新型コロナウィルス自体は消滅したわけではなく、特効薬もワクチンも未だない――そう、未だないのが現状だ。
自分の身は自分で守りつつ、日々を過ごすしかないのである。
【お知らせ】新型コロナウイルス感染症拡大を受け、マジックフェストを含む2020年の対面式ハイレベルイベントは休止となります。詳細はeスポーツ部門部長のエレイン・チェイスよりお送りします。記事は後ほど翻訳版を公開予定です。— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) May 30, 2020
状況が終息し、再び皆さまと会える日を楽しみにしています。#mtgjp https://t.co/4qR57RPuEA
コロナ禍の影響で様々なイベントが中止になるのは仕方ない。問題は一度離れた人たちが帰ってきてくるための施策があるかどうかだな。来年GPみたいなのが仮に復活したとしても、何も手を打たずにただ開催するだけじゃ参加者激減しそう。— Yoshihiko Ikawa (@WanderingOnes) May 29, 2020
MTGでは、テーブルトップに対する新たな方針――2020年度のGPの休止が発表された。
世界中からの飛行機での移動、大規模な集客、アナログゲームの特性――「Play The Game,See The World」の概念は、新型コロナウィルスに対抗する術を持っていなかった。
それは、当然の――至極当たり前な帰結だったといえるだろう。
CFBEが今年で解散するとのニュース。どういうことかっていうと年内のMFなどの大規模イベントは絶望的ちゃうかなってことらしい。 https://t.co/Xhy3Ggywv6— はまさん@はま屋 (@ziguyan) May 27, 2020
大規模イベントの統括組織であるCFBE自体は元気に活動している様子。とはいえ、収益源も存在意義もないなかで、何時まで活動できるかは不明慮である。
DCI履歴が消失し、MTGは過去の活動を徐々に切り捨てている。
いや、使い潰しているといったほうがいいかもしれない。
もう何年も、そんな議論は行われている。
いつだってウィザーズは最高の企業で、MTGは素晴らしいゲームだった。
【お知らせ】来週の6月1日(日本時間該当日深夜)に最新の禁止制限告知が行われます。対象フォーマットはスタンダードおよびヒストリック、また「相棒」メカニズムについても対応を行う予定です。 https://t.co/FUohnn2Gm8— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) May 27, 2020
相棒はその構築の難しさからエキサイティングなカードになる予定でしたが、容易にアドバンテージを獲得し、再現性の高いゲームを演出してしまいます。それにより全フォーマットにおいて相棒が環境を支配してしまいました。《ウルザの塔》は禁止になります。— Yuuki Ichikawa (@serra2020) May 29, 2020
はよ禁止改定出ないかな。走り込みたい。ただでさえPTまで短いのに、この一週間を返してくれ〜— Yoshihiko Ikawa (@WanderingOnes) May 31, 2020
暇だから配信しようかと思ったけど改定前でなんもやることない。予告、要るか?— kenta harane (@jspd_) May 31, 2020
もう何度目なのかわからない禁止改定――予告されるたびに、トーナメントシーンは停滞する。そもそも、禁止カードを刷るなという話である。カードパワーのインフレの少ないゲーム性が売りだったように考えていたが、現代MTGでは通用しない。
新セットが出るたびに、環境は変化し、その進化についていくためには多額の投資が必要となる。そして、その投資が不良債権になる可能性もまた高いのだ。
【お知らせ】『Secret Lair: Summer Superdrop』リリース決定!6月2日より日替わりでシリーズ全5種を限定販売いたします。さらに5種セット「Bundle」を購入すると対抗色フェッチランド1枚が付いてくる!詳細は翻訳記事にてご確認ください!https://t.co/VgRqZsvdl2#mtgjp #MTGSecretLair pic.twitter.com/kw4eBmQTyF— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) May 26, 2020
【お知らせ】昨夜、すべてがダブルな新製品『ダブルマスターズ』を発表しました!詳細はお知らせ記事(https://t.co/ZQWiXTDSKu)をご覧ください。元ツイートでもすでに公開されたカードを紹介していますよ!#mtgjp #MTG2XM https://t.co/d1dJG8bjhy— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) May 22, 2020
ウィザーズはあくまで営利企業――ハブスロー社の子会社に過ぎない。
矢継ぎ早の新製品の投入は、まるで札束を刷っているような感覚だろう。
二枚舌セットことダブルマスターズには、コレクター・パックが用意されている。1パック50$以上との噂も流れる高額商品――そう、ウィザーズはあくまで、営利目的の組織。
そこに正義というものはない。以前――様々なジャッジが、あの事件の際に、上告すべきではないと言った。
その結果が――日本最強プレイヤーの引退だった。
検察官も裁判官も法律作成者も一緒であり、弁明の余地もなく、恣意的な運用がなされる。
