基本セット2021がアリーナに導入され、実店舗でもちらほらとプレリリースが行われている昨今。
競技シーンでも新たな動き、2020-2021シーズンのライバルズリーグの新規招待者が決定!
何やかんやと色々あり、MPL/MRLともに今回は入れ替えなしの新規招待者のみとなりますが(あれ、アカウントBANされた強豪プレイヤーがいたような?)、二名の日本人選手が含まれています。
一人は、安定した成績――今シーズン、化け物のような成績を残し続けた強豪――チーム曲者所属の熊谷陸選手。
そして、もう一人。
藤江竜三選手だ。
ボーラス様かな……?
2週にわたって行われたPT#1-4が幕を閉じた。
今回はPT#3-4のまとめになる。
前回は《成長のらせん》ゲーだったが、メタゲームはどう変化しただろうか?
古豪、浅原プロが初戴冠!
新機軸のオルゾフ・オ―リオンが出てきたけど、結局《成長のらせん》と《荒野の再生》最強環境ってことだよね。
基本セット2021のフルスポイラーが公開された。
環境を風靡した《悪斬の天使》が再録されたり。
犬猫戦争が始まったり。
大量のテフェリーにウィザーズどうしたのってなったり、レア土地カードが対抗色占術ランドに《寓話の小道》とテーブルトップであればいい再録だけどアリーナを考えると糞だしエルドレインと2021一緒に落ちるけど無駄じゃないとなったり、このランドじゃアグロ戦略とれないよねってなったり……ミラージュ絡みの懐かしい面々がいたりする、そんな基本セットらしい基本セットなのかなという印象である。
今回はテフェリー絡みの伝説の面々と、次期環境のデッキを一つ考えてみようと思う。
イコリアはノーカンになったが、基本セット2021はどうなるだろうか。
コロナ渦のためオンラインで開催される、賞金総額が大幅に減少されたけど特に説明のないPTシーズン。
相棒、《創案の火》、《裏切り者の工作員》がBANされたスタン環境の成果や如何に!
極めて不愉快なカードも禁止したスタン環境は、極めて健全になっているものと予想されるが?
PT2では【ティムール・再生】を駆る村栄龍司選手が優勝!
いやぁ、めでたいなー。くーやんさんの銀河列伝は凄いよー。
さて、デッキは?
【PT1】
優勝:ティムール再生
2位:ティムール再生
3位:ティムール再生
4位:バントランプ
5位:ティムール再生
6位:バントランプ
7位:4色再生
8位:ティムール再生
【PT2】
優勝:ティムール再生
2位:ティムール再生
3位:ティムール再生
4位:ジャンドサクリファイス
5位:ジャンドサクリファイス
6位:ラクドスサクリファイス
7位:スゥルタイランプ
8位:ティムール再生
PT1では《成長のらせん》がベスト8中32枚の採用!
24年間のPTで初の快挙!
最高の企業であるウィザーズの調整がばっちりはまりましたね!
withコロナの時代――この2週間、米国を揺るがせているのは、『Black Lives Matter』という言葉だろう。
5/25に起きた事件と熱狂的な潮流は、MTG界にも影響を及ぼし始めた。
これ、現実がゲームに影響を与えたってのもあるけど、ウィザーズの問題隠蔽のために、カードに罪を擦り付けたってことだよね。《Invoke Prejudice》のギャザー番号を1488にしていたってことは、そういう考えの企業ってことで……。
禁止カードもやばいけど(《十字軍》の禁止もそうだけど、自身の作った文化の否定って……)、企業体質の問題が指摘されている中、そういう対応をするってことは、ウィザーズは最高。
基本セット2021のプレビューが始まった。
同時に、アリーナのアップデートも実施。そりゃあ、プレビューやらないと更新できないわなと。ネタバレしまくりじゃねーか。むしろ、なんで動画が延期?
アップデートが延期して、プレビュー動画が延期したってのが正解か?
テフェリーフューチャーのセットであるとあらかじめ発表されていたが、どのような新規カードが!?
……。
間違い探しかな?
イコリアがなかったかのようにされたようなされていないような、二カ月間にわたるメタゲームの解析が全てちゃぶ台返しされたような、そんな記憶が、う、頭が痛い。
ともあれ、ウィザーズは続々と商品を投入し、コロナ渦の不況であるからこそ、財布の隅々まで搾り取ろうとしているようだ。
イコリア環境はキングクリムゾンされてしまったか、それこそ天国行きの憂き目にあったが、早速基本セット2021のプレビューが告知された。同時期にジャンプスタートの投入も予告されており、さらにはチャンドラのスペルブックと、もはや一般人が商品展開を追い続けるのは不可能だ。
ジャッジプロモもあるしね。コレクター泣かせというか、アコギな商売というか。
……本当に早いなー。さすが時を操る魔術師。MTG界も現実世界も時間が飛ばされちゃったような気がするよ。
と思っていたら、あらら。まぁ、そういうこともあるよね。
……いや、その理屈はおかしい。
6/1禁止制限改定が発表された。
スタンダード・ヒストリック・相棒メカニズムの修正が予告されていたが、その全容が明らかになった。
前評判では《創案の火》、《荒野の再生》、《時を解す者、テフェリー》の禁止予想の声が多かったが?
スタンダード
禁止:《創案の火》
禁止:《裏切りの工作員》
ヒストリック
一時停止:同上
相棒メカニズム
……。
友達料金だー。
緊急事態宣言が全国で解除され、withコロナの時代を生きていく。
新型コロナウィルス自体は消滅したわけではなく、特効薬もワクチンも未だない――そう、未だないのが現状だ。
自分の身は自分で守りつつ、日々を過ごすしかないのである。
MTGでは、テーブルトップに対する新たな方針――2020年度のGPの休止が発表された。
世界中からの飛行機での移動、大規模な集客、アナログゲームの特性――「Play The Game,See The World」の概念は、新型コロナウィルスに対抗する術を持っていなかった。
それは、当然の――至極当たり前な帰結だったといえるだろう。
大規模イベントの統括組織であるCFBE自体は元気に活動している様子。とはいえ、収益源も存在意義もないなかで、何時まで活動できるかは不明慮である。
DCI履歴が消失し、MTGは過去の活動を徐々に切り捨てている。
いや、使い潰しているといったほうがいいかもしれない。
もう何年も、そんな議論は行われている。
いつだってウィザーズは最高の企業で、MTGは素晴らしいゲームだった。