2018年12月6日木曜日

【アーティストの待遇】GP静岡の四方山話【DQ多数】

大盛況に終わったダブルGP静岡2018。

平日開始のレガシーが1429名、スタンダードが1960名と多数のMTGプレイヤーが静岡に集まりました。

行きたかったなぁ……。

スタン優勝、中島さんだったしなぁ。


お祝い、しましたよ。

というのがおめでたい話。

今回のGPも色々なことがあったわけで、それをざっと記載していきましょう。











【アーティストの待遇に関して】

GP等、大規模大会ではお馴染みイラストレーターによるサイン会。

MTGの三大要素――テキスト、フレーバー、そしてイラストは、なくてはならないものです。

もしMTGのカードが、イラストのないただのテキストが並べられるだけの紙きれだったら?

人間の情報入力に関して、視覚情報は大きなものを占めるのです。

美麗なイラスト、写実的なイラスト、不思議なイラスト等々、等々。

そんなアーティストさんの待遇ですが。

今年からGPの際は宿泊費や交通費がなく、無償でセミナーを開くことを要請……え?

え?

えええ!!!???

いやぁ、ブラック企業も真っ青ですね。

いちおう、サイン会やアーティストプルーフなんかで、収益を確保しようとしているわけですが、焼け石に水やわなぁ。

というわけで、GP静岡でも早速欠員がでたようです。

何でわざわざお金払ってやらなあかんねんという話ですね。

もちろん、そうやって顔を売り仕事を得るということもありうるでしょうが、GPはそういう場でもないからねぇ。

経費節約を目指すウィザーズですが、こう、大事なものまで亡くそうとしている感じがあります。

チャネルが主管するようになり、アメリカナイズが行き過ぎているのかも。

各国には各国のMTGの歴史がありますからね。

日本では《甲鱗のワーム》が人気、アメリカでは《暗雲のカラス》が人気なように。

【DQ祭り】

GPレガシーで、有名プレイヤーがDQを受けたそうな。


どうも晴れる屋の〇〇〇の部屋でお馴染みのプレイヤーさんと、去年の年末イベント覇者さんがDQされたそうです。

DQといえば、行弘プロも世界選手権でやってしまっているわけで、あまりないとはいえなくもなく。

しかし、競技レベルとはいえDQまではそう簡単にいかないわけで、そこからさらにサスペンドを食らえば悪意ありとウィザーズ公認というわけなので、やっぱりそういう悪いプレイヤーは何とかしてほしいものですね。

まあ、結構プレイング雑な人たちだったしねぇ。わいも人のことは言えませんが。


でも、20年以上やっていて、マッチロスは1回だけなのは(リスト不備)誇ってもいい――というか、当然の嗜みなんですよね。

ちなみに、サイドイベントの大乱闘戦でも持ち込みでDQをくらったプレイヤーがいたそうです。


おいおい、こんな楽しそうなイベントで何やねん……プレリで《吸血鬼の夜鷲》を持ち込んで見つかったプレイヤーの話を思い出しますね。


【サイドイベントぐだぐだ】

ぐだぐだ……ぐだぐだではないのですが。


やっぱりぐだぐだやったかー!



こういう会社だしね。

ちなみに、300名超を集めたGP静岡サイドイベントのPTQですが、6回戦+SEという、狂った大会でした。

相変わらずサイドイベントは短期で回していく方針です。

これってどうなんでしょうね?

100名ぐらいだったら6回戦でもいい気がしますが。

【終わりに】

GP静岡の四方山話はこれにて終了。

やっぱり、その場にいたかったという心残りがあります。

今年はGP京都以降、全てのGPの出場が叶いませんでした。

名古屋も静岡も、GP以外の大規模トーナメントである日本選手権やFAINALS予選も、ですね。PPTQもたまにしか出ませんし、競技シーンではなく、店舗レベルでまったりとやっていたような……勝てないともいいますが。

とはいえ、そうやってまったりしていると、いきなり近くにGP優勝者が現出するわけで、MTGは面白いものですね。

MTG歴2年半――20年以上やってきた自分としては、色々考えてしまいます。

とはいえ、こうして文章に残すようにしたことは、去年までとの大きな変化です。

それまでは、なんだかんだ考えたとはいえ、ふわりと時間の流れに溶けていってしまいますからね。

言語化は、大事です。言語化できないと、わかっているわけではないとよく皆様言いますね。

たまに、言語や聴覚をデバイスととらえ、情報処理をさらに進めようとする人もいますが(落合陽一さんですね)、それは別の話。

来年は京都と横浜に出ようと考えていますが、先のことはわかりません。

どうも、PPTQ廃止により、PTQ制度が復活するようですが、それも一体どこまで本当なのかというところですね。

GPTに続いてPPTQをなくし、そのうえイベントは店舗と紐づけのままとなると、地方でのMTGイベントは滅殺されていくと思われます。

その点をカバーできるのが、どこでもやれる凄いゲームこと、MTGアリーナなのでしょうか?

おそらく、MTG発売時の理想の姿はDTCGなんですが、アナログにはアナログの良さがありますからね。

そうやって言っていた着ぐるみ特撮やストップモーションはCGに見事駆逐されましたが。

アメリカであれば、大量開催のGPやPTに加えて、SCGのような賞金トーナメントが多数あり地方でもMTGには困らないと思います。

しかし、日本ではそんなこと望むべくもありません。キャパ代等運営費の問題がありますし、地方MTGプレイヤーのイベント渇望が満たされなければ、徐々に衰退していくのは必然でしょう。


そう、日本はもとより、中国がeスポーツ関連でがっつり規制が入ってしまったので、今後アジア圏は切り捨てられていくのかもしれませんね。

一応、eスポーツ絡みの賞金制度が、賭博に引っかからずにいけそうなわけで、徐々に土壌が育まれているところなのかなとは思います。

とはいえ、MTGのゲーム業界に占める割合は限られているので、この最古のトレーディングカードゲームが一体どうなるのか。

カラディシュが破壊の限りを尽くしたMTG、徐々に復興していると思いたいです。

一応、自分の属するコミュニティは、一時(FNMが公認にならず)よりも活気を取り戻しています。

やはり、トーナメントのシーンの面白さに、魅力的な賞品(トークン時代は地獄ですね)が重要ということで。

とはいえ、ウィザーズのさじ加減でプレイヤーは吹っ飛ぶわけですので、大人しく震えて待ちましょう。

プラットフォームを牛耳る会社が神様なのは、アマゾンやアップル、グーグルやフェイスブックで皆様お分かりでありましょう。

ささやかながら、プレイヤーも自活の方向に向かっています。

高橋プロしかり、市川プロしかりですね。



高橋プロの好調なノート販売(晴れる屋記事収益との差はどうなんでしょうか?)しかり。

特に、市川プロは色々なことを考えているなぁ。

次シーズンのGPプロモはフルアートの《稲妻》!
《大祖始》を選んだ人は三途の川を渡ったほうがいいね!

















0 件のコメント:

コメントを投稿