2020年4月26日日曜日

ガイガン起動! 《鎌爪の未来怪獣、ガイガン》の話

ガイガン、好きですか?



わいは好きです。

そう、ガイガン。キングギドラやメカゴジラといった東宝空想特撮映画シリーズの錚々たるライバル怪獣を差し置いて、ガイガン。

結構映画に出てるんですけどね、愛すべきNo.2な感じで。

キングギドラ、モンスターX、メガロ……メガロ?

ガイガンがもっとも活躍出来た映画といえば、ミレニアムゴジラ最終作――ゴジラファイナルウォーズだろう。この作品のガイガンは、北村さんの粘っこい起動シーンと北村監督のはったり魂なアクションが組み合わさりとても良いものだった。

ひどいやられシーンも必見だ。このガイガン、かっこいいのに学習しねぇ!

キングギドラとタッグを組んでゴジラandアンギラスと対峙したことも忘れてはならない。強いかと言われると、そこまで強くはないのだが、ぴりりと強い印象を残す。

スタースクリームかな?

メガロは――この作品は観たことがないものなのでノーコメントである。昭和ゴジラで観ていない作品は、VSメガロとゴジラの逆襲である。ジェットジャガーの活躍シーン、何時かは鑑賞しないとね。

VSメカゴジラなんかはいっぱい観たのに。

一番観たのは、もちろん、ゴジラVSビオランテである!

……このブログ、何のブログだっけ?


そんなガイガン――もちろんファイナルウォーズ版のイラストだ――がMTGに登場!

《深海の破滅、ジャイルーダ》のイラスト違いである。

毀れたメカニズムである【相棒】カードの一角だが、その実力は!?













こいつも駄目かな?








環境当初、スタンで真っ先に話題になった相棒カードはシャイルーダ――ガイガンデッキだ。

その爆発力は環境随一。

マナブーストを重ね、4ターン目にガイガン起動するだけというお手軽MTGだった。



ランプデッキの弱点――マナブーストと土地とデカぶつスペルをバランスよく引く必要があるのが弱点だった。

引きムラに弱いのだ。マナブーストを重ね引いた結果、大量のマナだけで終了することが多々あった。

初手にデカ物はほしくないが、中盤以降は絶対に欲しい……そんな我が侭がなんと相棒で解決!

《鎌爪の未来怪獣、ガイガン》であれば、初手に1枚確実にある。あとは6マナ分のマナベースが来るようマリガンするだけである。

スタン環境であれば、偶数――2マナ域にマナブーストが固まっている。

そして、《魅力的な王子》、《灯の分身》、《深海住まいのタッサ》と繰り返し能力を使えたりコピーできるクリーチャーが偶数域に!

【バントシャイルーダ】

クリーチャー:23枚
4《魅力的な王子》
4《楽園のドルイド》
4《灯の分身》
4《深海住まいのタッサ》
4《夢喰い》
3《深海の破滅、ジャイルーダ》

呪文:12枚
4《成長のらせん》
4《狼柳の安息所》
4《移動経路》

土地:25枚
4《繁殖池》
4《神聖なる泉》
4《寺院の庭》
3《神秘の神殿》
3《寓話の小道》
3《森》
2《島》
2《平地》

サイドボード
1《深海の破滅、ジャイルーダ》
3《霊気の疾風》
3《運命を紡ぐ者》
3《ドビンの拒否権》
2《萎れ》
3《サメ台風》

と、魅力的なデッキだったが、現状、スタンで大きく暴れているわけではない。相棒界においても、ルールスやヨーリオン、ケルーガに後れをとっているのが現状である。



その弱点は――脆いの一言だろう。

《神秘の論争》に代表されるカウンターは当然として、除去やクノロスに当然のように妨害される。

自分は使えないのにー!
カウンターへの弱さは致命的だ。現環境におけるカウンター対策は、《時を解す者、テフェリー》と《神秘の論争》である。

どちらも、奇数だ。相手だけ《神秘の論争》が使えるなんて、ハンデ戦である。

盤面構築から1ターンのタイムラグがあるのも弱点といえる。

返しにラスゴをうたれると終了である。

《魅力的な王子》で隠したり、《超音速女王、モスラ》で除去耐性をつけたりと、一応対策は可能だ。モスラが場に出る状態で、ガイガン×2な盤面になると、4回能力が誘発したりするぞい。

モスラとガイガンの共存なんて、ゴジラファイナルウォーズが好きな人間ならフレーバー的に満点だろう!



それに、動きは派手だが、ゲーム展開が毎回毎回同じになってしまうので飽きやすいという側面もある。

とはいえ、ポテンシャルのあるカードなのは間違いない。

環境から忘れてはいけないカードだ。ガードを下げた瞬間、理不尽な暴力が襲いかかる。

では、スタン以外ではどうだろうか――注目すべきは、偶数の文言。

MTGにおいて、0は偶数。

そして、MTGでは、0という数字は概ね悪い奴らだ。





【ジャイルーダコンボ】

クリーチャー:28枚
2《幻影の像》
4《前駆ミミック》
4《騙り者、逆嶋》
4《灯の分身》
4《もう一人の自分》
3《修復の天使》
1《ファイレクシアの変形者》
3《龍王コラガン》
3《深海の破滅、ジャイルーダ》


呪文:16枚
 4《金属モックス》
4《ライオンの瞳のダイアモンド》
4《水蓮の花びら》
4《厳かなモノリス》 


土地:16枚
4《古えの墳墓》
4《魂の洞窟》
4《裏切り者の都》
4《島》 


サイドボード
1《深海の破滅、ジャイルーダ》
3《活性の力》
3《予期の力線》
4《生命の力線》
2《精神壊しの罠》
2《否定の契約》 


レガシーでも楽しくジャイルーダ。相棒カードの危険さをまず世間に知らしめたのは、レガシーのジャイルーダデッキだったのかもしれない。

スタンの面白カードから、レガシーで1KILL連発の危険カードという進化は、すぐに訪れた。



速攻つけたり、1ターン目に出せたり、悪い人たちです。

おかげでMO即禁止に!?


といっても、MO上のバグのためだが。リリースノートにあるように、ガイガンの能力は墓地から追放されても――黒力線諸々の墓地対策は影響しない。しかし、MOでは何故か引っかかる挙動があったため、全フォーマットでしばらく禁止されていた。

相棒禁止2枚目は、ジャイルーガ!

直観的ではない挙動だが、ジャイルーガは墓地対策が効きづらいのだ。

今はバグが改善され、無事釈放された様子。

とはいえ、最強の猫が環境に鎮座していますが。

レガシーでも、スタン同様その防御力のなさが弱点に。

カウンター1発で結構詰みます。

《ライオンの瞳のダイヤモンド》打ち消されると大変なことに。

猫には勝てなかったよ。



ガイガンは楽しいが、これがMTGかと言われると、やっぱりMTG3だよなぁと。

今までのゲームと感覚が違いすぎて、凄い(小並感)。

相棒は本当にプレイテストしたのだろうか?

ジャイルーダは、現状、相棒軍団の中堅どころという立ち位置。しかし、いつ毀れてもおかしくないカードだ。

理不尽な展開(勝つにしろ負けるにしろ)を是非味わってほしい。

そして、みんなで叫ぼうガイガン起動!



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