2018年10月7日日曜日

【スタンダード】ラヴニカのギルド新環境が楽しすぎる!【環境初陣戦】

【ラヴニカのギルド】が発売されました!



スタンの様々なデッキの中核を担っていたカラディシュ+アモンケットが落ち、新環境は一体どうなったでしょうか?

10/1:MOスタン構築リーグ5-0リスト

10/4:MOスタン構築リーグ5-0リスト

MO5-0リストを見るに、一強といえるほどのデッキはなく、多種多様な戦略が蠢く、戦国時代に突入したようです。

そう、群雄割拠。

好きなことできて、楽しいぃ!!!

ごめん、【ラヴニカのギルド】。【ドミナリア】よりカードパワーが落ちるって思ってたけど、そんなことなかった。強力エキスパンジョンだわ。

さて、自分はといいますと、《破滅の龍、ニコル・ボーラス》、《ドミナリアの英雄、テフェリー》、《秘宝探究者ヴラスカ》をフィニッシャーにし、《正気泥棒》、《暗殺者の戦利品》、《秋の騎士》が脇を固める5色デッキを妄想し、発売日当日朝5時までマナベースを調整した挙句、結局ボロスに手も足が出なかったため敢え無くお蔵入りという茶番を繰り広げましたとさ。

いいんです、失敗は。よくあることです。むしろ、気づけただけましです。

そう、ボロス。

今回は、ボロスです。





前回の記事でも取り上げましたが、


ぱっと見における、ラクドスミッドレンジandアブザンアグロ感たるや。

新環境の王者の匂いを感じ、そして5色コントロールという色物が粉砕されたため、《正義の模範、オレリア》を始め、ボロスのパーツをかき集めましたとさ。

赤白なんて滅多に使ったことないから、ショックランド1枚もなかったんだよなぁ。

これは、以前、フェッチランド12枚体制のアブザンアグロの強さに早々に気づいた時の感触と同じ!(すぐに滝村さんがPTでそのマナベースの優秀さを知らしめました

FNMは2-1。

グリクシスドラゴンミッドレンジの《骨ドラゴン》にいわされて感動。

1マナ域はやはり必要だし、除去は何がええやろなーと雑に考え、晴れる屋主催、5000円で5000ポイントキャッシュバックな環境初陣戦に参加したのが次のレシピになります。

ボロスミッドレンジ

クリーチャー:27枚
3《ゴブリンの旗持ち》
4《ボロスの挑戦者》
4《軍勢の戦親分》
4《サンホームの重鎮》
4《民兵のラッパ手》
4《正義の模範、オレリア》
4《包囲攻撃の司令官》

呪文:8枚
2《ショック》
4《稲妻の一撃》
2《反応+反正》

土地25枚
4《戦場の鍛冶場》
4《聖なる鋳造所》
9《山》
8《平地》

サイドボード
3《ウルザの後継、カーン》
3《希望の夜明け》
3《溶岩コイル》
2《残骸の漂着》
2《黎明をもたらす者、ライラ》
2《轟音のクラリオン》

8回戦、結果は――6-1からの最後IDできず、バブルマッチで負けて6-2でした。

惜しい。

とはいうものの、最終戦は、プレイヤーがダメすぎて負けるべくして負けた試合でした。

1Gは土地2枚で止まって負け。

2G目は《正義の模範、オレリア》+《黎明をもたらす者、ライラ》に《反応+反生》を使ってオーバーキル。ラッパ→オレリア→ライラは反則。

そして、3G目。

再度、土地2枚で止まるものの、除去は豊富なため、《正義の模範、オレリア》、《黎明をもたらす者、ライラ》、《再燃するフェニックス》と裁き、相手はマナフラッド気味に。

それでも、《軍勢の切先、タージク》+《速太刀の擁護者》を出してエンド。

対して――土地を引けなかったため、《ショック》をタージクに打たず、《希望の夜明け》をプレイしてエンド。

そう、《軍勢の切先、タージク》のテキストを間違え、本体も効かないと思い込んでいたのです。

次のターンに、土地。もし、ショックをうっていれば、手札に溢れかえる除去で捌けた可能性はありましたが、後の祭りでした。

そう、いわゆるティルトの状態に陥っていたんですね。

デッキは、強力です。

強力の一言です。粘り強さが、非常に高い。

土地の枚数と、除去の種類、そして1マナクリーチャーの採用不採用に関しては考えなければいけないでしょうが、非常に粘り強く戦え、それでいてある程度の速度を保っているため圧力も強い。

王者のMTGが出来ます。

ちなみに、市川プロの動画でも、同じ感じのラッパボロスをさくっと組んで、誰が組んでもこうなってしまうといっていました(笑)

さて、ここからは、【ラヴニカのギルド】の印象的なカードを。

とはいうものの、冒頭にも述べた通り、このセットは非常に強力です。

だからそこ、今回は大会中に印象に残ったものだけ挙げていこうと思います。

【ラヴニカのギルド】注目カード!

《遁走する蒸気族》

胡散臭い動きが凄まじい。

赤ければ問答無用で採用可能かも?

場に出すだけで、あとは勝手に仕事をする。《再燃するフェニックス》しかり、そういうカードはえてして強いものです。

+1/+1カウンターが乗る条件が、簡単すぎます。

2体盤面にだすと、赤い呪文を実質フリースペルにし、いきなりストームかな? という動きも可能です。

《希望の夜明け》


コントロール殺し、またはコントロールのフィニッシャー。

1枚で完結するカードは概ねよくないもの。

2マナと軽く、触れにくいエンチャントに対し、トークン生成、ライフゲイン、ドローと、よりどりみどりな能力を詰め込んでいます。

テーロス期における、緑信心の最終兵器、《見えざるものの熟達》と同じ匂いがしますね。

いや、これだけで勝てた試合がどれだけあったことか。

コントロール用にサイドに、《ウルザの後継、カーン》と3枚ずつ積みましたが、このエンチャント4枚で十分にこと足ります。

《轟音のクラリオン》


ALL3点も絆魂付与も、どちらもアグロ相手の決定打になります。

いまいちデッキにならなかった恐竜のマスターピースですね。

初見は弱いと思いましたが、このカード、アグロを完全に殺す良いカードでした。

次ボロスで出るなら、このカードも増加します。

それだけ、赤単アグロが強いのですが……。

《黎明をもたらす者、ライラ》

平成の《悪斬の天使》は、現環境のソリューションといえる存在になりました。

前環境と比較すると、はるかに強くなりました。同じマナ域に、《スカラベの神》や《栄光をもたらすもの》がいましたからね。

赤単アグロに対する最終兵器であり、オレリア同型の勝ち手段です。

ボロスだと、このカードを無条件に倒せるカードはそうそうありません。

いやぁ、ここまで評価が変わるだなんて。




間がないし疲れているので、今回はここまで。

他にも、注目カードは盛りだくさん。

ディミーアだけでは足りなかったですね(笑)



そして、【ラヴニカのギルド】発表と同時に、ウィザーズのトーナメントシーンに対する施策と、晴れる屋プロ続々卒業の知らせが。






まさか、原根プロまで離れるだなんて……。



うーん、応援し尊敬していたプロプレイヤーだったのに。

あのどん底と、ラスベガスの復活をリアルタイムで追っていた身としては、本当にショックな知らせでした。


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