2020年3月27日金曜日

『イコリア:巨獣の棲処』の発売日変更――気持ちが滅入る日々と現時点でのコロナウィルスのまとめ




PTやインビテーショナル、GPの延期や中止。

北米・ヨーロッパ・ラテンアメリカにおける店内プレイの禁止。


In-Store Play Suspended in NA, EU, and LATAM

Updated Daily: WPN's Response to COVID-19 In response to COVID-19, Wizards has made a number of announcements and policy changes to enable WPN members to best serve their communities, navigate the disruption, and, above all, remain safe. Today, we are announcing that in-store play is suspended in North America, Europe, and Latin America until at least May 10.


そして、新セットの発売日変更が発表された。

日本ではプレリリース予定だった4/17に発売日が前倒しされ、世界各国は5月15日となった。

四半世紀を超えるMTGの歴史において、世界同時に新カードが「使えない」事態――それも、MTG母国である米国で発売されないなんて、初めてのことだ。

そもそも、未曽有のパンデミックとなっている現状ではさもありなんといえる。

今一番感染者数が多いのは米国なのだ。わずか1週間で、中国と米国の立場はひっくり返った。もちろん、情報が正式に提出されているかどうかは怪しいところではあるだろう。

MTGという製品は、最終的に掌に乗る紙に印刷されて、初めて形となる。そのためのサプライチェーン――ベルギーのインクの匂いを覚えているだろうか――世界各国にMTGという製品を送り届けることが、不可能な状況なのだ。

それに、先に述べたが、世界中でMTGの店内プレイはウィザーズより禁止されているのだ。『In-Store Play Suspended』。冗談のような、恐ろしい言葉だ。その禁止範囲外にいたのが、日本だった。

中国は武漢から始まったウィルスの猛威は、EU各国・米国に伝達した。中国に次ぐ、世界有数の人口を誇るインドでも国家単位で封鎖が始まっている。

そして、今日、コロナウィルスの猛威に晒されている英国で、ジョンソン首相の感染が発表された。





FNMレベルで大会の禁止が行われた欧米諸国に対し、日本のMTGは比較的恵まれた状態といえるだろう。

神決定戦規模の大会を、未だに開くことができていたのだ。それは、感染者数が抑えられていた日本の功績であり、あくまで自粛要請しかできていなかった日本の弱さだろう。

その結果情報漏洩されたり垢BAN神だったりあったが、平和な日本を満喫していたように思う。前科2犯のプロ兼従業員もどうかと思うし、普通であれば解雇が妥当なのだろうが、〇〇〇屋なのでしょうがないか。

サインド論争から始まり、晴れる屋の謝罪に発展したが、今思えば可愛いもの。正直、些事過ぎてどうでもいい感。


ついに、大会延期をあの晴れる屋が行ったことの方がニュースといえるかもしれない。



3密の化身なので、しょうがない……やりきれないけど、しょうがない。

アリーナよりもテーブルトップ派だが、こればっかりは職業柄、晴れる屋の行いは十分非難に値するものだったと考えている。

あくまで自粛の要請であり、その業態上難しいだろうし、社員も抱えている。新型コロナで滅ぶか、経済危機で滅ぶかの、二択になったわけだ。そう考えると、K-1同様、開催に振れてもおかしくはない。開催し、感染がなければ問題ないと考えても、無理のない思考だ。

あくまで自粛を要請し、何の保証も打ち出さなかったお上の問題といえるだろう。

自粛要請という言葉は、自己責任同様非常に便利だ。国が与える保証が、結局旅行券や和牛券に落ち着くようであれば、この国の経済もまた終わるといえる。

そんな日本で本当に、新セットが発売されるかというと、疑問符がつくところだ。先週までの日本は、世界各国の中でも感染者数が少ない極めて安全な国だった。



先週まではだ。

今回の新型コロナウィルスの恐ろしい部分の一つは、その日発表された感染者数が、あくまで過去の事例を表しているに過ぎないということだろう。

今週、徐々に感染者数は増え、小池都知事がついに動いた。

今日発表された100人超の感染者数は、2週間前に感染した人間なのだ。夜空の星々と同じ、あくまで過去の情報の証明であり、現時点での感染度合いを定義しないのだ。だからこそ、長時間の勝負にならざるえないのだが。

