2020年7月28日火曜日

ヒストリックで遊んでみよう②――原野デッキにボーラスを加えてみよう――

ヒストリックのデッキを垂れ流していこう企画第二弾。

ジャンプスタートの新加入で隆盛をみせるゴブリンや、強いらしいスピリットなんかもいいけれど、今回はこのカード。



スタンでもパイオニアでも禁止なのに、何故か解禁されてしまった《死者の原野》を使ったデッキをアップデートしてみよう。

ヒストリック環境は、既に最強デッキが出来上がっている可能性もあるが、その点には目を瞑ってほしい。





おおむね原野再生の方が強いのだが、気にしない気にしない。

絶対に気にしない、そんなデッキは存在しない、いいね?

今回、《死者の原野》と組み合わせるのは――《破滅の龍、ニコル・ボーラス》だ。


いつものことである。













【ニコルボーラスt原野】

クリーチャー:13枚
3《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
3《破滅の龍、ニコル・ボーラス》
3《不屈の巡礼者、ゴロス》
2《帰還した王、ケンリス》
2《絶え間ない飢餓、ウラモグ》

呪文:15枚
4《探検》
4《成長のらせん》
4《時を解す者、テフェリー》
3《空の粉砕》

土地:32枚
2《繁殖池》
1《寺院の庭》
1《踏み鳴らされる地》
1《草むした墓》
1《蒸気孔》
1《湿った墓》
1《神聖なる泉》
1《内陸の湾港》
1《陽花弁の木立ち》
1《根縛りの岩山》
1《森林の墓地》
1《硫黄の滝》
1《水没した地下墓地》
1《氷河の城砦》
1《ケトリアのトライオーム》
1《インダサのトライオーム》
1《ラウグリンのトライオーム》
1《ゼイゴスのトライオーム》
3《寓話の小道》
4《死者の原野》
1《ヴァントレス城》
1《森》
1《島》
1《平地》
1《沼》
1《山》

サイドボード
3《霊気の疾風》
4《ゴブリンの廃墟飛ばし》
3《神秘の論争》
3《夢を引き裂く者、アショク》
2《ハイドロイド混成体》

というわけで、五色原野である。

シミック原野やバント原野、再生原野等々、様々な組み合わせが存在するが、今回は5色である。

デッキ構成自体は、バント原野に《破滅の龍、ニコル・ボーラス》を突っ込んだだけのシンプルな構成である。

まぁ、ぶっちゃっけノイズなのだが、ヒストリックでボーラスを使えそうなデッキが思いつかなかったのでこの形になった。

いちおう、現スタンで密やかに存在する4色PWの亜種を組んでみたが、結局《死者の原野》の圧が強すぎてニッチもサッチもいかないのである。

コントロールや下手なミッドレンジは《死者の原野》デッキに食われる――前スタン環境で散々思い知ったはずだが、ヒストリックでは未知の話だったらしい。

さて、《破滅の龍、ニコル・ボーラス》の話に戻ろう。

ボーラスデッキ――グリクシスデッキの弱点は、結局のところ、ボーラス以外のカードが弱いことに尽きる。

2マナのボーラスは存在せず、3マナのボーラスも存在しない点がグリクシス使いの泣き所だった。

2ターン目/3ターン目に除去カードをつかい、4ターン目に《破滅の龍、ニコル・ボーラス》を叩きつけても、盤面への影響はたかが知れているのだ。

かといって、自分から動こうとしても、そこはグリクシスというカラーの弱みが出てしまう。

2ターン目に能動的に動ける構築級のカードは《思考消去》と《アズカンタの探索》ぐらい。3ターン目になると、《覆いを割く者、ナーセット》だけだ。

《正気泥棒》? さすがに無理じゃないかな……。

受動的にいくら動いたところで、アド負けするのが関の山。

《死者の原野》、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》、etcetc。ケシスデッキやゴブリンデッキにだって、余裕でアド負けするだろう。

1対1の交換を繰り返し、4ターン目以降攻守を入れ替える――そんな牧歌的MTGが許されるような環境ではないのだ。




では、どうするか……そこはもう、逆転の発想である。グリクシスはミッドレンジ、そんな発想は糞食らえである。こっちも序盤からカードを積極的にプレイしていけばいいのだ。

能動的なカードに欠けるなら、他の色から持ってくればいい。

《成長のらせん》と《探検》は、土地を伸ばすことで3ターン目《破滅の龍、ニコル・ボーラス》に寄与できる。

《思考消去》でちまちまハンドを落としたところで、《発展//発破》でドローされるのが落ち。《ゴブリンの首謀者》1枚でそんな動きは無に帰してしまう。

2ターン目に自分から動こう。

3ターン目――除去とか構えてられないし、ウーロ出せウーロ。強い。《時を解す者、テフェリー》は、《破滅の龍、ニコル・ボーラス》を打ち消しから守ってくれるぞ。強い。

どっちも禁止推奨カードに上がるぐらい強いんだから、貪欲に入れとけばいいのだ。色が違っても、ボーラス様は全てを受け入れてくれるはずだ、凄い。

ちょっと梅澤一族にいわされたからって、その末裔を追いかけまわしたり、《夜陰明神》の仮面を剥いだりするような器の小さな人じゃないはずだ、多分。

え、双子の兄にコンプレックス?

違う、アレハ矮小ナル弟。ボーラス様、ソウイッテタ。

4ターン目はラスゴうてラスゴ。盤面で負けてたら全部吹っ飛ばせ。それから無人の荒野にボーラス様を出せばいいのだ。

ボーラス様は大量のマナの使い道になるし、除去の露払いになるし、便利。

《死者の原野》でトークン出しながら変身させると強くない?

駄目?

5ターン目は《不屈の巡礼者、ゴロス》を置けばいい。原野持ってこれるし、マナがあれば疑似ドローからボーラス出せるし、裏ボーラスで墓地から釣り上げてもいい。裏返すにもマナがいる。そのための下準備。実質ボーラス

ケンリスだってボーラスを吊り上げることが可能。速攻をつけられるし、縁の下の力持ち。これは5マナのボーラス

凄い、ボーラスがいっぱい。

《龍神、ニコル・ボーラス》?

ちょっとヒストリックには合わないかな……。

【総論】

まぁ、結論としては4ターン目に《荒野の再生》置いた方が強いので、そうした方がいいんじゃない?

《破滅の龍、ニコル・ボーラス》はあくまでフェアカードだからね。そういう禁止一歩手前の糞エンチャには勝てません。

今週行われるヒストリック・オープンも、原野再生一択のような?

そんなことをいうとブログのネタがなくなっちゃうので、こうして電波を飛ばしていきませう。

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