2018年11月28日水曜日

【GP静岡直前】イゼットフェニックス覚書【ドレイクもね】

【禁止改定!】

スタンダードandレガシーの二枚看板で行われるGP静岡2018。

禁止改定直後の実施ということで戦線恐懼していた方もいたのではないでしょうか。

そんな禁止改定はといいますと――。

達者で暮らせよ


ということもなく、全フォーマット変更なしとなりました。

モダンは変更加えてもいいと思うんですがねー。

《クラークの鉄工所》さんよぉ。

しかし、ウィザーズ御大が環境は健全といえば健全なのです。カラスは白――そう言われれば、従うしかないのがMTGプレイヤーなのです。

後は構築に勤しむのみ。なんと今回のGP、Byeがないとオンライン登録が出来ません。逆に、Byeがあると紙での登録が出来ません。

あれ、なんか不自由ちゃう?

つまり、当日の朝までばっちり悩めますね!

……GPに出場される方は、ですが。

当ブログ主は、寂しくお仕事の研修に行ってまいります。

切ない……。

来年のGP、京都と横浜には出たいですね。










【イゼットフェニックスについて】


キーカード!


ボロス→ゴルガリ→ヤソコンと変遷したブログ主のスタンダードデッキは、イゼットフェニックスに落ち着きました。

PTスタン部門での10-0や、日本の誇る殿堂プレイヤー渡辺プロのベスト8入賞により、ゴルガリミッドレンジやジェイスカイコントロールともども意識しないといけないデッキの一つになりました。

Tier2ぐらいの実力と数はあると思います。Tier1とするには、その癖のある動きが邪魔するでしょうか。

前記事――初回しから感触が良く、飽きることなく使用しています。

安い間に買っておいてよかった……アリーナでも《孤光のフェニックス》が4枚揃ったので、パーフェクトイゼットで戯れています。

PPTQ2-2、FNM2-1、ショーダウン2-1という、そこそこ勝てるけど勝ちきれない感じですが、いいんです、回していると楽しいので。

そう、楽しいのです。手数の多いデッキは、楽しいですね。

モダンのコンボデッキを彷彿とさせる動きです。

動かし方や、基本の構築に関しては、情報がかなりそろってきています。日本語では、以下の記事に詳しく述べられていますね。

BIG MAGIC所属プロ 井上徹 プロツアー『ラヴニカのギルド』参加レポート

【PTGRN特別企画】なべごく! ~正しいイゼットドレイクの使い方~

《弧光のフェニックス》でブロックせよ!~イゼット・フェニックス完全ガイド

渡辺プロとパスカルプロの記事は、特に秀逸です。井上選手の記事は毛色が違い、デッキテクよりも参加レポートに重きを置いています。

それでも、今回紹介記事に挙げさせていただいたのは、井上選手のデッキが、1マナ域のドローソースを多めにとっているイゼットドレイクだからです。

パスカルプロの記事で述べられるように、《孤光のフェニックス》を使用したイゼットは、大きく2種類に分けられます。

1マナキャントリップを複数枚採用し、《奇怪なドレイク》と《弾けるドレイク》による1点突破をはかる、コンボデッキの装いがあるイゼットドレイク。

2マナドロー+《ゴブリンの電術師》を採用し、除去呪文を多めにとったミッドレンジであるイゼットフェニックスです。

渡辺プロのデッキは、両者のハイブリット型といえるでしょうか。1枚差しの《最高速度》が良い塩梅です。

さらには、チャネル型の、《轟音のクラリオン》を使用したトリコ型や、《パルン=二ヴミゼット》+《潜水》のコンボ(?)を投入した形まで加えると、デッキの大まかな動きこそ一緒ですが、その詳細はより取り見取りといえるでしょうか。

数枚のカードの違いが、戦略や相性差を大きく変えるため、定まった形がないように思えます。

前環境はデッキごとの相性がはっきりしていたため、チューンのし甲斐が全くなかったのですが、禁止改定をする必要のない現環境はどのデッキも強く、それでいて相性差を変えることが出来ます。

