一時停止という執行猶予ではなく、直接禁止である。
【お知らせ】 2020年8月24日発表の、禁止・制限カードの告知をお伝えいたします。ヒストリックに変更があります。変更の内容と理由について記事にてご説明いたします。 https://t.co/xqJwAl3932 #mtgjp— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) August 24, 2020
その特性上、中長期戦に圧倒的に強さを発揮する《死者の原野》が、《探検》、《耕作》、《約束の刻》と各種強力なカードを……《耕作》は基本セットなためしょうがないのかもしれないが、《探検》と《約束の刻》に関しては他人事感が気になるが、いつものウィザーズである。
今回は《死者の原野》のみと直球の禁止であり、オリカゴブリンやその他諸々はお見逃し。これを踏まえたうえで環境は進んでいく。
単純に考えれば、《死者の原野》に抑圧されていたミッドレンジ~コントロール戦略の復権が期待できる。
土地という後半の無駄カードが2/2ゾンビトークン(打ち消されない)に置き換わる原野デッキに長期戦を挑むのは分が悪かった。後半は常にゾンビトークン複数体湧いているのだ。《虐殺のワーム》を複数枚積んだりしたデッキが話題になるぐらいで、不健全ではあったのだ。
そんな時代は過ぎ去り、新しい戦略が芽生えるかもしれない。
ヒストリックで遊んでみよう④――アモンケット・マスターズがきたのでグリクシスを堪能しよう――
アリーナ・オープンやジャンプスタートの追加により注目を集めたヒストリック。 さらなる施策――アモンケット・マスターズの導入により、環境は新たな変容の刻を迎える。 【アモンケット】と【破滅の刻】のカードをある程度選別して新たなセットに。 ...
それは、吾らがボーラス様であり、《スフィンクスの啓示》であり。
アモンケット八柱の一角である、《スカラベの神》だろう。
そして、《スカラベの神》を使える色といえば当然グリクシスなのだが、残念ながら依然に述べたので、今回は器用貧乏BUGなスゥルタイと洒落こんでいこう。
スゥルタイといえば、今の流行りだからね。
【スゥルタイコントロール】
クリーチャー:8枚
4《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
2《スカラベの神》
2《ハイドロイド混成体》
呪文:26枚
4《思考囲い》
3《取り除き》
2《思考消去》
2《検閲》
1《暗殺者の戦利品》
2《至高の意志》
2《大渦の脈動》
2《覆いを割く者、ナーセット》
1《中和》
2《絶滅の契機》
1《衰滅》
1《伝承の収集者、タミヨウ》
3《世界を揺るがす者、ニッサ》
土地:26枚
4《繁殖池》
4《湿った墓》
4《草むした墓》
4《寓話の小道》
2《ゼイゴスのトライオーム》
1《森林の墓地》
1《内陸の港湾》
2《森》
2《沼》
2《島》
サイドボード
2《スラーグ牙》
2《否認》
2《無垢の血》
2《霊気の疾風》
3《神秘の論争》
2《肉儀場の叫び》
2《漁る軟泥》
カウンター多めのスゥルタイコントロール。除去カードは環境に存在する多くのカードを破壊することが可能であり、手札破壊とカウンター呪文で封が出来る。
妨害カードに関しては、粒ぞろい――パイオニアに近い質だ。《致命的な一押し》と《突然の衰微》ぐらいのものだが、それは贅沢だろう。
《思考囲い》と《思考消去》という環境トップのハンデス。
《取り除き》や《暗殺者の戦利品》、《大渦の脈動》はモダンに匹敵する除去カードだ。
全除去として、《絶滅の契機》と《衰滅》。このあたりは好みがわかれるだろう。ゴブリンを殺したいなら《衰滅》で、オーラ等を蹴散らしたいなら《絶滅の契機》だ。
アモンケットリマスターで復活した《検閲》に《至高の意志》、そして《中和》はドローモードがあるため無駄が少ない。墓地を肥やしたいときにも能動的に使用可能だ。
各種妨害呪文でコントロールしていけば、現スタン最強PW一角である《世界を揺るがす者、ニッサ》と《自然の怒りのタイタン、ウーロ》がゲームを決めてくれるだろう。
……あれ、《スカラベの神》の役割って?