2週間前――マスコミの盛んなコロナ疲れの報道――があった時期が、ちょうどその辺りだ。

自粛のタガが緩み始めた時期といえる。所詮は自粛、早々心持ちが変わるわけがない。

今思えば、全国の学校を休校した判断は、間違いなかった。何故なら、あの瞬間、日本の危機感は一気に高まったからだ。しかし、その後、無難に凌げてしまった結果――無難に凌ぎ、侮った結果、先週末の3連休にかけて、コロナウィルスへの警戒が緩んでしまった。

一つの指標は、海外渡航者の数だろう。学校を休校した結果、海外旅行に向った人間が、少なからずいた。沖縄で陽性でありながら検査結果前に帰国した家族がいたが、それは氷山の一角だ。海外渡航禁止前に、多くの人間がヨーロッパに行き、帰国した。

ヨーロッパ――今まさに、疫病との戦場となっている場所だ。

その結果がわかるのが、おおむね4/5以降……それまでは感染者数が増え続ける可能性があるということだ。







山だろうが芝生の広場だろうが公園だろうがどんどん禁止されている。屋内から屋外に波及されているのが興味深いところだろう。

政府は首都――大規模な都市封鎖を考えており、その下準備として各種公営施設を封鎖している可能性もある。

英国でいえば、自宅周囲500m以内の運動が認められている。逆に言えば、それぐらいしか認められていないといえる。行動範囲をそこまで狭められている状況が、想像できるだろうか?

それも、見えないウィルスによってだ。そう、五感で感じられない。感じたときには、感染している。そんなものに対し、常に構えられるほど、人間は出来た生き物ではないのだ。



落合陽一ファンとして、この動画は一度目を通してほしい。首都封鎖の是非や、データ収集の肝要、日常からの対策等々、興味深い内容だった。この病気の難点――新型インフルエンザの流行との違いも述べられている。

あの時は、特効薬があった。今回は、ないのだ。これは、インフルではないのだ。

――医療崩壊が起こるとされているが、それは病院の受け入れ態勢や備品の不足もあるが、医療従事者の二次感染も同様であり、何時の間にか自分の職業が命の危機に晒されていたりする事態となっている。



80%が軽症とされているが、では、80%の定義は何だろうか?



入院しなければ、軽症扱いだ。治療方法・ワクチンのないインフルエンザを、軽症と考えられるだろうか?

以前、新型コロナに感染後、飲み屋に突っ込んだ無敵の人がいた。あの人物は、数日で亡くなっている。

その時は、無茶苦茶な人物がいると思っただけだった。しかし、今思えば、新型コロナの恐ろしさが滲み出ていた。飲み屋にいける程元気だった人間が、数日で亡くなる。それは、今のインフルエンザでは想定しない状況だ。

正直、現状には悲観的だ。自粛で凌げる状況ではなくなっている。自粛と禁止は違う。自粛要請を行え続けるほど、人間――日本人は、平和ボケから脱出できていないと思う。

かと思うと、大量の買い占めを行い、マスクに並ぶ。本当に必要な医療施設にはマスクがない。そんな状況を、優秀だとはいえないだろう。

若年層への声掛けと、相反する無敵の中高年の行動も、問題だろう。

全く、安月給で割に合わない。

お山もヨガもMTGも出来なくて、職場は閉鎖の可能性もあるし何なら命の危機になってるし、生まれたばかりの姪っ子と会えないし、気が滅入るというものである。

もう何もやる気がおきなーい


何とかこの災禍を乗り越えて――昇らぬ太陽はない。紙で楽しく遊べる日々を。






0 件のコメント:

コメントを投稿