2021年2月16日火曜日

オーコの刷られた理由



 


《カルドハイム》参入後――いや、《灯争大戦》より始まったウィザーズの意図的なカードパワーのインフレは、一つの結末を迎えたといえる。

モダン、そしてパイオニアフォーマットは悲嘆の嵐。もはやフォーマットとして機能していないありさまだった。

シークレットライアーのウーロ採録に端を発した禁止予告、その結果は大量禁止だった。

ヒストリック 
《創造の座、オムナス》禁止  
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》禁止 

パイオニア 
《欄干のスパイ》禁止 
《時を解す者、テフェリー》禁止 
《地底街の密告人》禁止 
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》禁止 
《荒野の再生》禁止 

モダン 
《死者の原野》禁止 
《神秘の聖域》禁止 
《猿人の指導霊》禁止 
《ティボルトの計略》禁止 
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》禁止

 レガシー 
《アーカムの天測儀》禁止 
《戦慄衆の秘儀術師》禁止 
《王冠泥棒、オーコ》禁止 

 ヴィンテージ 
《夢の巣のルールス》禁止解除 

 ルール変更 
続唱ルール改正

2021年1月25日月曜日

カルドハイムのスタート

もう間もなく、カルドハイムが世に放たれる。

 

アリーナの導入は1/28と直近。緊急事態宣言以降、ほとんど触っていないMTGだが、少しは戯れてみようと思う。あれ、《貴族の教主》事件ぐらい?

最近は歯が痛くてねー。

まぁ、そんなにやる気ないし。気がついたらカルドハイムリーグも終わってるし。MPL/MRLへの興味も随分と減った。いや、競技シーンへの興味が減ったのだろう。

さて、ウィザーズは何を考えて、カルドハイムと銘打ってリーグ戦を行ったのだろうか? カルドハイム加入前のヒストリックという楽しみのない、枯れた環境でだ。馬鹿なの?
 

2020年12月31日木曜日

2020年最後のお話

早いもので、2020年も残り数時間で終了となる。



2020年は、結局これに尽きるわけで、MTGとの付き合い方は大きく変化した。  

それは、更新頻度によく表れていると思う。

2019年は228記事を作成した。我ながら、どこにそんな時間があったのかと不思議になるが、記事数は嘘をつかない。

2020年は、この記事を合わせて93記事だ。

10月以降は月1更新の体たらくである

 MTGに費やす時間が大幅に減ったというのもあるが――うん、これが大きいとは思うけど――好きなのはMTGというツールを使ったコミュニケーションで、MTGアリーナではないのだと理解したからだろう。

競技シーンに関しても、興味が薄くなってしまった。大会結果をまとめるのも辞めたし、MPLもMRLも関心がもてなくなった。

それに関しては、好きなチームだったサイゲームスの実質活動休止もあるが、何より自分がやってないことだからだろう。以前は、曲がりなりにも、競技シーンの末端にいたのだ。

今年のMF名古屋が、最後の競技参加になってしまった。Too Lateと怒られたり、初日8-1からの2日目2-4で全てを失ったり、今記事を見ると《包囲サイ》と《自然の怒りのタイタン、ウーロ》のどちらを採用するのか悩んでいてこの人おかしいのかなと思うが、それも個性である。 

末端とはいえ、メタゲームを考察し、デッキを作成し、その結果は大会結果として帰ってきた。

今は、無だ。

贔屓にしていたカードショップの一つがなくなり、大会が行われなくなりで、今年は人と会うことも減ってしまった。

MTGを通じた人間関係は、凄く大きかった――第四版からやっている、半生をゆうに超える付き合いのゲームなのだ。当然といえば当然である。情と惰性で何とかここまで続けてきたが、来年以降どうするのかはわからない。

多分、次期エキスパンジョンであるカルドハイムは、BOXを購入することはないだろう。

このブログも、週1ぐらいの更新頻度で行きたいが、なかなかそこまでの熱量を保てないものだ。

少し話が変わるが、米国ではEDHが一番人気のフォーマットになっている。競技シーンがこえだけ敷居が高くなってしまえば、ボードゲームとしての側面がフューチャーされるのも当然だろう。

 テーブルトップとアリーナは別物だ。所詮アリーナは、一人用ゲームなのだ。単体のゲームでみれば、コミュニケーションがほとんどない、環境が勝手に変わるだけの一人用ゲームに過ぎない。そして、そんなものを求めて、MTGをやっているわけではない。

