2018年6月25日月曜日

基本セット2019:フルスポイラー公開と注目カード

ウィザーズ公式サイトにて基本セット2019のフルスポイラーが公開されました!




ニコル・ボーラスをはじめとしたエルダー・ドラゴンサイクル。(一点、言いたいことがありますが)


再録の機会がなく、高騰し続けていた《世界のるつぼ》に《風景の変容》

さあ、全カードが出そろってしまいました。吉が出るか凶が出るか、あくまで基本セットということを忘れずに、目を通してしまいましょう。

《若き紅蓮術師》のようにしれっと強いカードが追加されているかもしれません。








《ロクソドンの戦線砕き》!!!

3マナ3/2という標準的なサイズ!

バニラ!

コモン!

・・・。





今セットの各色3マナコモンです。

この上位互換達を見て、皆さんはどう思いますか!

いやあ、ウィザーズは優しいなぁ。カードは決して等価値ではなく、こうして下位互換も存在するのだと基本セットの段階から教えてくれるんですね!

さすがだなー(棒読み)

正直な話――過去、白という色は低マナ域のクリーチャーに恵まれていました。

ゴキブリと白ウィニーは戦争後も絶滅しないとは、洒落た格言だと思います。

白の優秀な軽量クリーチャーには暇がありません。

そして、青はもとより、黒と赤も、軽量クリーチャーの質は今一つ、デメリット持ちの軽量クリチャーが多く存在しました。

3マナ2/2は当たり前。2マナ2/2バニラが存在するだけで話題になる世界でした。

ここまでクリチャーの質が均一になったのかと感慨深いところです。

・・・いや、どう頑張ってもこれは紙カードでしょ。

資源の無駄なので、印刷してほしくないですね。


「イクサラン」「イクサランの相克」「マスターズ25th」そして「基本セット2019」

《殺戮の暴君》の完全下位互換であるフレンチバニラが堂々たる四度目の再録を迎えました。

本当にこれを選んだ人間は何を考えているのでしょうか。

しかも同イラスト。

また性懲りもなく同イラストです。

もうやる気の欠片もないですよ!

美は細部に宿るといいます。これは雑な手抜き仕事としか思えない。そもそも、同シーズンとなるイクサランブロックのカードを再録して何か意味があるんですか!

ウィザーズ社内には《巨大な戦慄大口》ファンクラブがあるのでしょうか。是非ともその無能集団を解散してほしいですね。

おじ歓喜、これが俺たちのマスターズ25thだ(ドミナリア)の次セットがこれでは・・・先行きが思いやられます。


さて、気を取り直して今セットの個人的目玉カード。

それが《工匠の達人、テゼレット》です!

《次元橋》を体内に収めたエスパー出身のPWは、ド〇えもんの四次元ポケット能力を手に入れ・・・閑話休題。

+能力で自衛可能。

0能力でアドバンテージ獲得。

奥義は、まあ、奥義で。

カラデシュブロック最後の一仕事、このカードはモダン環境で神ジェイスを凌ぐ活躍を見せる《ドミナリアの英雄、テフェリー》とは別軸の5マナPWとして活躍できるのではないでしょうか。

3ターン目:《つむじ風の巨匠》
4ターン目:《ウルザの後継、カーン》
5ターン目:《工匠の達人、テゼレット》

どうでしょうこのスムーズな動き、是非とも使ってみたくなりませんか!?

まあ、一つ重要な点がありましてですね。



こいつを早く禁止してください。

基本セット2019のリストでは、このカードを何とかすることは不可能です(断言)

基本セットらしい基本セット――カードパワーとしては控えめだと思います。正直、環境を大きく変化させることはできないでしょう。

《悪斬の天使》、《タイタンシリーズ》、《スラーグ牙》、《ヴリンの神童、ジェイス》・・・基本セット出身で環境を定義した強カードは多数ありますが、ぱっとみ基本セット2019には見当たらないように思えます。

見当たらないだけであって、存在しないわけではありません。そう、どんなセットにも、何らかの取り柄はあるもの!

さて、冒頭で述べたエルダー・ドラゴンについて。

今回の背景物語の中核を成すニコル・ボーラスは、両面カードとして収録されました。

では、もう一人の主人公――物語の語り手である
ウギンを両面カードで収録しなかったのは、何か特別な意図があったのでしょうか。


ニコルとウギンが双子だったという衝撃の展開をうまく生かすには、同セットにおいてカードにするのが一番でしょうに。

ウギンのセット未収録は、ウィザーズの怠慢だと思います。それとも、エルドラージの狂気に侵されてしまったのか。セットの目玉として、ニコルとウギンの両雄を、両面カードとして収録することは十分に購買意欲を掻き立てるものだったでしょうし、物語上必然性があります。

カードと物語を一体化させる――この点に関して基本セット2019は間違いなく失敗に終わったセットです。ウギンの未収録は大きな疵となるでしょう。

過去、無色のPWは調整に失敗し続けています。MTGにおける無色は扱いが難しいものですが、是非とも作ってほしかった。それすら難しいのならPWカードを刷るのを辞めた方がいいとまで思ってしまいました。

基本セットとしては、良セットでしょう。環境を変える力を持つかは、懐疑的です。そして、ウギンの収録がないことは、とても残念なものでした。

テゼレット使いたいー。




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