2020年7月15日水曜日

7/13に禁止改定がでたよ

Happy B&R Day!(挨拶)

7/13に禁止改定が発表された。



当ブログでも禁止改定を予告してみたが、結果は?

7/13に禁止改定がでるから予想しよう

On Monday 7/13 there will be an update to the Banned & Restricted list impacting the following formats: Historic, Pioneer, Modern, and Pauper.

ヒストリック

《裏切りの工作員》禁止
《軍団のまとめ役、ウィノータ》禁止
《創案の火》禁止
《運命のきずな》禁止
《炎樹族の使者》一時停止




パイオニア
《ニッサの誓い》禁止解除



モダン
《アーカムの天測儀》禁止



パウパー
《探検の地図》禁止
《神秘の聖域》禁止

結構当たったな……パイオニア?


















ついに《運命のきずな》がヒストリックで禁止されて、当ブログでは喜ばしいかぎりである。

ヒストリックは《軍団のまとめやく、ヴィノータ》の追い禁止というエアプ丸出しの恥ずかしい行為をやったばかりだが、今回の裁定は妥当なところだろう。ネクサスVSグルール環境だったからね。


さて、言い訳文における、各フォーマットの力の入れようを精査しよう。


こういうのは単純な数値差――文章量で比較するのが手っ取り早い。

ヒストリックの飛び抜け具合よ。他フォーマットデータ集まりようがないからね、しょうがないね。

ヒストリック:52行
パイオニア:13行
モダン:14行
レガシー:4行
パウパー:18行
スタンダード:11行

レガシー界隈では《王冠泥棒、オーコ》の是非がよく問われている様子。

ウィザーズは勝率ベースで禁止改定の言い訳をすることが多いが、それってその環境から姿を消してしまったデッキには触れられない方法論なので、ダメなんじゃね感。

禁止級デッキVS頑張ってる何とか禁止級デッキに勝てるデッキVS死んだデッキ

大体、やばい環境は死んだデッキが多いわけで、それは勝率には出てこないはずなのだ。スタンという激変環境ならいざ知らず、歴史の積み重ねがあるレガシーにあって環境から追いやられたデッキが大量にあると面白くないよねと思う。

それに、結局これに尽きるとは思うが、このコロナ禍にあって、下環境のデータは集まらない。勝率の把握が出来ないはずだ。ウィザーズがレガシーに僅かばかり触れたのは、ウィザーズの定義するデータのとりようがないため、環境把握が出来ないのだろう。




今回の禁止改定、ヒストリックアンソロジーから《炎樹族の使者》が、モダンホライゾンから《アーカムの天測儀》が禁止された。

そのフォーマットの為に作成した結果、禁止を連発する――。


ハッピーか?


そもそも、モダンホライゾンはMTGの下環境を破壊したセットなので、今更ではあるが……ヒストリックアンソロジーもやってみれば面白くない仕様である。

アリーナは競技面に振り切っている感じがあるので、ファンデッキ用のカードを入れられても困ってしまう。神河の祭殿シリーズをアンソロジーに投入されても、馬鹿じゃない? という感じだ。

今のウィザーズにとって、下環境は全く興味がない――MOしかないからね――みたいだし、しょうがないのだろう。

競技用に作成したパイオニアも、興味がなさそう。《ニッサの誓い》解禁はケシスで使用してみたい感があるけど、コンボデッキが跋扈する環境を延々と放置していいのだろうか。

テーブルトップMTGが死んでいる状況、仕方ないか。


コロナ前後で世界が違うのはこういうところで、正直、環境初陣戦レベルの大会でも、その参加者にドン引きしてしまう程度の感覚の違いがある。

いつでも上記の可能性があって、米国ぐらい開き直った世界になってしまえばいいのかもしれないけど、まだ日本はそうなってはないからね。

州単位で1万人/日感染者が増えてもディズニーを再開する国があれば、首都が二百人レベルで右往左往する国があったり。

そんな時代に、パイオニアにリソースを割けないだろうし――ウィザーズの禁止改定って、何人ぐらいでやってるんだろう?

勝率ベースで言及するのは、それ以外に環境の評価が出来ないからなのだろうか?

確かに、環境の是非を数値で表すには、それぐらいしか尺度がないと難しいか。

デッキの流行り廃りを評価基準にしてはいなさそう。

今までの歴史の積み重ねよりも、その場その場の行き当たりばったりでウィザーズは動いているように見えるので、非常に最高の企業である。

Happy B&R Day!

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