テーブルトップ環境が崩壊している今、MTGというゲームに情熱を注ぎこむのは難しいご時世である。

それでも、少しはやっていきたいなとは思う。

それこそ、情の話である。

2020年11月15日日曜日

モダンの意味



すっかりご無沙汰な当ブログ――大体MTGに対するやる気のなさが更新頻度に現れる感じで、何ともはやだが、久々に更新しようと思う。


世の中は大いに動いていて、それはTG界隈も同様なのだが、今回は、モダンという誰も求めていない――極めて個人的な話だ。

エクステンデットという古のフォーマットの後継としてモダンが制定され幾早々。

カウンターカンパニーを使用してGPで上位入賞したのもよい思い出である。


初めて参加したGPも、モダンだった。エルフデッキで初日落ちの塩梅である。その後、緑が一生事故る(タルモ高いねん)ジャンドで初日抜けあと一歩だったこともあったっけ。


そんな思い出のたくさんあるフォーマットですが。



大体売りました。売ってPCになりました。日本銀行券経由、PCへのトレード。

結果、モダンは引退である。スタンも現状、まともにプレイできる資産はないので、紙に関してはパイオニア限定プレイヤーというにっちな存在である。

ウィザーズが高らかに謳うように、テーブルは不要なのだ。


MF横浜2019開幕! そして訪れた終焉の時

とはいえ、最終戦は苦手としていた青白コントロールに斬られたため、その相性差と環境に多数存在することを予想し、対策を考える...‥‥ふんわり枠は、2枚。 そう、《外科的摘出》だ。 結局のところ、イゼフェニのもっとも気に入らない部分であり、どうやってこのカードを歪みなく抜けるか考え続けていたのが今回のモダンだったといっても過言ではない。 ...


最後にプレイしたのがMF横浜2019だからね、しょうがないね。

あの時はポプラがあって、いっぱい練習したな。

2020年10月24日土曜日

MTGLeagueWeekendは遠回りしたくなる




10月度より開催される、MPL/MRLメンバー勢揃いのイベント――MTGLeagueWeekend。

このコロナ禍の中、表だった行動をとらないMPLメンバーが多数存在し、もはや多額の広報費を吸い上げるだけの無駄飯食らいな印象もあった厳選されたプレイヤー達が、ついに本格再始動である。

視聴者数の伸び悩みにより、一旦は白紙に戻された施策がここに。

オムナス亡きスタン環境において、環境覇者となるデッキは存在するのだろうか。

その一つの答えが、このリーグ戦で導き出されるはずだ。

 

 

 

 

 

2020年10月15日木曜日

オムナスが咲く頃

 2020年シーズングランドファイナルが終了した。

優勝はあの――圧倒的な成績を残しながらMPL/NRL入りすることなく、MPLリークの件でバン食らったりと様々な話題を振りまいていたオースティン・パーサヴィッチ選手だ。


そんなハイレベル大会――変則的ではあったが今シーズンの終焉に相応しい世界最高峰の大会だった。しかし――その余韻に浸ることなく、MTGの世界線は変容を迎えることになる。


大会終了翌日、グランドファイナルの環境は終止符をうたれたのだ。

そう、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》という強力な相棒亡き後でさえも、《創造の座、オムナス》は大輪の花を咲かせてしまったのである。

スタンダード
 ・《創造の座、オムナス》禁止
 ・《幸運のクローバー》禁止
 ・《僻境への脱出》禁止

 ヒストリック
 ・《創造の座、オムナス》一時制限
 ・《時を解す者、テフェリー》禁止
 ・《荒野の再生》禁止
 ・《炎樹族の使者》一時停止解除

 ブロール
・《創造の座、オムナス》禁止



発売18日目という僅かな期間で、スタンダード、ヒストリック、ブロールというアリーナで提供されている構築フォーマットのほぼ全てにおいて、《創造の座、オムナス》は禁止された。




今まで――最も早くスタンで禁止されたカードは、《記憶の壺》だった。

メグリム・ジャーの中核カードとして猛威を振るった結果、発売後45日目での禁止――ウルザズ・レガシーの古の記録を、《創造の座、オムナス》がついに更新してしまったわけである。

 

 

 

 

 

 

 

2020年9月30日水曜日

ウーロがアップデートされた世界

 


《自然の怒りのタイタン、ウーロ》がスタンダードで禁止された。 アップデートという見慣れない単語に各プレイヤーが禁止以外の処置が行われるのではと反応していたが、結局のところ禁止処置に落ち着いてしまった。


単語の意味合いはそうなんかいな(英語はよーわからん)ぐらいなもんだが、今回大事なのは、アップデートという言葉に何故皆が反応したのかだろう。

本質は、その部分だ。 問題なければ反応しない。反応するということは、アップデートしてほしいと願うプレイヤーがいたわけだ。

単語を誤って認識したわけではない。そう認識したかったのだ。ウィザーズにスポンサードされているお抱えMPLプレイヤーが環境のアップデートに言及するって、結構やばい話である。