では、フェニックスを用いたデッキにおいて、どのカードが戦略に幅を与えるでしょうか。

1:ドロー呪文の選択

《選択》と《航路の作成》は当然の4枚採用です。《急進思想》もほぼ必須です。

これでドロー枠は12枚。

ドロースペルは16枚程度の採用が多いです。

残りは1マナキャントリップで埋めるか、《苦しめる声》or《発見+発散》を採用するかです。

そして、ドロー呪文の選択に影響を与えるのが、とあるクリーチャー――《奇怪なドレイク》の有無でしょう。

このカードがあると、3ターン目からアタッカーorブロッカーを盤面に出すことが出来ます。2マナドローの多いイゼットフェニックスは、どうしても動きが悠長になります。

《アダントの先兵》のブロッカーとなり、《殺戮の暴君》と相打ちが可能です。

ただし、あくまでクリーチャーであり、CIP能力がないため、除去されるとテンポ損やアド損に繋がりやすいです。

《奇怪なドレイク》を強く使いたければ、1マナキャントリップは有効です。また、《最高速度》による一撃必殺を見据えることが出来ます。

一つ定義を加えると、1マナキャントリップや《最高速度》を採用した【イゼットドレイク】は、コンボデッキといえるでしょう。

一方、【イゼットフェニックス】は、ミッドレンジに位置すると思います。

《苦しめる声》や《発見+発散》――2マナのカードが1マナのカードより強いのは、自明の理です。そして、《ゴブリンの電術師匠》が、テンポ負けを防いでくれます。

では、《苦しめる声》と《発見+発散》は、どちらがいいでしょうか?

《苦しめる声》は、カウンターされると目も当てられないとはいえ、2ドローかつ、フェニックスを手札から捨てることが出来ます。

《発見+発散》の魅力は掘れる枚数ですね。ドロースペルの中では最大となる3枚掘ることができ、出す前に墓地を肥やしておきたい各種ドレイクを強く使うことが出来ます。

2:除去の選択

《ショック》4枚は必須です。このデッキでは、序盤の身を守る盾であり、《孤光のフェニックス》のトリガーとなる矛の役を担うなど、役割が多いです。

ドレイクがいれば実質3点火力扱いになりますね。

あとは《溶岩コイル》を複数枚投入し、《標の稲妻》や《幻影の旋律》の採用をどうするかが頭を悩ませるところでしょう。

《溶岩コイル》はあと腐れないカードです。同型は勿論、ゴルガリ・ボロス・赤単と、クリーチャーを採用したデッキであれば概ね有効です。標準的すぎると言えるでしょうか。

《標の稲妻》は、同型やボロスエンジェル、ゴルガリが再度採用し始めた《破滅を囁くもの》に強いです。

このカードでドレイクを2枚落とせば、ほぼ勝ちでしょう。

ただし、3マナは重く、自分より早いデッキには不要配となります。

《パルン=二ヴ・ミゼット》を落とせる点は見逃せません。そのため、トリコや同型相手には残しましょう。

《幻影の旋律》は、1対2交換が容易に可能となります。

特に、ボロスのキラーカードである《アダントの先兵》や《ペナリア史》に効果を発揮します。また、カウンターのたんまり乗った《野茂み歩み》をパクれば、ゴルガリ相手にぐっと勝ちに近づきます。

コントロールには無駄カードですね。

《ゴブリンの電術師》がいないと、間に合わない場面もあります。

3:クリーチャー選択

《孤光のフェニックス》は4枚投入されています。《ゴブリンの電術師》や《弾けるドレイク》も、複数枚投入されています。

あのオーウェン選手の構築は、《孤光のフェニックス》・《ゴブリンの電術師》・《弾けるドレイク》を4積みという綺麗なレシピでした。パスカル選手のデッキを、さらに進めた形という印象を受けました。

先ほど述べた《奇怪なドレイク》は勿論、ほかに採用を検討されるカードは《つぶやく神秘家》と《パルン=二ヴ・ミゼット》です。

《つぶやく神秘家》は、《孤光のフェニックス》による面戦略を押し進めます。また、タフネス5は、現在のスタンダード環境において除去耐性になります。先ほど述べた《溶岩コイル》では落ちません。

