2020年9月11日金曜日

【ゼンディガーの夜明け】のカードリストが公開されました――ザレスさんデッキ――

【ゼンディガーの夜明け】のフルスポイラーが公開された。

初見では控えめな感じを受けるが、ラヴニカ三部作と基本セット2020のスタン落ちを間際に控え、どんな環境を織りなしていくのか。

我らがご神体が……

ミシックインビテーショナルが熱戦を繰り広げていく中、ちまっとやってみよう。



















本題に入る前に一つ。

《自然の怒りのタイタン、ウーロ》で両面土地を出せるって言ってごめんなさい。

いや、出せるとおもうやん?

手札にあるときは表面しかもってないからだせへんらしいで、めんごめんご。

『両面カード』




【ゼンディガーの夜明け】の目玉カード――裏面に土地のタイプを持つスペル群だ。

両面カードといえばイニストラード次元だが、ゼンディガー次元にも姿を現した。

土地と呪文の両タイプを持つカードの出現は、事故りにくいMTGを標榜しているといっていいだろう。

デジタルとアナログの狭間で喘ぐウィザーズの苦心がうかがえる。そんな両面カードは、カルドハイムとストリングスヘイヴンにも投入予定となっている。

新しいメカニズムを次々と使い捨てにするのも勿体ないもんね。


カードパワーは抑えられている印象。表面が強いカードは強いでせうという当たり前な能力だ。《エメリアの呼び声》は表面からして強そうだけど?

事故りにくいデッキは、大会で安定的に勝てるわけで。実質土地な両面カードを大量に入れつつ、デッキとして動かせるなら――デッキのマナバランスが大きく変貌する環境になるかも。

『パーティ』



ゼンディガーの部族システムといえば同盟者だが、今回は収録されていない。

新たな部族システムとして採用されたパーティーに追いやられた形だ。

ウィザード・クレリック・ならず者・戦士を揃えることで恩恵を受けるカード群が多数収録されている。

クリーチャーを場に4枚定着出来たら、大体勝つんじゃないかな?

リミテ向けの能力な印象。盤面が膠着しやすいからね。

セットの水増し要因じゃない?

能力上、大量に用意する必要があるからね。バニラにバニラな能力をつけても、それはバニラと一緒感。

同盟者も水増し要因だったし、そんな感じ。

『上陸』






戻ってきた上陸。どんどん色を足していくオムナスに焼蛞蝓を食べ過ぎたニッサに格落ちした《水蓮のコブラ》に赤くなったステップリンクス……。


本気を出しそう……。

『キッカー』





ゼンディガー次元は土地にフォーカスをあわせたセット。

上陸しかり、両面土地しかり、である。

キッカーもまた、土地にフォーカスをあてたセットに相応しい能力だ。

土地を伸ばした先に、キッカーがある。

マナフラッドを解消するよい方策である。

《血の長の渇き》は面白いカードで、通常プレイで倒せるPWは、現状でいえば《レンと六番》、《束縛なきテレパス、ジェイス》、《自然に仕える者、ニッサ》そして《ティボルト》と極少数のPWしか対処できない。

しかし、ソーサリータイミングとはいえ、1マナの除去呪文は優秀であり、サメトークンを始末できるなら悪くないかもしれない。

《遺跡の碑文》は各色に存在する複数かつ多重なモードを持つ1枚。

決して汎用性の高い効果ではないが、複数重なれば強いか?

《精神腐敗》に土下座してほしい一枚に仕上がっている。

《忘却の虚僧》はミッドレンジ垂涎のカードか。

序盤、終盤と無駄にならない。

『閑話休題』

こんな感じの【ゼンディガーの夜明け】の第一印象。

ここからは、デッキ案。

残念ながらボーラス様がいなくなるため、グリクシスにこだわる必要はなくなってしまった。

《水蓮のコブラ》→《自然の怒りのタイタン、ウーロ》→《精霊龍、ウギン》という強そうな動きもみんな考えると思うので、今回は忍者もといならず者デッキを探っていこうと思う。

『ならずもの』

ならず者は、個人的に思い入れのある部族だ。

ローウィン環境において、決して強くはなかったが、ならずものデッキで遊んでいた思い出がある。

《苦花》?