まぁ、マナが伸びてしまえば《スカラベの神》は非常に強いため、蓋のカードとしてはいいのではないだろうか。
5ターン目のキレスカラベもいい感じである。
【スゥルタイミッドレンジ】
クリーチャー:28枚
4《ラノワールのエルフ》
4《縫い師の供給者》
4《マーフォークの枝渡り》
1《漁る軟泥》
4《翡翠光のレインジャー》
4《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
1《機知の勇者》
2《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》
1《人質取り》
3《スカラベの神》
呪文:8枚
4《思考囲い》
1《暗殺者の戦利品》
2《大渦の脈動》
土地:24枚
4《繁殖池》
4《草むした墓》
4《湿った墓》
4《寓話の小道》
1《森林の地下墓地》
1《内陸の港湾》
4《森》
1《沼》
1《島》
サイドボード
2《スラーグ牙》
3《無垢の血》
3《霊気の疾風》
3《神秘の論争》
2《漁る軟泥》
1《人質とり》
1《殺戮の暴君》
探検持ちクリーチャーを多数用いたスゥルタイミッドレンジのヒストリックバージョン。
盤面を固めながら墓地を肥やし、土地を手札に加えられる探検クリーチャーを多めにとることで、《スカラベの神》の強さを発揮できるデッキなのではないだろうか?(テキストニキ)
《縫い師の供給者》、《マーフォークの枝渡り》、《翡翠光のレンジャー》のラインで上手く墓地を肥やしていこう。
常に墓地がいっぱいなので、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》も盤面に復帰しやすいぞ!
凄い!
……あれ、墓地がないとスカラベ神が……。
2019年のスタンにおいて、探検クリーチャーを用いたミッドレンジ戦略はトップメタの一角だった。
その当時は、《野茂み歩き》というむらっけのあるクリーチャーを用いていたが、さすがに《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が環境に鎮座する現状、選択する理由はないといえる。
《鎖を解かれし者、ポルクラノス》を《スカラベの神》で墓地から釣り上げると、楽しい。10/10が格闘を始めたら、勝負にならない。
元々がゾンビなので、《スカラベの神》とも相性がいい。4マナ域というのも、見逃せない点だろう。このカード、サクリファイス系統に結構強いので、悪くない選択かもしれない。
終盤になれば、《スカラベの神》の出番だ。潤沢な墓地と土地を使って、盤面を制圧しよう。
今の環境において逃せない点は、墓地対策が《墓掘りの檻》に偏っているということだ。《安らかな眠り》は《スカラベの神》に効くが、《墓掘りの檻》は《スカラベの神》に効かない。
オリカゴブリンという1枚コンボがあるため、《墓掘りの檻》がどうしても優先されてしまう。
オーラデッキには全く勝てなさそうな構成だが、そこは頑張ってほしい。
肉を出して墓地を肥やして盤面を制圧していく、力こそパワーな感じのデッキである。
細かいことはいーんだよ。
ちなみに、人生において、頑張れば何とかなるというのは幻想ということも頭に入れておくべきだろう。
【終わり】
というわけで、《スカラベの神》と《自然の怒りのタイタン、ウーロ》の2大パワーカードを用いたデッキ案である。
ウーロの為のデッキになったような気がするが、まぁ、特に気にする必要もないだろう、うん。
スタン~レガシーまで満遍なく使われる強力クリーチャーと比較してはいけない。
【追記】
スゥルタイミッドレンジを使ってヒストリックでミシックになれました^^— MTGの調べ (@MTG58351576) August 25, 2020
スカラベの神はつんよい pic.twitter.com/BjfV3NXVOl
そんなわけで《スカラベの神》を擦ってたらミシックに上がって草。
意外と探検クリーチャーによる押し付けが悪くない感じで、まぁまぁ強かったデス。
肉押しに強くないデッキが多く感じた。探検クリーチャーのスタッツも捲りによっては悪くないからね。新たに投入したジェネリックウーロもまぁまぁ強い。
いやぁ、《ファイレクシアの憤怒鬼》にしなくてよかった。
大体、盤面を膠着させて、ウーロが脱出したりしてたら、《スカラベの神》が動いておしまい。
マナベースがやばいので要検討。《思考囲い》と《縫い師の供給者》があるとはいえ、ウーロデッキで《沼》2枚は正気の沙汰じゃない。
それよりやばいのはサイドボードだろう。
こんなサイドボードは紙束だ。
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