ボロスや同型には、無双します。どちらも、鳥トークンの群れを突破できません。

弱点は、ゴルガリミッドレンジです。このデッキに対しては、4マナバニラと同じ扱いです。いくらトークンを出したところで、《殺戮の暴君》+《破滅を囁くもの》というトランプルコンビは容易に突破していきます。

《パルン=二ヴ・ミゼット》は、同型やコントロール相手の最終兵器です。GP優勝を成しとげたトリコの秘密兵器――《パルン=二ヴ・ミゼット》+《潜水》は、イゼットでも有用……なのかもしれません。

というのも、元来、サイド枠にとられることが多いカードでした。早いデッキに弱いカードであり、このデッキが土地の枚数が20~21枚と絞っている点が、メイン投入を躊躇させます。

しかし、遅めのデッキが多いという判断であれば、メイン投入はありでしょう。また、《潜水》というカードは小回りが利き、ドレイクを除去スペルから守ることが出来れば勝利は目前です。

4:シルバーバレットで差をつけろ!

そう、銀の弾丸――シルバーバレット戦術。

古えの時代、《吸血の教示者》による1枚差しカードの水差しは、懐古厨にとって懐かしい話でしょう。

イゼットフェニックスにサーチ手段はありません。しかし、豊富なドローカードが、1枚差しカードを引く確率を押し上げ、疑似シルバーバレット戦術を肯定してくれるのです。

前述した《標の稲妻》や《幻影の旋律》、《つぶやく神秘家》や《パルン=二ヴ・ミゼット》は1枚差しで多く見られます。特定のデッキには強いですが、特定のデッキには無駄カードとなりますからね。

他のシルバーバレット候補としては、《ミラーリ予報》や、《最高速度》、《アズカンダの探索》があげられます。

《ミラーリ予報》は、インスタント/ソーサリー呪文を回収かつ強化します。モード3までいけば勝ったも同然でしょう。キャントリップの多い構築上、掘ることは出来ますがアドバンテージが稼げずマナフラッドしやすいため、回収モードも強いですね。


《最高速度》は、1枚あるだけでコンボモード――急戦が仕掛けられます。渡辺プロのレシピしかり、突然、ドレイクの一殴りで勝つ可能性をデッキに確保することが出来るのです。

《孤光のフェニックス》の打点だけを計算していた相手の鼻っ柱に、ストレートパンチをぶち込んであげましょう。

《アズカンタの探索》は、謂わずと知れたエターナル環境クラスのアドバンテージカードです。

先にも述べたように、このデッキは軽量ドロースペルこそ多いですが、アドバンテージの獲得は困難なため、息切れしやすいです。

このエンチャントは、切り詰めた土地の補助と、無限のリソースを提供してくれます。

【終わりに】

イゼットフェニックスは、戦略の幅の広いデッキです。今は折衷案ともいえる渡辺プロの形を好んで使用していますが、《ミラーリ予報》や《幻影の旋律》といった特定のデッキに効くカードを投入すると、デッキのお洒落感が上がります。

基本相性は、ゴルガリや赤単に強く、トリココントロールやボロスアグロには弱いですが、それも構築により変わりますね。ただ、トリコの攻略は本当に大変です。

ゴルガリとの相性に、要注意。あくまで基本であり、《破滅を囁くもの》採用型には苦戦を強いられます。ミッドレンジの王者であるゴルガリにとって、イゼットフェニックスは克服できないデッキではないのです。

次期環境まではこのデッキを基本として遊ぶことになると思います。

スタンでモダンの動きをすれば勝てる――禁止カードの歴史が証明しています。

使用に関しては、難易度が高いと言われており、確かにリソース管理は大変です。先のドローの確立を考えつつ、手札・盤面・墓地をフルに使い必要があります。

しかし、ミッドレンジデッキの中でも、ビートに寄っているとは忘れないようにしましょう。

GP静岡――一体、どの戦略が栄光の時を刻むでしょうか。

そして、そろそろあの時期が――モダン神挑戦者決定戦がきたる12/16に開催されます。

今までは性懲りもなくカウンターカンパニーを使用していましたが、そろそろ違うデッキを使おうと考えています。

――そう、アークライトフェニックスを!!!











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