あれはフェアリー。ならず者使いは徘徊呪文で喜んでいたのである。ああ、弱かったなあぁ。

今回、パーティに選ばれたならず者だが――1枚、目を引くカードがあった。

新時代の忍者スレイヤーこと、《トリックスター、ザレス・サン》だ。



クリーチャー:29枚
4《盗賊ギルドの処罰者》
4《マーフォークの風泥棒》
2《狡賢い夜眷者》
4《空飛ぶ思考盗み》
4《厚かましい借り手》
4《夜鷲のあさり屋》
2《玻璃池のミミック》
3《トリックスター、ザレス・サン》
2《悪ふざけの名人、ランクル》

呪文:7枚
3《高尚な否定》
4《湖での水難》

土地:24枚
4《清水の小道/泥水の小道》
4《ゼイゴスのトライオーム》
2《欺瞞の神殿》
2《ロークスワイン城》
5《沼》
5《島》
2《寓話の小道》

ザレスさんの能力は、神河随一の薄幸の美女(鼠)である《鬼の下僕、墨目》を思わせる能力だ。

【神河謀叛】最強のカードとよく似た能力。個人的に《夜の星、黒瘴》よりも好きだったあの忍者のリメイク版といえる能力を持つ。

墓地からパーマネントカードを釣れるからね、凄いよね。

ドーモデスとか言いそうなならず者なのに。



……いや、忍術じゃん忍術って書けよ忍術出せよ、ゼンディガーに忍者入れろよ、パーティに必要なのは忍者だろうに。

とりあえず、部族デッキならず者である。

《厚かましい借り手》という最強のならず者カードは健在だし、元々、ならず者という部族は対戦相手のライブラリーにちまちま攻撃する能力を持っている。井川プロプレビューの《盗賊ギルドの処罰者》はデッキの基点となる1枚で、じわじわ値上がっているのも納得である。




とりあえず4枚ぶちこんだ《夜鷲のあさり屋》は、ゼンディガーの名カードである《吸血鬼の夜鷲》のほぼ上位互換なただ強カード。

絆魂・接死・飛行・墓地依存でパワー増強と、凄いことが書いてある。

これが殴り続けられるようなら、アグロはほぼほぼ勝てないだろう。

ざっくりと組んでみたが、このデッキの欠点は環境に《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が存在することだ。

あのカードとはデッキ相性が悪すぎる――というか、【ゼンディガーの夜明け】というセットと相性が良すぎるのではないだろうか?

【俊足に寄せてみたザレスさん】

クリーチャー:32枚
4《盗賊ギルドの処罰者》
2《黒槍の模範》
4《狡賢い夜眷者》
4《空飛ぶ思考盗み》
4《厚かましい借り手》
4《夜鷲のならず者》
2《滑りかすれ》
2《海駆けタコ》
4《トリックスター、ザレス・サン》
2《哀歌コウモリ》

呪文:4枚
4《湖の水難》

土地:24枚
4《清水の小道/泥水の小道》
2《寓話の小道》
2《欺瞞の神殿》
4《ゼイゴスのトライオーム》
2《ロークスワイン城》
5《沼》
5《島》

5マナ俊足持ちとしてプレイしてもいいんじゃないかという形。

青黒フラッシュ(クリーチャーばかり)デッキで、ならず者要素も入っており、まぁまぁ相手は嫌がるのではないだろうか?

……カウンターがないので、俊足の意味ないね。

※追記

あまりにもあまりな出来で指導が入ったのでデッキ弄りました。その節は申し訳アリマセン、ドーモ・デス。

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