現環境は楽しく、その上調子がよいため、意気揚々と出陣しました。
そう、ボロス天使が討ち死にしている以外は――。
予選9回戦+SE3回戦の長丁場、優勝は元晴れる屋プロズ、緑黒ミッドレンジを駆るあんちゃんこと高橋優太選手でした!
— yuta_takahashi (@Vendilion) 2018年10月21日色々な曰くのある選手ですが、その強さは本物!
現在は晴れる屋を辞し、シャドーバースとMTGにオールインしているという、国内屈指のプロプレイヤーです。
緑黒ミッドレンジは、現在に蘇ったジャンドとは勝者の弁。
《血編み髪のエルフ》を主とした、無駄になりにくいカードで構成された典型的アグロミッドレンジであるジャンド。
高橋選手の操る緑黒ミッドレンジもまた、ジャンド同様極めて無駄のないレシピです。
PW8枚体制かつ、《死の重み》や《アルゲールの断血》を採用。
高速ビートに対する耐性と、同速度のミッドレンジ~コントロールに耐性をつけようとしているのがうかがえます。
採用カードは極めて無駄になりにくい構成。
ほとんどのカードが、プレイした瞬間に何らかの仕事を果たします(例外は《野茂み歩き》のみ)。
確実な1対1交換、ないしは1対2交換が可能なカードばかりであり、対戦相手と盤面のリソースの交換を続けていけば、どこかで拮抗が崩れます。
そして、その拮抗を崩しやすいカードが、PW8枚体制かつ《アルゲールの断血》なのでしょう。
また、これらは《ゴルガリの捨売人》で回収可能であり、その《ゴルガリの捨売人》は《愚蒙の記念像》or《採取+最終》で回収可能と、リソースはほぼ尽きません。
《破滅を囁くもの》ですが、諜報こそ行えるものの、場に出た瞬間はただのでかぶつであり、1対複数の交換は難しいため、採用に値しないと判断したのでしょう。《ラノワールのエルフ》は、探検クリーチャーの安定性に劣るという判断なのでしょうね。
詳細は、高橋プロの記事を参照(見ていませんw)。
また、井川選手を始め、複数のトッププロが使用した白t赤も優秀な成績を収めています。マジックのスタンダードの記事を書きました。現在強いと考えているデッキと、優勝したゴルガリの選択理由や枚数の説明です。— yuta_takahashi (@Vendilion) 2018年10月23日
読んでね♪
MTG:スタンダード分析。ゴルガリ徹底解説!|YUTA TAKAHASHI @Vendilion|note(ノート) https://t.co/QCuBb4v77l
使ったのは白単タッチ赤。MO5-0リストを微調整しただけです。https://t.co/nAZKS5WBR5— Yoshihiko Ikawa (@WanderingOnes) 2018年10月21日
4人で使って
俺:8-1→2没
れいくん:7-1-1→1没
なかしゅーさん:7-2(1敗は俺)
茶鴨さん:7-2
なので、今週末に限ってはグッドデッキでした。来週以降はメタメタにされそう。
BMにて紹介されていた、正気泥棒を使用していたスゥルタイミッドレンジです。
ミッドレンジ同型にて、ゴンティゴンティすれば勝てるというのは自明の理。
正気泥棒は毎ターンゴンティゴンティをしているわけで、つまりは勝てるということ!
Q・E・D(証明終了)。
おそらく、会場には緑黒ミッドレンジがうようよしているはず。つまり、同型最強であるt《正気泥棒》で9-0まで駆け抜けるはず!
これはいける、いけるで!
あ、華麗に0-3ドロップをかましましたよ!!!
反省点
緑黒ミッドレンジにおいて、3ターン目にプレイしたいのは《翡翠光のレインジャー》です。
4ターン目は《ゴルガリの女王、ヴラスカ》か《貪欲なるチュパカブラ》ですかね。
5ターン目には《破滅を囁くもの》や《ビビアン・リード》が鎮座し、6ターン目には《秘宝探究者、ヴラスカ》が構えています。
つまり、《正気泥棒》をプレイしたいターンは3~6ターン目まで、どこにも存在しないのです。
完全にノイズでした。マナベースを歪めたうえに、4枚の無駄カードを擁するデッキが勝てるでしょうか?
それに気づいたのは、2回戦目。
そう、早々に気づいていました。だからこそ、高速ドロップにつながったのです。
今回の敗因は、赤白天使から緑黒ミッドレンジに舵を切ったことこそいいものの、その後大会に出る時間がとれなかったことですね。
前日にやっとカードを揃えたので、まあ仕方なし。それほど、教導型赤白天使はしっくりきていました。
実戦経験がないまま、本番に至り、そこでやっと当然のことに気づく。
よくある失敗ですが、何もこんな時に――誰や強いいうたやつ?
現在は、純正緑黒ミッドレンジを調整しています。
まずは慣らしと、《千の目、アイゾーニ》を2枚使用した緑黒ミッドレンジにて、ショーダウンで2-1。
敗因は、青単ビート相手に、土地3枚+4マナスペル2枚+《野茂み歩き》+《渇望の刻》という初手から、最終的に土地3枚並べて、4マナのスペルで手札7枚が埋まったことなので、まあまあ。
さて、簡易な感想をば、
同型を見据えるなら、《秘宝探究者、ヴラスカ》を多めに取った方がよさそうです。場に定着すれば、迅速に勝てます。
赤単や白単を見据えるなら、《野茂み歩き》は3枚がいいのかな?
《ビビアン・リード》は、クリーチャー数が絞られている現状、若干デッキにあってないような。苦手な飛行クリーチャーを撃ち落とせますが、フェニックス2種類に効果が薄いです。
《破滅を囁くもの》は、やっぱり迅速に勝てるので好印象です。
《千の目、アイゾーニ》は、同型戦や終盤戦に強いですが、6ターン目に出してもトークンが出ないことがちらほら。好きなカードですが、前準備が面倒です。
上述の《破滅を囁くもの》とコンボしますが、まずは《秘宝探究者、ヴラスカ》を優先しましょう。
リソースの交換をし合うだけの同型戦は、PWで差をつけるしかなさそうですが、《ゴルガリの女王、ヴラスカ》と《秘宝探究者、ヴラスカ》だけでもいいような。
PWや各種フェニックスを見据えて、《貪欲なチュパカブラ》2枚/《ヴラスカの侮辱》3枚を採用した高橋プロの慧眼には眼福です。
いやぁ、緑黒ミッドレンジが板とは気づいたんですけどねー(笑)。
……正直なところ、結構この環境は勝っていたので、0-3という結果は残念です。
ただ、緑黒ミッドレンジの強さはよくわかったので、今週ファイナルズ予選に参加できるならば、恐らくゴルガリ所属となるでしょう。
天使セット売ろうかな?
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