あくまで営利目的の組織なのだ。そこに公平性を求めるのは無理筋だろう。財布から資金を絞れることが出来ればそれでいいのである。簡単な話だ。
PTやMCの形式変更の情報をこの人がリーク→wotcがその情報を誰から聞いたのか聞かれるも黙秘→「調査に協力しなかった」ことを理由にDCI/MTGO/Arenaアカウント全停止。— Yuuki Ichikawa (@serra2020) May 25, 2020
で果たしてこの裁定が正しいのか議論になっているみたい。 https://t.co/zue2Vxzgvs
ウィザーズの姿勢は非常に一貫している。
資本主義の成せる業で、そこに異論を挟む余地はない。
賞金額の減少も、必要経費の削減としては問題ないだろう。
MPLというお荷物……今になってしまえば、それはお荷物というしかない存在になってしまったが。
結局、トッププロの集まりなのか、ウィザーズの広告塔なのか、きちんと定義されないまま2020年度も半年が過ぎてしまった。
やってる人はやってるし、やってない人はやってない。
大会に出るにしても、コスト比が悪いし、そもそも出られる大会がない。
そういえば、MPLは強いだけでは駄目と言っていた某プロプレイヤーは、結局強い以外に何かやってるのだろうか。
行弘プロや佐藤プロ、MRLメンバーである高橋プロ、井川プロ、原根プロなんかはMTGの活動をしている印象。
配信、記事、大会参加――withコロナの時代に、プロプレイヤーが魅せられることは少ない。
やる意味がないといえばそうだよね。そういう施策――ウィザーズが持て余してしまっている存在で、それに乗っちゃえばそうなってしまうだろう。
先日発表があったMTGの《ダブルマスターズ》など、「カード再録」についてありのまま思うままを語ってみました。過激な再録は崩壊に繋がりかねません。— トモハッピー☀️Tomohappy【YouTuber】 (@TomoharuSaito) May 26, 2020
【TCGの闇】カード再録のリアル、語る【MTG"マスターズ"復活決定】 Card Reprint talk with DMAhttps://t.co/XV1O8ImiA8#トモハッピー #MTG pic.twitter.com/pHZLRKEJIs
よりによってこのタイミングで・・・— トモハッピー☀️Tomohappy【YouTuber】 (@TomoharuSaito) May 18, 2020
コロナショックとカード屋新店舗のオープン複数が被ってしまった2人のカード屋社長同士によるリアルなトーク動画です。
【地獄】コロナとカードショップ出店が被りまくりのW社長対談 TCG Store Talk in COVID-19https://t.co/r28nawNvyy#トモハッピー #TCG pic.twitter.com/yM9VWoSZPw
現在の情勢における今後のカード屋、カード業界についての考えを真剣に語りました。— トモハッピー☀️Tomohappy【YouTuber】 (@TomoharuSaito) May 7, 2020
ポジティブが取り得な僕ですら、正直どう考えても厳しい。
【緊急事態宣言延長】カードショップ耐えれる?今後の業界は? TCG Store talkhttps://t.co/YqNhuogQNq#トモハッピー #緊急事態宣言延長 pic.twitter.com/614hxXHnQc
個人的な嗜好はさておき、日本最大規模のMTG店舗といえばこの人。
新型コロナウィルスは「テーブルは不要」というウィザーズの方針を推し住める結果となった。
様々な業態――わいの業種だって大ダメージなのだが、カードショップは大きく影響を受けている。
突然のご報告になりますが、系列店のトレカの洞窟秋葉原本店・東久留米店の閉店をご報告させていただきます。多数のお客様にご利用いただき、誠にありがとうございました。また関係者の皆様、長年に渡りご尽力賜り、誠に感謝申し上げます。今後はタワー店をご利用いただけますと幸いです。トレカの洞窟 pic.twitter.com/hzvLejfYIU— トレカの洞窟 タワー店 (@torecano_tower) May 27, 2020
横浜店 閉店のおしらせ— ホビーステーション横浜店 (@hbst_yokohama) May 29, 2020
長年にわたり、お客様にご愛顧いただきましたホビーステーション横浜店は
2020年6月28日(日)20時をもちまして閉店させていただくこととなりました。
お客様より賜りましたご厚情に深く感謝し御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
ホビーステーションスタッフ一同 pic.twitter.com/xTw6RnXQAS
閉店もちらほら。ホビステ横浜店といえば、悪魔杯やホビステ町田店でお世話になったPOXさんの……今も元気にしてるんだろうか。
withコロナの時代にカードショップがどう生き延びることが出来るか……その施策なんて、見当もつかない。
ただ、アリーナがつまらなく感じやすいのは、もちろん今のゲームデザインが大きく影響しているのは間違いないけれど、糞デッキだー、オレはヤソじゃないや、糞プレイだー、運ゲー、と、勝っても負けてもわいわいされるテーブルトップが好きだったんだろうなと。
あくまで人とMTGをやるのが好きで――デジタルなMTGはそんなに好きじゃないのかもね。
だから、カードショップには生き延びてほしい。
そして――またFNMで0-3して楽しかったと帰りたいのだ。
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