2020年10月24日土曜日

MTGLeagueWeekendは遠回りしたくなる




10月度より開催される、MPL/MRLメンバー勢揃いのイベント――MTGLeagueWeekend。

このコロナ禍の中、表だった行動をとらないMPLメンバーが多数存在し、もはや多額の広報費を吸い上げるだけの無駄飯食らいな印象もあった厳選されたプレイヤー達が、ついに本格再始動である。

視聴者数の伸び悩みにより、一旦は白紙に戻された施策がここに。

オムナス亡きスタン環境において、環境覇者となるデッキは存在するのだろうか。

その一つの答えが、このリーグ戦で導き出されるはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


戦場は目まぐるしく揺れ動き、多数のデッキが存在する現スタン環境。

盛者必衰、弱肉強食――そこにあるのは、ダーウィンも溜息を吐くような激しい生存戦略のぶつかりあいである。

紙でやるにはお金をどぶに捨てる可能性もあると思うと息苦しいが、アリーナでやる分にはマッチ補正を除けば楽しい環境といえるだろう。 

アグロもミッドレンジもランプもコントロールも――多数の戦略が鎬を削っているのだ。

そう、お金をどぶに捨てなければ――オムナス、禁止前に買っちゃったからね。翌週半額、下手こいたわー。

【日本人プレイヤーデッキ紹介】

 

 

 


【グルール・アドベンチャーby佐藤レイ】

クリーチャー:25枚
4《エッジウォールの亭主》
4《山火事の精霊》 
3《漁る軟泥》 
4《砕骨の巨人》 
4《カザンドゥのマンモス》 
4《恋煩いの野獣》 
2《探索する獣》 

呪文:13枚 
2《原初の力》 
2《焦熱の竜火》 
4《髑髏砕きの一撃》 
3《エンバレスの宝剣》 
2《グレートヘンジ》 

土地:22枚 
9《森》 
4《岩山被りの小道》 
4《寓話の小道》 
3《山》 
2《進化する未開地》

サイドボード 
2《エンバレスの盾割り》
2《焦熱の竜火》 
2《運命の神、クローティス》 
2《解き放たれた者、ガラク》 
2《アクロス戦争》 
3《アゴナスの雄牛》 
2《怪物の代言者、ビビアン》

原根プロはチームサイゲームスではなく、チーム曲者と調整を行ったとのこと。

今回のリーグ戦の参加者に関して言えば、サイゲームス所属プロはわずか1名と寂しい限りでありそれも致し方なしか。

四名のプロが選択したデッキはグルールアドベンチャー。

 ゴルガリと並ぶアドベンチャーデッキの二大巨頭――その真価や、如何に。

 

【ヤソコンby八十岡翔太】 

クリーチャー:4枚
 2《厚かましい借り手》
 1《トリックスター、ザレス・サン》
 1《メア湖の海蛇》  

呪文: 33枚
4《血の長の渇き》
1《塵へのしがみつき》 
3《本質の散乱》 
3《無情な行動》 
3《精神迷わせの秘本》 
2《湖での水難》 
2《否認》 
1《取り除き》 
2《中和》 
3《巻き直し》 
2《啓示の雨》 
1《ハグラの噛み殺し》 
1《影の評決》 
2《サメ台風》 
1《精霊龍、ウギン》 

土地:23枚
4《清水の小道》 
4《欺瞞の神殿》 
2《這い回るやせ地》 
2《陰鬱な僻地》 
1《ヴァントレス城》 
6《島》 
6《沼》 

サイドボード 
3《強迫》 
1《塵へのしがみつき》 
2《否認》 
1《垣間見た自由》 
1《精神迷わせの秘本》 
1《エルズペスの悪夢》 
2《神秘の論争》 
1《悪夢の詩神、アショク》 
1《影の評決》 
1《サメ台風》 

チームサイゲームス唯一の所属プレイヤーである八十岡プロは、当然の如くヤソコンを持ち込んだ。 

この禍々しさは、まさにヤソコン――八十岡プロ以外は使いこなせないであろう、極めて難しいが勝つ人は勝つデッキだ。

どこかの情報商材デッキとは違うのである。

 得手としているヨーリオンデッキに当たらなかったという悲しいツイートがあるが?
   

