平成のサイ |
散々回した結果、どうにも性に合わないデッキであると、使用は断念。ですが、せっかくパーツを揃えて嬉々として回していたので記事にしてみようと思います。
青単サイストームの存在に気付いたのは、MTG著名ライターの一人、ゆうやんさんの秀逸な記事(【スタンダード】青単ストーム【デッキガイド】)からです。
その記事のボリュームにまずは圧倒されました。また、デッキの構成や独特の動きは、一度回してみたいと思わせるものでした。
そのスタンらしからぬ動きもあり(モダンよりもヴィンテージに近い?)、MOでも流行の兆しを見せています。
現環境としても、苦手なデッキが少ないのが追い風でしょう。
環境に存在する他のデッキと、やりたいことの軸がずれ過ぎていて対処がし辛いのです。
クリーチャー:11枚
4《熟練飛行機械職人、サイ》
4《羽ばたき飛行機械》
3《光り物集めの鶴》
呪文:31枚
3《モックス・アンバー》
4《改革派の地図》
4《予言のプリズム》
2《金属紡績工の組細工》
4《鼓舞する彫像》
3《金属の叱責》
4《逆説的な結果》
3《暗記+記憶》
2《霊気貯蔵庫》
2《バラルの巧技》
土地:18枚
13《島》
4《ザルファーの虚空》
1《発明品博覧会》
サイドボード
4《否認》
4《歩行バリスタ》
3《ウルザの後継、カーン》
2《バラルの巧技》
1《川の叱責》
1《金属の叱責》
完コピです。
ええ、完コピです。
以前より、根強いファンのいるデッキでしたが、一線級のデッキとなったのは平成のサイこと《熟練飛行機械職人、サイ》のおかげです。
各カードの選択基準や戦い方に関しては既に優れた記事があるので、ここからは使用した個人的な感想をば。
計算がメンドクサイ
はい、このデッキは、デッキ名にストームという名前を冠している通り、時折ターンの呪文数を数える必要が出てくる時があります。
《霊気貯蔵庫》による50点砲台を狙う時ですね。
もう、メンドクサイ。
二枚並ぶと、狂気の沙汰です。
ゆっくりやればいいんです。
1+2+3・・・。
2+4+6+8+10・・・。
でも、メンドクサイ。
ライフメモが無駄に使われるのも嫌い。
そして、このカードの有用性に疑問符が・・・。
打点、細い?
基本的には《熟練飛行機械職人、サイ》によるクロック勝ち――は、そこまでありませんでした。
場に着地してしまえば、《未練ある魂》を思わせる圧倒的なトークン生成能力を持ちますが、それも着地してしまえばの話。また、如何せん1/1の群れではあります。
勝負を決めるのに時間がかかるかかる。
それに、《逆説的な結果》や《暗記+記憶》の記憶で引き増しをしないと、トークンを出して本当にグダグダしてるだけです。
カーンのサイドイン率
サイド後は大体《ウルザの後継、カーン》で勝ちます。
トークンが力こそパワーといいながら突撃していきます。
それなら、メインでええやん。
記事にも、サイドから戦略を変えることの優位性を書いてるけど、メインでええやん。
《熟練飛行機械職人、サイ》をサイドからメインに移したのは、クロック勝ちしやすいからです。それ、《ウルザの後継、カーン》も同じ現象起こしてます。《霊気貯蔵庫》に頼らないんだったら、《ウルザの後継、カーン》で殴り勝つようにした方がいいような。
それに、トークン出してチャンプブロックしてるときに、ひょっこり《ウルザの後継、カーン》が着地しちゃうと、攻防が入れ替わります。別に、クリーチャー除去を喰らってもいいですよね。だって、次のターンもトークン出ますし。
欲をいえば、《アンティキティー戦争》も入れたい。
《金属製の巨像》も入れて全力で殴り勝ちたい(脳筋思考)。
力こそパワーって言っていたい。
つまり
現状、一人でガチャガチャやる割には、相手に押し付ける力があまりにも弱い。
かつ、延命は凄くできちゃうという(そう、延命は出来る。勝てるかどうかはわからないけど、ひたすらチャンプしたりバウンスしたりライフを回復したりと延命できちゃう)、何だか苦手なデッキという印象。
いきなり、盤面を無視してストーム勝ちしちゃうのも気に食わない。
勝っちゃったけど、何なんこれ腑に落ちんやんと。
強いんですよね。
デッキは強いんです。
でも、あまりに好みではないので、ファイナルズ予選に持っていきたくはないなーっと。
メインに《ウルザの後継、カーン》入りにすると、デッキパワーが一段上がる印象。
ですが、こう使いたいという踏ん切りがつかず。まだ、デッキ構築が未熟なんだろうなー。もう一ブレイクが思い浮かばず、苦手なデッキのままです。
せっかく青単サイストームのカードを揃えましたが、現状、次の大会――FAINALS予選は、あえて逆境に挑むことになりそうです。
そう――グリクシスミッドレンジですね。
王神様の意のままに |
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