記念すべき年に、ウィザーズは25thマスターズやドミナリアといった、記念碑的作品に、3人構築(スタン/モダン/レガシー)チーム戦によるPTを8月3~5日に開催します。
そして、運動特別企画として「The Silver Showcase」が発表されました。
各大陸のプロポイント上位者に、他ゲーム業界(ほぼハートストーン)の著名人を招き、「ベータ」・「アラビアンナイト」・「アンティキティー」・「レジェンド」という古のパックを使用したロチェスタードラフトを実施。そして、使用したカードはチャリティーオークションにかけられます。
これだけであれば、大きな問題は(DTG、あれ? チーム武蔵の母体、ぐぐぐ)ありませんでした。
そう、これだけであれば。
優勝賞金35000ドル。
賞金総額150000ドル。
何故かかけられていた高額賞金。
プロツアーやワールド・マジック・カップに匹敵する莫大な賞金は、プロ・プレイヤーコミュニティーにおいて、激震を起こすに十分でした。
MTGのトーナメントシーンにおいて、大会賞金以外に重要なのがプロ・ポイントとプロ・レベルです。
MTGは各地で賞金大会を開催しているとはいえ、それだけで食べていくには難しいです。プロテニスやプロゴルフを基にしたシステムには、賞金額が不十分です。それに、どれだけ実力があっても、運の要素が関わってしまいますからね。そのため、ウィザーズはプロがトーナメントシーンに専念できるよう、レベルに応じて様々な恩恵を図ってきました。
そして、近年、スポンサードされているからという名目で、徐々に徐々にプロレベルの恩恵を削ってきました。大会賞金は増加しているわけではないにも関わらず、です。さらには、スポンサードも特定の――競合他社には開かない体たらくでした。
一時は、世界選手権に高額賞金をかけ、その他の賞金や恩恵を減らすという、運任せな施策を言い始め撤回するなど、迷走を重ねています。いえ、コストを下げるという点は一貫しているでしょうか。
そして今回のイベントです。
プロ・プレイヤーも怒ります。
何せ、その半分のプレイヤーの選択基準はあやふやなのであり、ブライアン・キブラーのようなMTGに背を向けたプレイヤーがいるのですから。
もしかしたらですが、この賞金の出所はハートストーン側なのかもしれません。つまり、MTGにおいて、他ゲームによる大規模スポンサード大会が開催される前兆?
正直、賞金面に目を転じれば、MTG界はゲーム業界においては少額ですからね。
国内プロプレイヤーの反応
高額謎招待制のイベントにhsの有名プレイヤー呼ぶ賛否は置いておいてそろそろサイゲームスのユニフォーム着ても良いですか?— Yuuki Ichikawa (@serra2020) 2018年6月28日
頑張ってSilver Showcaseの海外勢の反応見てみたけど、まぁあれだね。— ヤソ (@yaya3_) 2018年6月28日
プラチナ褒賞からホテル無くしてやることがこれなのか〜・・・— 渡辺雄也/Yuuya Watanabe (@nabe1218) 2018年6月28日
どうせ俺には無縁なんだが意味不明やなぁ— Kenta Harane (@jsp_magic) 2018年6月28日
日本がW杯で盛り上がってる中、海外マジックプロではこの企画について紛糾してるみたい。https://t.co/URYbFxkXm5— Yoshihiko Ikawa (@WanderingOnes) 2018年6月28日
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