまり期待されていなかったであろう、忍術!

まさか平成最後の夏――統率者2018において、一捻り加えた新キーワードとして登場するなんて!

そう
、アンスターブルに忍者がいたのは(忍術しないけど)この布石だったのか!?

ドーモ、百合ニンジャです




上忍術(Commander ninjutsu)
Commander ninjutsu――すごく見た目の間抜けな単語である。間抜けな字面だが、その能力は本物。

《虎の影、百合子》は、統率者領域からも忍術が可能になったのである。

ナムサン! 

さすが上忍! 

上忍術は素晴らしい訳語だと思うぞ!

コマンダー忍者といえば上忍!

そうナルトで教わったぞ!

嘘です、山田風太郎先生に教わりました。

統率者領域にいると、まったく忍んでないぜ!

つまり!

統率者戦において、《虎の影、百合子》は常に青黒というリーズナブルなマナコストで唱えることが可能ということ!

統率者をプレイするコストが徐々に重くなっていくというのがEDHの根幹ルール。その点をメカニズムとして生かしているのが、プロ―シュ(《食物連鎖)が統率者とはいわない!)やマラスです。

しかし、《虎の影、百合子》は違います。上忍術は、常にコストが一緒なのです。

しかも、軽い! 

すごく、軽い!

能力はドロー+全対戦相手に捲ったカードのマナコスト分ライフルーズ。

要は逆ボブだ!

凄いぞ!

しかも、自身だけではなく忍者1体の戦闘ダメージにつき!

ん?

自分だけじゃないってことは――これ、ターン追加カードが捲れたら一瞬で終わるってこと?

とは言っても、ドローだけだと劣化エドリックに過ぎない。

マナコスト分のライフルーズという点に着目すると――元のコストは重めだけど、軽いコストでプレイできるカードがいいってことだよね。

例えば、悪名高きタルキールブロックの探査

例えば、《熟考漂い》や《叫び大口》の想起

例えば、重くて軽いエルドラージ界隈の現出

例えば、ミラディンの最凶壊れシステム親和

例えば、インベジョンからアモンケットの分割

例えば、そう、忘れちゃいけない忍術

例えば――《意志の力》に代表されるピッチスペル

例えば――《約束された終末、エムラクール》

このカード、もしかしてレガシー級?

クリーチャー回収だって重要である。場に出た際に何らかの誘発型能力を持つカードと極めて相性がいい。

想像してみよう。

《悪意の大梟》や《瞬唱の魔道士》、《断片なき工作員》が手札に戻っていく様を。

手札に187クリーチャーが戻りつつ、なんやかんやでライブラリートップをめくってエムラクール15点という様を(《ドラコ》でもいいぞ!)

もちろん大事なのは統率者戦だ。

既にプレイしなくなって久しいが、このカードは再びデッキを組みたいと思わせるカードだ。

というか、組んだ。

早速組んだ。

何せ忍者である。忍者が嫌いな人間はいない。

日本といえば、テンプラ、フジヤマ、ゲイシャ、ニンジャだ。

面倒であれば、《秘儀での順応》で全員忍者にしてしまおう。

意外とテンポが悪い面は、0マナクリーチャーで頑張れ。《メムナイト》に《羽ばたき飛行機械》、《ファイレクシアの歩行機械》は大事だぞ!

そして、冒頭でも述べたが、忍者――そう、神河ブロックは、思い出深いセットなのだ。

本格的にトーナメントシーンに参入したのがミラディン―神河ブロックだった。

浪人時代、名古屋駅前に在ったホワイトバッジでMTGをして過ごしていた(墨目を手に入れたのもこの店だった)。

上京すれば関東草の根大会の雄、PWCで忍者を使っていた。《ヴィダルケンの枷》でパクったクリーチャーを忍術で手札に戻し、対戦相手と腑に落ちない顔になったものだ(青緑忍者という凄まじい糞デッキだった。一応、人並みには勝てたのは枷と長老が強いためである)

その頃は今ほど使える予算もなかったため、デッキはリーズナブルだった。特に土地に対する予算がないあたり、立派な初心者である。

そう、今回は新忍者の話だった。軽いしアド源だしダメージ源だし、文句ある!?

《深き刻の忍者》は強かったよ!?

それの上位互換だよ!?(上忍だけに)

ゴウランガ!

ん、忍術持ちの忍者って、《虎の影、百合子》を含めても11枚しかないの?

全カード集めるのも容易いね♬


あいいぇええ!!!??? 


忍者なんで!? 高いやん!?

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