2020年3月10日火曜日

3/9禁止改定：さらば《むかしむかし》、スタン・パイオニアは変化なし

ウィザーズより3/9禁止・制限改定が発表された。





モダン：《むかしむかし》禁止
レガシー：《死の国からの脱出》禁止

スタンダード：変更なし
ブロール：《不屈の巡礼者、ゴロス》禁止
ヒストリック：《死者の原野》解禁

パイオニア：変更なし！


3/9の禁止改定が発表されたので予想してみる

不定期になり毎週来るか来るかと恐々していた禁止改定だが、3/9の改定予告が公式よりアナウンスされた。



モダン禁止ということで、《むかしむかし》も晴れて五階級王者達成となった。順調に《王冠泥棒、オーコ》に並んでいるようだ。

このカード、何で刷ったのかな？

 《古きものの活性》で禁止の是非を議論していた我々にとって、このような上等なカードはまだ早かったようだ。

《王冠泥棒、オーコ》、《むかしむかし》、《夏の帳》の春のオーコ祭り三種の神器でウィザーズは凄いなぁというところである。

レガシーでは《死の国からの脱出》禁止。LEDと相性いいからね、LED禁止にするわけにはいかないからね。そうなるとこれが禁止になるよね。

だから、このカードも何で刷ったの？

昔々のこのカードが禁止なんだよ？



ブロールはどうでもいいので割愛。

ヒストリックはヤバイ匂いしかないので割愛。

《幽霊街》や《ゴブリンの廃墟飛ばし》で《死者の原野》というパイオニア禁止カードがどうにかなるのか怪しいところだろう。《廃墟の地》も環境入りし、土地を咎めやすくなってはいるが使うデッキが……《聖遺の騎士》と組み合わせて遊んでろってこと？

ここまでは、珍しく予想が掠っている。珍しいこともあるものだと自画自賛したところで、本題に入ろう。


我々が愛する、パイオニアだ。

そう、我々が愛した、パイオニアだ。

《真実を覆す者》、《時を越えた探索》、《宝物の巡航》とインバーターデッキのキーパーツを禁止予想カードに挙げたが、今回は大外れである。

インバーターデッキの非ミラーマッチの勝率が49%云々なため禁止を免れたが、実際のところ、インバーターデッキの立ち位置はどうなのだろうか？

 《思考囲い》・《致命的な一押し》という環境最良の1マナ呪文を使え、《時を越えた探索》という最強ドローカードを最大限に生かし、コンボにより一瞬で勝てるという万能強デッキに思えるが。

 どこそこの脱出デッキと違い、勝ち手段が複数あるのも強みである。

 そんなデッキに有利なデッキとは一体？

 スゥルタイか？

PTファイナルまではこの環境ということで、かなりお察しな大会風景が繰り広げる可能性もあるが、そう、忘れてはならない。

そのころには、次期エキスパンジョンが姿を見せている。

脱出・インバーター・ヘリカスコンボを凌ぐ何かが登場するという市川プロの予見は、当たっているのではないだろうか。

ところで、である。毎回気になっているのだが、勝率云々の理由付けさぁ、理由になってないよね。

 MOのリーグでの勝率って、無作為に見えてそんなに無作為じゃなくない？　

統計的にそれでええの？

直近の3つの大規模大会で～なら直観的に正しいと思えるけどさぁ。プレリミの傾向なんかでもいいのに、このリーグ勝率をもってくるマジ頭がウィザーズ。














……禁止改定に触れるプロがどんどん減っていて興味深い。ウィザーズとの契約にそういう規約ってあるのかな。

どちらにせよ、禁止カードの発表は、ゲームデザイナーの敗北といっていいだろう。

 アナログカードゲームの雄であるMTGでは、特にだ。

 大々的に発表されたプレイテストチームの取り組みには疑問が残るところだ。もちろん、デザイン中のカード群のテキストは、すぐに変わってしまうため、プレイテストがしにくいとは思うが、端的に言って改編すべきじゃない？

 仕事をしているとは、お世辞にも言い難い。もしかしたら、仕事をした結果かもしれないが、残念ながら悪すぎる。

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