【ティムール・ランプ】 

クリーチャー:10枚 
4《砕骨の巨人》 
2《真面目な身代わり》 
4《豆の木の巨人》 

呪文:25枚 
1《棘平原の危険》 
4《狼柳の安息所》 
2《焦熱の竜火》 
4《耕作》 
2《バーラ・ゲドの復活》 
3《サメ台風》 
4《発生の根本原理》 
1《海門修復》 
4《精霊龍、ウギン》  

土地:25枚 
4《寓話の小道》 
4《ケトリアのトライオーム》 
4《河川滑りの小道》 
3《岩山被りの小道》 
4《森》 
4《島》 
2《山》  

サイドボード 
2《鎖巣網のアラクニル》 
4《燃えがら地獄》 
1《否認》 
1《焦熱の竜火》 
4《神秘の論争》 
2《灰のフェニックス》
1《サメ台風》 

行弘プロは、ティムールランプ――既存のランプデッキとは一味違うデッキを持ち込んだ。

《サメ台風》や《焦熱の竜火》の採用をみるに、むしろコントロールデッキの装いが強いのではないだろうか。 

ヨーリオンに各種ローグ、《夢さらい》の復権と、飛行クリーチャーが環境に幅を利かせている。 

となれば、単体最強飛行クリーチャーである《サメ台風》の時代というわけだ。

実際、ローグデッキも《サメ台風》型が存在している。

ローグよりもランプデッキの方が《サメ台風》を強く運用できるように思えるが? 

《発生の根本原理》の当たり枠なのも見逃せない点だろう。


【ラクドスコントロールbyライザ】 

クリーチャー:10枚
4《砕骨の巨人》 
4《真面目な身代わり》 
2《アゴナスの雄牛》  

呪文:30枚
4《棘平原の危険》 
4《精神迷わせの秘本》 
4《焦熱の竜火》 
2《切り裂かれた帆》 
4《髑髏砕きの一撃》 
2《ヴァラクートの覚醒》 
1《記憶漏出》 
3《アイレンクラッグの妙技》 
2《絶滅の契機》 
4《精霊龍、ウギン》 

土地:20枚 
4《這い回るやせ地》 
4《寓話の小道》 
6《山》 
4《沼》 
2《悪意の神殿》 

サイドボード 
3《強迫》 
3《魂標ランタン》 
4《苦悶の悔恨》 
2《轟く叱責》 
1《死の飢えのタイタン、クロクサ》 
2《アゴナスの雄牛》 

すっごい除去コン。これがラクドスミッドレンジの分類にあるのは狂っている。

《アイレンクラッグの妙技》と《精霊龍、ウギン》のコンボは火を噴くのだろうか。


【青黒ローグby高橋優太】 

クリーチャー:15枚 
4《マーフォークの風泥棒》 
4《盗賊ギルドの処罰者》 
3《遺跡ガニ》 
4《空飛ぶ思考盗み》 

呪文:24枚 
2《血の長の渇き》 
2《塵へのしがみつき》 
4《湖での水難》 
2《本質の散乱》 
2《無情な行動》 
2《ジュワー島の撹乱》 
1《神秘の論争》 
3《アガディームの覚醒》 
2《凪魔道士の威圧》 
4《物語への没入》 

土地:21枚 
4《清水の小道》
4《欺瞞の神殿》 
4《寓話の小道》 
5《島》 
4《沼》 

サイドボード 
1《夢の巣のルールス》​ 
1《血の長の渇き》 
2《取り除き》 
2《精神迷わせの秘本》 
2《否認》 
2《スカイクレイブの影》 
1《本質の散乱》 
3《神秘の論争》 

 ラングドシャ……フェアリーマスターは青黒ローグをチョイス。  

ガーゴイル型や《サメ台風》型と細分化される青黒ローグだが、部族に依った選択となっている。

 

【アゾリウスヨーリオンby議員プロ】 

クリーチャー:22枚 
4《魅力的な王子》 
4《スカイクレイブの亡霊》 
3《トレイリアの大魔導師、バリン》 
4《真面目な身代わり》 
3《深海住まいのタッサ》 
3《空を放浪するもの、ヨーリオン》 
1《夢さらい》 

呪文:28枚 
4《ガラスの棺》 
4《精神迷わせの秘本》 
4《海の神のお告げ》 
3《メレティス誕生》 
4《太陽の神のお告げ》 
4《エルズペス、死に打ち勝つ》 
1《崇高な天啓》 
4《エメリアの呼び声》 

土地:30枚 
4《ラウグリンのトライオーム》 
4《啓蒙の神殿》 
2《ヴァントレス城》 
2《平穏な入り江》 
10《島》 
8 《平地》  

サイドボード 
1《空を放浪するもの、ヨーリオン》 
1《巨人落とし》 
3《本質の散乱》 
3《否認》 
2《神秘の論争》 
1《旋風のごとき否定》 
3《空の粉砕》 
1《崇高な天啓》 

 議員プロは、アゾリウスヨーリオンを選択。その強さや如何に。

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